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第7話【森の民との和解し森を出たら…】
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あらすじ: 朝起きるとちゃっかり待たせたらしく怒られる秀吉。その後キースにバトルポーチを貰いいざ森へ。危険なく森に着くと別々に動き行動するが秀吉の前に精霊ではなく森の民が現れた。
「やい!ヒューマン!無駄な抵抗は身を滅ぼすぞ!」
「…ナンだぁ?俺とヤンのか?あり得ないわな~クッハッハッハ!」
秀吉は盛大に高笑いすると森の民数名が怒りの余り秀吉に向けて矢を放つ。しかし!
「よっと!パシパシパシ。」
秀吉は矢の先端を避けて体の部分を掴みパラパラと地面に落とす。
「お前ら…敵と認めてもいいんだよなぁ!コラァ!」
威圧混じりで怒鳴ると森の民がオロオロと混乱した。すると帽子を被った小人が秀吉の前に着地して降りた。
「アンタ…ひょっとして少し前この近くでグーグー寝てた者か?」
「うっ、わ、悪いかよ!」
突如身の覚えがある事を言われて若干怯む。
「なるほど。今回も腹が減って来たのか?」
おっ、話の分かるヤツか?
秀吉のその場に座り来た理由を話した。
「ふむふむ。理由はわかった。森を焼き壊す事はしないのだな?」
「するわけねぇーだろ!こんなうまい果物に綺麗な環境を壊す何て狂ってるだろ?」
帽子を被った小人は手を口に当てて考えた。
「その泉は先代の森の民が大切に守ってきた泉なのだ。我ら森の民以外は触れるのは止めてくれ。」
触れるなって言ってもな…沈んだ宝箱が欲しいのに。んっ?ならば。
「わかった。俺は触れない。だが!泉に沈んだ宝箱が欲しい。アンタらなら取れるんじゃないのか?」
秀吉は泉を指差して要求した。
「フム。あれか…触れないと約束した以上我らも協力しよう。」
10人くらいの森の民が木から降りて来て泉の前で祈りの様な儀式をした。終わると静かに泉に入っていった。
宝箱は10人一斉に持ち上げながら秀吉の前に置かれた。
「すまねぇな。俺も手に入れた以上!泉に触れないしすぐに退散する。後2人森にに来ているが泉に行かない様に言っておく。これでいいか?」
「ウム。我らはこれで退散する。」
森の民は木と木を移動して姿をくらませた。
「…ま、いいや。宝箱が手に入ったんだしな。」
秀吉は宝箱を持ちながら集合場所の森の門に向かった。
入口の門に到着するとキースとライルが門の手前で待っていた。
「よぉ、遅くなったか?」
「いや、俺達も今着いた所だ。」
「やっぱ森はいいね。収穫ありだよ。」
「こちらも収穫ありだぁ。見ろ!御宝だ。」
秀吉は宝箱をキースとライルに見せる。
「スゲーな。宝箱なんて初めて見たぜ。」
「どこで見つけたの?」
「実はな…」
秀吉が森の民の話と泉について2人に話した。
「その森の民が精霊の正体な訳か。」
「泉は興味あったけど仕方ないね。」
「勝てなくはないが面倒だから宝箱だけ挙げてもらったわ。しかしこの宝箱…錆びてんのか開かねぇんだよな。」
ガチャガチャと弄るが開く気配がない。
「俺のとーちゃんなら開け方解るかもしれない。俺のアイテムポーチに入れてもいいか?」
「開かねぇ箱は意味がないからな。キース、頼む。」
キースはアイテムポーチを取り出して宝箱に近づける。すると掃除機の様にスポッと音をたてながら宝箱を吸い込んだ。
「さてと…んっ?ナンだぁ?あの煙は?」
森を出た3人は黒々とした煙を見た。秀吉達は急いでその煙の方向を見た!カッサーラの方向…。
「キース!ライル!走るぞ!」
「なっ!?村に煙が!」
「行こう!」
3人は急いで村に走って行った。幸いな事にモンスターの気配がないが3人には焦りと不安が頭と心に過っていた。汗をかきながら必死に村に着いた3人の眼に映る光景は…
あの和やかな雰囲気が消え、所々の家が燃やされ黒煙の空間が漂っていた。
「な…ナンだよ。ナンだよこれは!!!」
秀吉は叫び、
「村が…なんでだよ!」
キースが驚きと恐怖が混じり、
「父さん、母さんは!」
ライルは家族の心配が先走り、
3人はそれぞれの場所に向かった。
秀吉は世話になった村長宅に向かうと…その玄関に縄で張りつけにされた村長の姿があった。
「っ!村長さん!ミスティナさん!」
秀吉は縄を引き千切ると弱々しくも秀吉に語りかけてきた。
「ひ…でよし…逃げな…さい。」
「ミスティナさん!何がどうなってるんだよ!」
「はや…く…帝国…が来る…ま……え……」
ミスティナの眼の生気が無くなり力なく横たわる。
「ミスティナさん!ミスティナさーん!!」
秀吉に空に向かって叫んだ。
「うわぁぁぁああああ!!!!!!!」
未だ黒煙と火の手が広がる村に空しくも響く秀吉の声であった。
「やい!ヒューマン!無駄な抵抗は身を滅ぼすぞ!」
「…ナンだぁ?俺とヤンのか?あり得ないわな~クッハッハッハ!」
秀吉は盛大に高笑いすると森の民数名が怒りの余り秀吉に向けて矢を放つ。しかし!
「よっと!パシパシパシ。」
秀吉は矢の先端を避けて体の部分を掴みパラパラと地面に落とす。
「お前ら…敵と認めてもいいんだよなぁ!コラァ!」
威圧混じりで怒鳴ると森の民がオロオロと混乱した。すると帽子を被った小人が秀吉の前に着地して降りた。
「アンタ…ひょっとして少し前この近くでグーグー寝てた者か?」
「うっ、わ、悪いかよ!」
突如身の覚えがある事を言われて若干怯む。
「なるほど。今回も腹が減って来たのか?」
おっ、話の分かるヤツか?
秀吉のその場に座り来た理由を話した。
「ふむふむ。理由はわかった。森を焼き壊す事はしないのだな?」
「するわけねぇーだろ!こんなうまい果物に綺麗な環境を壊す何て狂ってるだろ?」
帽子を被った小人は手を口に当てて考えた。
「その泉は先代の森の民が大切に守ってきた泉なのだ。我ら森の民以外は触れるのは止めてくれ。」
触れるなって言ってもな…沈んだ宝箱が欲しいのに。んっ?ならば。
「わかった。俺は触れない。だが!泉に沈んだ宝箱が欲しい。アンタらなら取れるんじゃないのか?」
秀吉は泉を指差して要求した。
「フム。あれか…触れないと約束した以上我らも協力しよう。」
10人くらいの森の民が木から降りて来て泉の前で祈りの様な儀式をした。終わると静かに泉に入っていった。
宝箱は10人一斉に持ち上げながら秀吉の前に置かれた。
「すまねぇな。俺も手に入れた以上!泉に触れないしすぐに退散する。後2人森にに来ているが泉に行かない様に言っておく。これでいいか?」
「ウム。我らはこれで退散する。」
森の民は木と木を移動して姿をくらませた。
「…ま、いいや。宝箱が手に入ったんだしな。」
秀吉は宝箱を持ちながら集合場所の森の門に向かった。
入口の門に到着するとキースとライルが門の手前で待っていた。
「よぉ、遅くなったか?」
「いや、俺達も今着いた所だ。」
「やっぱ森はいいね。収穫ありだよ。」
「こちらも収穫ありだぁ。見ろ!御宝だ。」
秀吉は宝箱をキースとライルに見せる。
「スゲーな。宝箱なんて初めて見たぜ。」
「どこで見つけたの?」
「実はな…」
秀吉が森の民の話と泉について2人に話した。
「その森の民が精霊の正体な訳か。」
「泉は興味あったけど仕方ないね。」
「勝てなくはないが面倒だから宝箱だけ挙げてもらったわ。しかしこの宝箱…錆びてんのか開かねぇんだよな。」
ガチャガチャと弄るが開く気配がない。
「俺のとーちゃんなら開け方解るかもしれない。俺のアイテムポーチに入れてもいいか?」
「開かねぇ箱は意味がないからな。キース、頼む。」
キースはアイテムポーチを取り出して宝箱に近づける。すると掃除機の様にスポッと音をたてながら宝箱を吸い込んだ。
「さてと…んっ?ナンだぁ?あの煙は?」
森を出た3人は黒々とした煙を見た。秀吉達は急いでその煙の方向を見た!カッサーラの方向…。
「キース!ライル!走るぞ!」
「なっ!?村に煙が!」
「行こう!」
3人は急いで村に走って行った。幸いな事にモンスターの気配がないが3人には焦りと不安が頭と心に過っていた。汗をかきながら必死に村に着いた3人の眼に映る光景は…
あの和やかな雰囲気が消え、所々の家が燃やされ黒煙の空間が漂っていた。
「な…ナンだよ。ナンだよこれは!!!」
秀吉は叫び、
「村が…なんでだよ!」
キースが驚きと恐怖が混じり、
「父さん、母さんは!」
ライルは家族の心配が先走り、
3人はそれぞれの場所に向かった。
秀吉は世話になった村長宅に向かうと…その玄関に縄で張りつけにされた村長の姿があった。
「っ!村長さん!ミスティナさん!」
秀吉は縄を引き千切ると弱々しくも秀吉に語りかけてきた。
「ひ…でよし…逃げな…さい。」
「ミスティナさん!何がどうなってるんだよ!」
「はや…く…帝国…が来る…ま……え……」
ミスティナの眼の生気が無くなり力なく横たわる。
「ミスティナさん!ミスティナさーん!!」
秀吉に空に向かって叫んだ。
「うわぁぁぁああああ!!!!!!!」
未だ黒煙と火の手が広がる村に空しくも響く秀吉の声であった。
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