108 / 197
状況の人、異世界で無双する
状況の人、収監中1
しおりを挟む
「タツミ!」
カレンが叫んだ。
言われた龍海はラリから目を離さずに、ただ頷いただけであった。
カレン同様、彼の索敵+も反応を感じ取っていたのだ。
「ロイ、周りを警戒しろ! 何か近づいてくるぞ!」
「は、はい!」
ロイは64式を構えて肉眼での索敵に入った。
龍海とカレンのただならぬ顔つきに、洋子もロイが腰に吊っていたG17を抜き出してスライドを僅かに引き、弾薬が薬室内に既に装てんされていることを確認。まだ重い頭を抱えながらも警戒に入る。
イーミュウも転がされている龍海のM500を手に取った。
ドドドドドド!
地と腹が震える、重く低い音が周りの空気を揺るがしている。
「騎馬隊じゃな? かなりの速度を出しておるな」
ラリはすでに身動き出来ていないと判断した龍海も、目を凝らしてみた。
前方の街道はこの先まで少し上りになっており、500mほど先で下りになっている。
そこから恐らくは騎馬隊の速度ゆえであろう、立ち込める砂煙が見え始めた。
――到着まではもう一息有るかな? しかしこの反応は……
別方向……と思った瞬間、
ダダダダ!
4本の矢が一番前に出ていたロイの足元に打ち込まれてきた。
龍海はラリの動向を注視しつつ、視界の端でその矢の射手を視認した。
――有翼種?
矢は空から飛んできた。
「空戦機動遊撃隊!」
ロイが叫んだ。
「空戦機動……? 初めて聞くな? 名前からして飛行種族の兵が空から襲撃してくるのか?」
「御明察です。速度も速く、機動性に優れており、偵察、後方撹乱等、遊撃戦を得意とする魔族の精鋭部隊です!」
――特戦群みたいなもんかな?
「全員、そこを動くな!」
兵の一人が弓を構えながら前進し、叫んだ。
見たところ滞空している兵は4人。距離にして約30~40mの間で展開。ロイや洋子らにも散弾銃を持たせれば撃墜出来ない数ではない。
しかし、見立て通りの特戦群的な部隊であれば、森の中や地面のくぼみに伏兵が潜んでいる可能性もある。
いきなり全戦力を晒け出してしまう、なんて部隊ならロイが言うほどの精鋭とは思えない。
「ロイ、洋子。ゆっくりこっちへ来い、円陣を組むように見せかけろ。その間に銃はすべて収納に回収する」
「投降するのかや?」
「正面切って正規軍とやり合うのは得策じゃない。それに俺たちを殺る気なら初弾で当てていたはず。生かしたまま捕らえる気だろう。なら銃は見せたくない」
全員は頷くと龍海に寄って、銃をそっと差し出した。
龍海はそれらを素早く収納し、代わりに剣や小刀を渡す。
「いつまで捕まってんだよイノミナ。そいつはもうデクだぞ?」
「へ?」
言われてイノミナは、掛けられていたラリの腕をそうっと押し返してみた。
すると腕は何の抵抗も無く垂れ下がっていった。
ゆっくり振り向いてみると、ラリは絵に描いたような茫然自失であった。
龍海による未知の武器の威力を見せつけられ、今度は魔族軍の最精鋭部隊に捕捉されてしまったのだ。完全に自我が崩壊してしまっていた。
イノミナが離れると、ラリはそのままペタンと座り込んでしまい、涙と涎を垂らしまくっていた。
「ふう……」
イノミナは龍海のところまで歩むと、緊張が解けたのか、まだ薬が残っているのか、龍海の胸に崩れ込んできた。
「イノミナ!」
反射的にイノミナを抱きかかえる龍海。
「大丈夫か?」
コクコクと頷くイノミナ。
「旦那……ごめんよぉ……」
「謝らなくていいよ。無事でよかった」
「ごめんよぉ、脚引っ張っちゃって、ごめんよぉ……うぐ、えぐっ」
緊張の糸が一気に切れたのか、イノミナは龍海の胸にしがみついてすすり泣きを始めた。
――怖かったか? なんのかんのでやっぱ女の子だよな……
龍海は遊撃隊に睨まれながら、騎馬隊がここまで到着する間もイノミナを胸の中で泣かせてあげていた。
♦
「ハト?」
「まあ、俗称なんだけどね。飛行種の中でも飛ぶのが早い奴がその任に着くんだけど、ほら、空って障害が無いじゃん? 曲がりくねった道も無いし目標まで一直線で目指せるわけでさ。だから旦那のじいぷより早く伝達できるんだよ」
「なるほど、それでミニモからハトが飛んで、エームスの遊撃隊が出張ってきたわけか。空戦機動遊撃隊……隊名に劣らない機動力だな。でも騎馬隊も早かったな。エームスからあの速度じゃ馬、潰れるんじゃね?」
「山岳演習中の騎馬隊でも居たんだろうね。そこに声を掛けてから旦那たちを捕捉しに来たんだと思うよ。野外演習って領内の監視や見回りも兼ねてるから」
エームス市内の警衛隊本部留置場に放り込まれた龍海は、同じ房に入れられたイノミナの報告とエームスの防衛部隊についての説明を受けていた。
あの交差点で遊撃隊に捕捉され、到着したエームス軍騎馬隊にミニモ市で起きた奴隷商襲撃事件と正門検閲兵に対する暴行傷害の犯人として逮捕・拘束された龍海たちはエームス市まで連行、そのまま収監されてしまったのだ。
ただ、留置所の房数は少ないため一房に2人とされ、イノミナの調査報告を聞きたかった事もありイノミナとの同室を希望したのだ。
「何か不満かや? ヨウコ?」
「別にぃ?」
カレンと同室となった洋子は、不満は無いが機嫌も良くないという調子で答えた。
「そうじゃろうのう。不満があるとすれば、お主と母娘設定にされた我の方だからの!」
ここのところ熟女呼ばわりはともかく、母親呼ばわりやらババァ呼ばわりやら、カレンは三隣亡であった。
因みにロイとイーミュウは兄妹、龍海とイノミナは恋仲設定である。
「そりゃまあ、さすがにあたしくらいの娘がいるほどの年齢に見られたら……うん、一言言いたくもなるのかしらねぇ?」
「全く~。大体が我はこれでも処女ぞ?」
「は? その歳で?」
と思わず口にしてしまった洋子であったが、すぐに自分の疑問が現実にそぐわない事に気付いた。
人型のカレンは、見た目こそ30代中盤~終盤ていどの美魔女ではある。
だが古龍である彼女の実年齢は少なくとも3桁、事によっては4桁である可能性も否定できないのだ。
「我ら古龍はオスが居らんから、古龍同士で番うことはあり得んし」
「出会いが無い、どころじゃないよね~。で、他種族の男とスルんだっけ?」
「おうよ。以前にも話したが、古龍にとってオスの子種は受胎の起爆剤に過ぎんからの。故に番ったら百発百中で孕むでな」
「マジ!?」
「うむ。だから子を産んだことの無い我は紛うこと無き処女! と言う訳よ。ところでお主は?」
「聞くな!」
カレンが叫んだ。
言われた龍海はラリから目を離さずに、ただ頷いただけであった。
カレン同様、彼の索敵+も反応を感じ取っていたのだ。
「ロイ、周りを警戒しろ! 何か近づいてくるぞ!」
「は、はい!」
ロイは64式を構えて肉眼での索敵に入った。
龍海とカレンのただならぬ顔つきに、洋子もロイが腰に吊っていたG17を抜き出してスライドを僅かに引き、弾薬が薬室内に既に装てんされていることを確認。まだ重い頭を抱えながらも警戒に入る。
イーミュウも転がされている龍海のM500を手に取った。
ドドドドドド!
地と腹が震える、重く低い音が周りの空気を揺るがしている。
「騎馬隊じゃな? かなりの速度を出しておるな」
ラリはすでに身動き出来ていないと判断した龍海も、目を凝らしてみた。
前方の街道はこの先まで少し上りになっており、500mほど先で下りになっている。
そこから恐らくは騎馬隊の速度ゆえであろう、立ち込める砂煙が見え始めた。
――到着まではもう一息有るかな? しかしこの反応は……
別方向……と思った瞬間、
ダダダダ!
4本の矢が一番前に出ていたロイの足元に打ち込まれてきた。
龍海はラリの動向を注視しつつ、視界の端でその矢の射手を視認した。
――有翼種?
矢は空から飛んできた。
「空戦機動遊撃隊!」
ロイが叫んだ。
「空戦機動……? 初めて聞くな? 名前からして飛行種族の兵が空から襲撃してくるのか?」
「御明察です。速度も速く、機動性に優れており、偵察、後方撹乱等、遊撃戦を得意とする魔族の精鋭部隊です!」
――特戦群みたいなもんかな?
「全員、そこを動くな!」
兵の一人が弓を構えながら前進し、叫んだ。
見たところ滞空している兵は4人。距離にして約30~40mの間で展開。ロイや洋子らにも散弾銃を持たせれば撃墜出来ない数ではない。
しかし、見立て通りの特戦群的な部隊であれば、森の中や地面のくぼみに伏兵が潜んでいる可能性もある。
いきなり全戦力を晒け出してしまう、なんて部隊ならロイが言うほどの精鋭とは思えない。
「ロイ、洋子。ゆっくりこっちへ来い、円陣を組むように見せかけろ。その間に銃はすべて収納に回収する」
「投降するのかや?」
「正面切って正規軍とやり合うのは得策じゃない。それに俺たちを殺る気なら初弾で当てていたはず。生かしたまま捕らえる気だろう。なら銃は見せたくない」
全員は頷くと龍海に寄って、銃をそっと差し出した。
龍海はそれらを素早く収納し、代わりに剣や小刀を渡す。
「いつまで捕まってんだよイノミナ。そいつはもうデクだぞ?」
「へ?」
言われてイノミナは、掛けられていたラリの腕をそうっと押し返してみた。
すると腕は何の抵抗も無く垂れ下がっていった。
ゆっくり振り向いてみると、ラリは絵に描いたような茫然自失であった。
龍海による未知の武器の威力を見せつけられ、今度は魔族軍の最精鋭部隊に捕捉されてしまったのだ。完全に自我が崩壊してしまっていた。
イノミナが離れると、ラリはそのままペタンと座り込んでしまい、涙と涎を垂らしまくっていた。
「ふう……」
イノミナは龍海のところまで歩むと、緊張が解けたのか、まだ薬が残っているのか、龍海の胸に崩れ込んできた。
「イノミナ!」
反射的にイノミナを抱きかかえる龍海。
「大丈夫か?」
コクコクと頷くイノミナ。
「旦那……ごめんよぉ……」
「謝らなくていいよ。無事でよかった」
「ごめんよぉ、脚引っ張っちゃって、ごめんよぉ……うぐ、えぐっ」
緊張の糸が一気に切れたのか、イノミナは龍海の胸にしがみついてすすり泣きを始めた。
――怖かったか? なんのかんのでやっぱ女の子だよな……
龍海は遊撃隊に睨まれながら、騎馬隊がここまで到着する間もイノミナを胸の中で泣かせてあげていた。
♦
「ハト?」
「まあ、俗称なんだけどね。飛行種の中でも飛ぶのが早い奴がその任に着くんだけど、ほら、空って障害が無いじゃん? 曲がりくねった道も無いし目標まで一直線で目指せるわけでさ。だから旦那のじいぷより早く伝達できるんだよ」
「なるほど、それでミニモからハトが飛んで、エームスの遊撃隊が出張ってきたわけか。空戦機動遊撃隊……隊名に劣らない機動力だな。でも騎馬隊も早かったな。エームスからあの速度じゃ馬、潰れるんじゃね?」
「山岳演習中の騎馬隊でも居たんだろうね。そこに声を掛けてから旦那たちを捕捉しに来たんだと思うよ。野外演習って領内の監視や見回りも兼ねてるから」
エームス市内の警衛隊本部留置場に放り込まれた龍海は、同じ房に入れられたイノミナの報告とエームスの防衛部隊についての説明を受けていた。
あの交差点で遊撃隊に捕捉され、到着したエームス軍騎馬隊にミニモ市で起きた奴隷商襲撃事件と正門検閲兵に対する暴行傷害の犯人として逮捕・拘束された龍海たちはエームス市まで連行、そのまま収監されてしまったのだ。
ただ、留置所の房数は少ないため一房に2人とされ、イノミナの調査報告を聞きたかった事もありイノミナとの同室を希望したのだ。
「何か不満かや? ヨウコ?」
「別にぃ?」
カレンと同室となった洋子は、不満は無いが機嫌も良くないという調子で答えた。
「そうじゃろうのう。不満があるとすれば、お主と母娘設定にされた我の方だからの!」
ここのところ熟女呼ばわりはともかく、母親呼ばわりやらババァ呼ばわりやら、カレンは三隣亡であった。
因みにロイとイーミュウは兄妹、龍海とイノミナは恋仲設定である。
「そりゃまあ、さすがにあたしくらいの娘がいるほどの年齢に見られたら……うん、一言言いたくもなるのかしらねぇ?」
「全く~。大体が我はこれでも処女ぞ?」
「は? その歳で?」
と思わず口にしてしまった洋子であったが、すぐに自分の疑問が現実にそぐわない事に気付いた。
人型のカレンは、見た目こそ30代中盤~終盤ていどの美魔女ではある。
だが古龍である彼女の実年齢は少なくとも3桁、事によっては4桁である可能性も否定できないのだ。
「我ら古龍はオスが居らんから、古龍同士で番うことはあり得んし」
「出会いが無い、どころじゃないよね~。で、他種族の男とスルんだっけ?」
「おうよ。以前にも話したが、古龍にとってオスの子種は受胎の起爆剤に過ぎんからの。故に番ったら百発百中で孕むでな」
「マジ!?」
「うむ。だから子を産んだことの無い我は紛うこと無き処女! と言う訳よ。ところでお主は?」
「聞くな!」
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
【完結】うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる