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しおりを挟む竹のつり橋
両腕伸ばして
バランスとってみるけど
ほんとは期待している
天地ひっくり返るみたいな
そしたら血が頭にのぼっちゃうのかしら
それとも
ひっくり返ってるのは僕だけ?
一歩の踏み心地はみんな違ってて
いつまで見てても飽きないのさ
すぐそこまで空が追ってたって
なんてこたぁないのさ
海はどこにいるの
ここにいるさ
海はいつまでいるの
気が済むまでいるさ
僕が歩幅変えなくても
刻刻とこの橋は変わっていくのに
何を迷ってるのさ
風は吹かないよ
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