落ちろと願った悪役がいなくなった後の世界で

人物設定紹介

要望により人物の紹介を載せます。
独自設定が強いので、環境設定も載せておきます。



□主人公
　ツビィロラン　漆黒の髪　金と銀の粉が舞う
　琥珀色の瞳
　小柄　二十五歳
　怖がりでオバケと高所と暗所が嫌い。
　

　津々木　学(ツヅキ　マナブ)
　死んだツビィロランの身体に憑依。
　ツビィロランが十五歳の時天空白露から逃げた。

　　　　

□クオラジュ(攻略対象者)

黎明(れいめい)色の空を思わせる髪。青から紫、橙色に変わる珍しい髪色。冷たい氷のような氷銀色の瞳。
クオラジュの黎明色は決して良い意味ではない。
役職は翼主(青の翼主)
五十歳、見た目は二十五歳くらい。
　



□聖王陛下…ロアートシュエ(攻略対象者)
　二百歳→二百十歳(元緑の翼主)
　ツビィロランの元婚約者。
　金緑石色の髪と瞳。光の加減で鮮やかな黄色から緑へと輝く髪と瞳。珍しい色で神聖力も多い。

　※アゼディムから愛称ロアと呼ばれている。




□花守主…リョギエン(攻略対象者)
　三十歳→四十歳
　鈍色の髪、藤色の瞳。三白眼で目つきが悪いが、性格はのんびり。
　植物オタク。
　
　　
　※花守主の当主は色無しかなれない。透金英の親樹を世話する為。




□神聖軍主アゼディム(攻略対象者)
      百四十歳→百五十歳
　紫紺の髪、榛色の目
　聖王陛下ロアートシュエを守る。任務で地上へ行くこともあるが内容は多岐にわたる。


□預言者サティーカジィ(攻略対象者)私
    七十歳→八十歳
　金髪、薄紅色の瞳。温和。優し気。敬語。
　水鏡で予知や遠見をする力を持っている。
　イツズの重翼。
　　
　※予言の一族…預言者を輩出する一族。天空白露の創世時からいると言われる一族。


　※重翼(ちょうよく)…天人同士相性が良いと神聖力の相乗効果が現れる者達のこと。大概は番となるが、相手に番がいる場合は相乗効果は発現しない。


　


□ タヴァベル
　サティーカジィが若くして当主となった時から従う最側近。輝きの少ない鈍い金髪に赤茶色の瞳。



□地上マドナス国の王子…イリダナル(攻略対象者)
　金茶の髪、碧眼。
　二十歳で天空白露へ移住。
　偉そう。
　花守主リョギエンや青の翼主クオラジュと仲が良い。


□ゲーム主人公ホミィセナ
　黒髪、黒目。
　ロイソデ国出身。マドナス国の北に位置する。




□イツズ…十二歳→二十二歳　お助けキャラ。
　元花守主の奴隷。白髪と赤い瞳。
　傷ついたツビィロランを助け、一緒に地上に降りた。
　薬を作るのが好きで薬材収集もする。
　ツビィロランの家族のような存在。
　サティーカジィの重翼。

　
□アオガ
　イツズの従姉妹。
　金髪、赤い瞳。サティーカジィの元婚約者。
　十三歳までネリティフ国の司地ファチの屋敷で育った。

　　

□トステニロス…百三十歳。
　赤の翼主。後半はフィーサーラが赤の翼主になる。
　クオラジュの叔父。
　　

□テトゥーミ…九十歳。
　緑の翼主。
　翡翠色の髪、茶色の瞳。
　お喋りで世話好き。
　トステニロスのことが好き。


□シュネイシロ神
　星を散りばめたような夜を思わせる黒の髪。琥珀の瞳。
　天空白露を作った人物。
　元は妖霊。
　妖霊の王ジィレンの重翼だが、ジィレンとは番にならずスペリトトと番になった。
　　

□スペリトト
　予言者スペリトトと言われているが、本当はシュネイシロの番。
　真紅の瞳。髪は長く真っ直ぐな白髪。
　



□デウィセン…白司護長
　焦茶の髪と瞳。キッチリとなでつけ一つに結んでいる。




□ソノビオ…地守護長
　赤毛、水色の瞳。いかつい。大柄。
　頭の上の一部だけ髪を伸ばして結んでいる髪型。
　息子を赤の翼主にし、いずれ聖王陛下にしようと野望を抱いている。
　


□フィーサーラ…ソノビオの息子。
　二十五歳。真っ赤な髪。水色の瞳。緩やかな長髪を編み込んで一つにまとめている。父親の陰謀により赤の翼主になる。
　　


□ノーザレイ…識府護長しきふもりちょう
　黄土色の髪に右側の一房だけ緑色。緑の部分だけ三つ編みにしている。黄緑色の瞳。
　神聖力はあまり強くないが博識。研究熱心。淡白な見た目。
　　


□ニセルハティ…夜姫の会の会長。
　夜姫の会…女性、天上人しか入れない。
　耳の形が鰭になる。
　精霊魚の特徴である赤い瞳でないことがコンプレックスになっている。


□エマラジュ
　橙色の髪、氷銀色の瞳。
　クオラジュの母親。
　トステニロスの姉。
　ネリティフ国の隠された姫。


□ファチ司地
　アオガとニセルハティの世話人。
　ネリティフ国地域にの司地。
　薄いストレートの金髪を長く伸ばし結ばずに垂らしている。瞳の色も色素は薄いがサティーカジィの瞳に似た桃色



□ 妖霊の王ジィレン
　ネリティフ国に隠れていた。
　黒髪、銀の瞳。
　シュネイシロの重翼。



□ ヌイフェン　
　リョギエンの次の花守主。十四歳。色無。リョギエンの弟の子供。
　髪は白髪から鈍色に変わる。瞳は藤色。
　ふわふわの髪に後ろだけ伸ばしている。
　リョギエン程目付きは悪くないが、ちょっとキツめ。毒舌。




□天城玖恭(あまぎくうや)
前世　透金英


□石森采茂(いしもりとも)
前世　シュネイシロ
サラサラの黒髪をセンター分けしている。


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□天空白露てんくうはくろ
空に浮かぶ島の名称。巨大で島には羽を持つ天人が暮らしている。いつも雲がかかり、白い霧を纏っているように見えることからそう言われている。その島に住む羽の生えた人々のことを天上人という。
　一年をかけて大陸外周を一周する。神聖力を纏う島で、通った場所に神聖力を降らせ、生きる活力を与える。
　　　　　　


□神話
『その昔、荒れた大地で泣き叫ぶ人々を憐れんで、シュネイシロ神が天空に浮かぶ島を与えた。その島は神の息吹により緑を生やし生き物を生み出し、人々に安住の地を与えた。
　いつしか神の息吹に触れ続けた人々には、身の内に神聖力を生み出すようになり、背中に羽が生え、飛べるようになった。
　それが天空白露てんくうはくろの始まりであり、天上人が誕生した理由である。

　シュネイシロ神には預言者の番つがいスペリトトがいた。いつかこの島は神聖力を使い切り落ちていくでしょう。しかし夜空の星を瞬またたかせる髪を持つ神子が現れ、神子がまたこの島に神の息吹を与え、島は空へと持ち上がり、貴方達は神の慈悲を受け取るでしょう。
　
　夜の羽を持つ神子は、神の島に新たなる王を迎え、また安住の地を生み出すでしょう。

　
　天空白露の天上人達は予言の言葉を石碑に残し、いつか天空白露の神聖力が尽きる事をおそれながらも、予言の神子を待ち続けた。』





　※番…結婚関係にあること。一生に一度だけの存在。精神の繋がり。相手を求める気持ちがお互いにある場合、魂が繋がる。想いが強ければ手を繋ぐだけでも繋がってしまうが、稀なパターン。



　※媚薬…興奮剤と弛緩剤の二種類がある。弛緩剤は動けなくなるので、片方だけ弛緩剤を飲むか、両方興奮剤を飲む。番になりやすくなる。感情の高まりにより神聖力が高まり番いやすくなると言われている。天空白露で作られている。中には神聖力が混ざっている為、時止まりの入れ物に入って売られている。外に出すとすぐに溶けて効力が切れる為、早く使わなければならない。
　　　
　※希釈剤…治療用の薬で神聖力を抑える作用がある。性交時に使うと神聖力が抑えられて番いにくくなる。遊びで使う人が多い。


　※寿命について。
　　神聖力が強い程寿命が長いとされている。
　　地上人白髪…五十年程度。
　　地上神聖力がある人…100歳程度。
　　天空白露の未開羽…百二十年程度。
　　天空白露の開羽後…二十五歳くらいでほぼ年齢が止まり三百年生きる。


　※天上人
　　神聖力の多い者が開羽すると背中に鳥の様な羽が生える。神聖力が多いと髪の色が生まれながらに濃い。髪の色が濃い者は産まれてすぐに天空白露に引き取られて、身体を成長させ神聖力を高める為に地上で十三歳まで育てられる。十三歳を過ぎたら天空白露に移り住み、開羽するまで学びながら育てられる。開羽すると天上人と呼ばれ、成長が止まり、三百年程生きる。羽の色は髪色と同色になる。開羽は二十五歳前後が多い。

　天上人になる可能性の高い子供は、皆一旦地上で育てられる。天空白露は神聖力が溢れている為、小さいうちは成長が遅くなってしまい個人の神聖力が育ちにくいとして十三歳まで地上で育てられる。



　※天空白露の地域性
　　天空白露は神聖力が豊富な為、開花していない普通の人でも寿命がら伸びる。百二十歳程度まで生きるとされている。地上ならば百歳程度。地上人の王族や貴族がこぞって天空白露に住みたがる。地価が高く、住むにも聖白露教に多額のお布施が必要となる為、一定以上の富裕層しか住むことが出来ない。




□ 透金英(とうきんえい)の花…
　神聖力を栄養として花を咲かせる樹。木蓮の花の様に枝にポツポツと咲く。暗闇にあると淡く金色に光る。
　花守主が育てているが、神聖力を持つ人間は神聖力を吸われてしまう為、色無を使って世話をしている。
　　

※仙の女王ラワイリャンの恋人の成れの果てでもある。


□色無(いろなし)…
　神聖力がない人間は白髪で生まれる。全体の1割程度。瞳の色は関係ない。
　天空白露では奴隷も色無もあまりいないが、花守主の家だけ透金英の樹を世話する為にいる。地上では差別されている。



□九老…六主三護ろくしゅさんもり
　六主
　・聖王陛下…シュネイシロ神を祀る聖白露教の統括者。
　・預言者…聖王陛下の下で祭事を司る。予言の力を持つ者は稀。
　・翼主(よくしゅ)…聖王陛下の顧問。聖王陛下を補佐する立場。次の聖王となる役職。赤、青、緑と三人いる。
　・花守主(はなもりしゅ)…透金英の森を守る役職
　・神聖軍主(しんせいぐんしゅ)…天空白露にある軍の統治者。階級は翼主と同じだが、次期聖王ではない。


　三護
　　・白司護はくしもり
　　…各地にある司地を束ねる機関。信心深い人が多い。
　　・地守護ちしゅもり
　　…天空白露の治安を守っている機関。
　　　神聖軍主は聖王陛下を守る軍。警官のようなもの。頭硬い。
　　・識府護しきふもり
　　…天空白露と地上の情報を調査する機関。遺跡品、古代語の解析、図書館蔵書の管理などもする。変人が多い。
　　

　地上(白司護の管轄)
　・司地(しち)…エリアごとに分かれた地域をまとめる。次司地がいる地域を複数管理。
　・次司地(じしち)…一地域を任せられている。
　・守主(もりしゅ)…一教会を任せられている


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第二章

竜が住まう島

□炎竜…老竜ルワント
竜の素材の為にクオラジュに殺される。竜骨、鱗、角、爪を獲られた。


□ロジチェリ　
竜の中で一番若い竜。黒に近い濃い紫がかった髪。明るい黄色の瞳。瞳孔縦長。
カンリャリと兄弟。兄


□カンリャリ
色味は双子のロジチェリと同じ。
カンリャリと兄弟。弟



□トネフィト
薬学に通じる。生まれつき盲目。
萌葱色(もえぎいろ)の長髪。真っ青な瞳。
　



□ヤイネ…天空白露の支部的な役割を持つ司地をしている。竜の住まう山の近くの町出身。抹茶のような濃い緑の髪。

　
□道谷柊生(みちやしゅうせい)
津々木学の同級生。過去学をいじめた経験がある。黒髪、背が高く逞しい。実は学のことが好きだった。


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第三章

女王が歌う神仙国
人口は少なく仙と言われる人々が住んでいる国。


□仙の女王ラワイリャン
シュネイシロ神の古き友。
シュネイシロが生きていた頃から生きている。
透金英が好き。


□女王コーリィンエ
女王ラワイリャンの後継者。



□フハ
天空白露に来た使者の代表。