世界に報復を

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第一章

すべての始まり(1)

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ヒロシは秋葉原に来ていた。
そこに情報屋ZENに会うためであるが、ヒロシは一つの疑問を持っていた。

「おい、情報屋!どういうことだ」
「いきなり入って来てそれはないだろう」
中にはテレビの画面そこらにありそれを眺めてる男がいた。
「お前知っていたのか?」
「あぁ」
「なんで知らせなかった!!」
「お前…アホか?」
ZENがこちらこちらを向く。
「こっちは商売なんだ。俺たちの過去に情を持ってやってたらいずれボロが出る。そうなったら捕まる。それはごめんだね」

ヒロシは言葉に詰まる。
「渋谷で、あいつに会った」
ZENはキーボードを押す指を止めた。
「これからもっとヤバい事が起こる。それを止めるためにお前にも!」
「ヒロシ…あれから15年だ。俺たちが口を出す必要はない。名探偵のお前が唯一間違いを犯した事件が関わっていてもしてもだ」
「俺は…俺は…」

ヒロシは落ち着き精一杯の言葉を吐いた。
「俺は…あいつ止める。その為にどれだけの時間と仲間を犠牲にした。ここまで来て手は引けない」
ZENは息をはいた。
「それが報われず、大きな犠牲を出してもか?」
「それでも、俺がやらねばもっと犠牲が出る」

ZENが立ち上がる。
「15年振りだ。こんなワクワクした気持ちは。わかった協力するよ」
「ZEN…いや周矢」
「とりあえず15年前の事件を振り替えよう。何見えるかもしれないから」
「あぁ、そうしよう」

彼らの運命は15年前の事件について調べはじめた。
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