85 / 197
状況の人、異世界で無双する
状況の人、テロ防止に向かう5
しおりを挟む
更にそれは、高台で見張っているカレンでも、市の警衛隊に通報すべく詰所付近で待機しているイーミュウでもない。
「なんで連中、警衛に突き出さないんだよ! あたしの情報が当たってるのは分かったんだろ!? なら、あいつら警衛隊に引き渡して報奨金もらって、あたしにいくらか払うのが筋ってもんでしょうが!」
倉庫と倉庫の間から飛び出してきた女が、龍海らに猛然とブー垂れてきた。
「よ、イノミナ。この気配、やっぱおまえだったか?」
ブーイングの声主は、自称情報屋のイノミナだった。
付近にこっそり隠れて、事の次第を観察していたらしい。
「分け前目当てですか? だったらなぜ、彼らがいる間に出て来なかったんです?」
「え? いや、だって……あ、あんたらにタレ込んだのがあたしだって、あいつらにバレちゃうじゃんか……」
――なるほど?
「あら、この人なの? シノさんが力ずくで部屋に引っ張り込んだ女って」
「おい、洋子! 言い方!」
「そうだよぉ。腕引っ掴んで無理やり連れ込まれて押し倒されてぇ」
「意図的に誤解させるような言動はやめい! ……あ~、それはまあ、ともかくだ。お前の情報は正しかったな。おかげで焼討ちは未然に防げたから、そこは感謝するよ。今頃イーミュウが、警衛隊に話してこちらに向かって来ているはずだし、状況の説明が終わったらちゃんと謝礼はするよ」
「マジで!? 毎度アリ!」
「んで、この情報ソースも教えてくれると嬉しいんだけどな~」
「そりゃ勘弁してよ。情報屋には情報屋の仁義ってモンがあるんだからね?」
「ん~、そっかぁ……じゃ、あのティーグって奴の情報なら、いくらだい?」
「ティーグ? さっきのウルフかい?」
龍海がイノミナにティーグの調査を依頼し始めた。
「卿。もしかしてですが、奴を解放したのは彼女に奴やその後ろを調べさせるため、だったんですね?」
連中を捕縛せずに解放したことにロイは釈然としていない様子だった。しかしこれなら納得、とばかりに龍海に問いかけた。
「正~解。奴はなんて言うか、過激派っぽくないんだよな。もしもウラが有るなら警衛隊に突き出しても何も喋らないだろうし、なら国に帰して背景を探った方がいいかな? てな」
「そうかぁ、なるほどねぇ~。で、奴のどんな情報を?」
イノミナも乗ってきた。ティーグを解放した事で取り分が無くなるかと思いきや、瓢箪から駒。
「そうだねぇ。出自や略歴、現在の他のテロ活動との関連とか?」
「ん~……大銀貨4枚!」
「え!? 高くないですか? 庶民の一般家庭の家計、おおむね一月分ですよ? 身辺調査ならせいぜい1~2枚くらいで!」
「だったら他を当たりなよ」
「ふ~ん、てぇ事はぁ、奴の素性を洗うにはその報酬に見合った手間が掛かるってこったな? いいとこの家系とか、為政の連中に絡んでるとか、既にある程度知ってたり? なんか朧気に奴の素性が浮かんでくるなぁ~」
「……カンのいい奴って情報屋からは嫌われるよ?」
イノミナ、ちょっくらお顔がブスっと。
「わかった。んじゃあ、とりあえず奴の最新情報を洗ってくれないか? 前金で大銀貨2枚、満足のいく情報を持ってきてくれれば、その時に今回の謝礼も含めて4枚払おう」
「都合6枚!? OK! 受けるよ、その依頼!」
イノミナ、今度はお顔がパァッっと。
などと交渉している内に、カレンのいる高台の方が騒がしくなってきた。
「タツミ~。娘っこが警衛隊連れてそっち向かっとるぞ~」ザッ
イーミュウには倉庫内に突入したあたりから無線を繋ぎっぱなしにしており、ティーグらが撤収した直後、警衛隊へ出動の要請を指示しておいたのだが、どうやらご到着の様である。
「ん~……連中と騒がしくなるのは、あんまり好きじゃないな~。シノサンの旦那? あたしはこれでフケるよ。調査報告は昨日泊まってた宿へ持って行けばいいかい?」
「ああ、どれくらい掛かる?」
「10日~半月くらい貰おうかな」
「わかった」
そう言うとイノミナは、龍海から銀貨2枚を受け取って立ち並ぶ倉庫の陰に消えて行った。置かれた木箱や放置された廃材をヒョイヒョイ飛び越えて行き、相も変わらず俊敏な動きであった。
「シノさん。あのティーグって奴に、何か気に掛かる事でもあるの?」
