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しおりを挟むお前と一緒にするんじゃないよ
曇ってのはね
自分でここだと決めてここにいるのさ
たまには空の半分だけを覆ってみたり
その端を遊んでみたり
ずいぶんとイキなやつなのさ
――――――――――――――――――――――
惜しげもなくたっぷりと布を使って
ようやく女の子になれた気がした
――――――――――――――――――――――
水平線摘まんで引っ張ると
世界はどこまでも伸びた
私の腕の長さを超えて
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