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しおりを挟む何を語りだすのか
僕は見上げた
講壇の上はなんだか暑そうだった
でもそれは僕も同じだ
わくわくしていた
いや、ざわざわしていた
今から彼女が語りだすのは
いや吐き出すのは
最後の 最後の空気
彼女には必要だったもの
きっとみんなそうだ
生きていくために
口の中に必死でかくまっていた
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