イノミナが去ったことを認めると、洋子が龍海に質問。
「うん。さっきも言ったけど、あいつは今回の頭を張っていたが、なんだか過激派のリーダーって感じとはちょっと違うんだよな。今日の焼討ちでも、テロそのものが目的じゃない、あくまで手段の一つでやってるって、そんな感じがしてさ」
「う~ん、確かに他の頭に血が上りやすい連中と違って、落ち着いてては居たよね。昼間に見た連中入れても、ウルフの中では一番冷静沈着って言うか?」
「そう、目前じゃなくて、その先を見ている雰囲気が出てたっつーかね?」
「シノさん?」
「ん?」
「こういう時に使う言葉じゃないのかもしれないけどさ……」
「うん?」
「シノさんさ。あのウルフを『同類相憐れむ』みたいに思ってない?」
「同類? 俺と奴が? む~、そんな風に見え……んん?」
ちょいと洋子の言葉の意図に図星を突かれかけた龍海だったが、言われて自身の脳裏にも何かが繋がった気がした。
――あいつの思っている仮想敵も、やはり……
「あ、シノノメ卿! 倉庫番の人たちの事、ほったらかしですよ!」
ロイが叫ぶ。
「おっといけねぇ! 警衛隊が来る前に介抱しないと。洋子、ロイ、行くぞ!」
三人は倉庫番がまとめられている物置き場に向かった。
♦
魔導王国の首都モーグに隣接するシーエス領側の東に領地を持つ、ウェアウルフのホーグ・ビアンキ侯爵の邸宅に、パンター・ティーグ一等軍曹はウェアウルフ軍の第二歩兵連隊長であるチェリオ大佐の侍従として訪れていた。
「奥様……ティーグ一曹殿が御面会をと……」
日差しの和らいだ午後三時のテラスで、今年の新茶を頂いていたティナ・ビアンキ侯爵夫人に侍女が報告に来た。
「あら、大佐のお付きでいらしたのね? いいわ、お通しして」
人で言えば30代終盤くらい。それでいて「年齢など、どうでもええわ」と思わせるほどの麗しき気品あふれる、ザ・貴婦人と呼びたくなるビアンキ候夫人。ウルフ族の中でも白狼――と言うより銀の体毛を誇る血統で、その美しさは男女問わず領民のため息を誘うほどの憧れの的であった。本人曰く「もう、おばあちゃんの縄張りですわ」という謙遜も、燐としながらも若干小さめな耳が、力強くそそり立つ男性ウルフらの耳より可愛らしさ、愛くるしさを演出し、嫌みに聞こえるほど。
そんな夫人の指示を受けて、侍女はテラスの出入口で待機していたティーグを案内した。
「侯爵夫人に於かれましてはご機嫌麗しく。第二歩兵連隊パンター・ティーグ一等軍曹、ハスク公爵夫人より、この品をお渡しする様に、と託り罷り越しました」
畏まった口上を述べつつティーグは、携えていた手の平より一回り大きな箱をティナ・ビアンキ侯爵夫人に差し出した。
「ご贔屓の、ハスク領随一の菓子職人による最新作だそうで……」
「まあまあ、嬉しい事! 公爵夫人にはいつも良いものを頂いてばかりで申し訳ないわ~。早速お茶のお供に……ティーグ一曹さん、よろしかったらご一緒しません?」
受け取るや否や、ティナは包装を解き始めて箱をテーブルの上に置いて蓋を開けた。
箱の中身はクッキーの様な焼き菓子であった。様々な甘味――チップやゼリーがトッピングされており、茶請には最適であろう。
「身に余る栄誉でございますが、私の如き一介の下士官が、侯爵夫人との御相伴など恐れ多い限りでございまして……」
「あらまあ、つれないお返事! だって、このお菓子を私一人で引き受ける事にもなれば、お腹があっと言う間に三つに分かれてしまいますわ。そうなったら侯爵様に離縁されてしまいそう!」
などと侯爵夫人、ちょいと意地悪な流し目も添えて。
「なんで連中、警衛に突き出さないんだよ! あたしの情報が当たってるのは分かったんだろ!? なら、あいつら警衛隊に引き渡して報奨金もらって、あたしにいくらか払うのが筋ってもんでしょうが!」
倉庫と倉庫の間から飛び出してきた女が、龍海らに猛然とブー垂れてきた。
「よ、イノミナ。この気配、やっぱおまえだったか?」
ブーイングの声主は、自称情報屋のイノミナだった。
付近にこっそり隠れて、事の次第を観察していたらしい。
「分け前目当てですか? だったらなぜ、彼らがいる間に出て来なかったんです?」
「え? いや、だって……あ、あんたらにタレ込んだのがあたしだって、あいつらにバレちゃうじゃんか……」
――なるほど?
「あら、この人なの? シノさんが力ずくで部屋に引っ張り込んだ女って」
「おい、洋子! 言い方!」
「そうだよぉ。腕引っ掴んで無理やり連れ込まれて押し倒されてぇ」
「意図的に誤解させるような言動はやめい! ……あ~、それはまあ、ともかくだ。お前の情報は正しかったな。おかげで焼討ちは未然に防げたから、そこは感謝するよ。今頃イーミュウが、警衛隊に話してこちらに向かって来ているはずだし、状況の説明が終わったらちゃんと謝礼はするよ」
「マジで!? 毎度アリ!」
「んで、この情報ソースも教えてくれると嬉しいんだけどな~」
「そりゃ勘弁してよ。情報屋には情報屋の仁義ってモンがあるんだからね?」
「ん~、そっかぁ……じゃ、あのティーグって奴の情報なら、いくらだい?」
「ティーグ? さっきのウルフかい?」
龍海がイノミナにティーグの調査を依頼し始めた。
「卿。もしかしてですが、奴を解放したのは彼女に奴やその後ろを調べさせるため、だったんですね?」
連中を捕縛せずに解放したことにロイは釈然としていない様子だった。しかしこれなら納得、とばかりに龍海に問いかけた。
「正~解。奴はなんて言うか、過激派っぽくないんだよな。もしもウラが有るなら警衛隊に突き出しても何も喋らないだろうし、なら国に帰して背景を探った方がいいかな? てな」
「そうかぁ、なるほどねぇ~。で、奴のどんな情報を?」
イノミナも乗ってきた。ティーグを解放した事で取り分が無くなるかと思いきや、瓢箪から駒。
「そうだねぇ。出自や略歴、現在の他のテロ活動との関連とか?」
「ん~……大銀貨4枚!」
「え!? 高くないですか? 庶民の一般家庭の家計、おおむね一月分ですよ? 身辺調査ならせいぜい1~2枚くらいで!」
「だったら他を当たりなよ」
「ふ~ん、てぇ事はぁ、奴の素性を洗うにはその報酬に見合った手間が掛かるってこったな? いいとこの家系とか、為政の連中に絡んでるとか、既にある程度知ってたり? なんか朧気に奴の素性が浮かんでくるなぁ~」
「……カンのいい奴って情報屋からは嫌われるよ?」
イノミナ、ちょっくらお顔がブスっと。
「わかった。んじゃあ、とりあえず奴の最新情報を洗ってくれないか? 前金で大銀貨2枚、満足のいく情報を持ってきてくれれば、その時に今回の謝礼も含めて4枚払おう」
「都合6枚!? OK! 受けるよ、その依頼!」
イノミナ、今度はお顔がパァッっと。
などと交渉している内に、カレンのいる高台の方が騒がしくなってきた。
「タツミ~。娘っこが警衛隊連れてそっち向かっとるぞ~」ザッ
イーミュウには倉庫内に突入したあたりから無線を繋ぎっぱなしにしており、ティーグらが撤収した直後、警衛隊へ出動の要請を指示しておいたのだが、どうやらご到着の様である。
「ん~……連中と騒がしくなるのは、あんまり好きじゃないな~。シノサンの旦那? あたしはこれでフケるよ。調査報告は昨日泊まってた宿へ持って行けばいいかい?」
「ああ、どれくらい掛かる?」
「10日~半月くらい貰おうかな」
「わかった」
そう言うとイノミナは、龍海から銀貨2枚を受け取って立ち並ぶ倉庫の陰に消えて行った。置かれた木箱や放置された廃材をヒョイヒョイ飛び越えて行き、相も変わらず俊敏な動きであった。
「シノさん。あのティーグって奴に、何か気に掛かる事でもあるの?」
イノミナが去ったことを認めると、洋子が龍海に質問。
「うん。さっきも言ったけど、あいつは今回の頭を張っていたが、なんだか過激派のリーダーって感じとはちょっと違うんだよな。今日の焼討ちでも、テロそのものが目的じゃない、あくまで手段の一つでやってるって、そんな感じがしてさ」
「う~ん、確かに他の頭に血が上りやすい連中と違って、落ち着いてては居たよね。昼間に見た連中入れても、ウルフの中では一番冷静沈着って言うか?」
「そう、目前じゃなくて、その先を見ている雰囲気が出てたっつーかね?」
「シノさん?」
「ん?」
「こういう時に使う言葉じゃないのかもしれないけどさ……」
「うん?」
「シノさんさ。あのウルフを『同類相憐れむ』みたいに思ってない?」
「同類? 俺と奴が? む~、そんな風に見え……んん?」
ちょいと洋子の言葉の意図に図星を突かれかけた龍海だったが、言われて自身の脳裏にも何かが繋がった気がした。
――あいつの思っている仮想敵も、やはり……
「あ、シノノメ卿! 倉庫番の人たちの事、ほったらかしですよ!」
ロイが叫ぶ。
「おっといけねぇ! 警衛隊が来る前に介抱しないと。洋子、ロイ、行くぞ!」
三人は倉庫番がまとめられている物置き場に向かった。
♦
魔導王国の首都モーグに隣接するシーエス領側の東に領地を持つ、ウェアウルフのホーグ・ビアンキ侯爵の邸宅に、パンター・ティーグ一等軍曹はウェアウルフ軍の第二歩兵連隊長であるチェリオ大佐の侍従として訪れていた。
「奥様……ティーグ一曹殿が御面会をと……」
日差しの和らいだ午後三時のテラスで、今年の新茶を頂いていたティナ・ビアンキ侯爵夫人に侍女が報告に来た。
「あら、大佐のお付きでいらしたのね? いいわ、お通しして」
人で言えば30代終盤くらい。それでいて「年齢など、どうでもええわ」と思わせるほどの麗しき気品あふれる、ザ・貴婦人と呼びたくなるビアンキ候夫人。ウルフ族の中でも白狼――と言うより銀の体毛を誇る血統で、その美しさは男女問わず領民のため息を誘うほどの憧れの的であった。本人曰く「もう、おばあちゃんの縄張りですわ」という謙遜も、燐としながらも若干小さめな耳が、力強くそそり立つ男性ウルフらの耳より可愛らしさ、愛くるしさを演出し、嫌みに聞こえるほど。
そんな夫人の指示を受けて、侍女はテラスの出入口で待機していたティーグを案内した。
「侯爵夫人に於かれましてはご機嫌麗しく。第二歩兵連隊パンター・ティーグ一等軍曹、ハスク公爵夫人より、この品をお渡しする様に、と託り罷り越しました」
畏まった口上を述べつつティーグは、携えていた手の平より一回り大きな箱をティナ・ビアンキ侯爵夫人に差し出した。
「ご贔屓の、ハスク領随一の菓子職人による最新作だそうで……」
「まあまあ、嬉しい事! 公爵夫人にはいつも良いものを頂いてばかりで申し訳ないわ~。早速お茶のお供に……ティーグ一曹さん、よろしかったらご一緒しません?」
受け取るや否や、ティナは包装を解き始めて箱をテーブルの上に置いて蓋を開けた。
箱の中身はクッキーの様な焼き菓子であった。様々な甘味――チップやゼリーがトッピングされており、茶請には最適であろう。
「身に余る栄誉でございますが、私の如き一介の下士官が、侯爵夫人との御相伴など恐れ多い限りでございまして……」
「あらまあ、つれないお返事! だって、このお菓子を私一人で引き受ける事にもなれば、お腹があっと言う間に三つに分かれてしまいますわ。そうなったら侯爵様に離縁されてしまいそう!」
などと侯爵夫人、ちょいと意地悪な流し目も添えて。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる