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2-13 ミート・ミート・ミート
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「は、はい。それは、ぜひ……」
するとクズキリ先生は、食べる手を止めないまま、しゃべりはじめました。
「そのときの悪夢被害者はな、遺跡を調査している研究者の人だったんだ。調査していたのは、古代の***という遺跡だ」
「なんだか、すごそうですね……」
一部聞き取りづらいところがあったが、ククルは話をあわせることにした。
「それでな、悪夢被害者が見たという悪夢は、その遺跡の呪いによるものだったんだよ」
なんだか不気味な話ですね。
これもナイトメアが作った悪夢の一部なんでしょうが。
「それで……どうなったんですか?」
「最後は、見事なまでにやられたよ」
「や、やられた……というのは」
「死んだということだ」
先生の、食べ物に向かう箸がようやく止まりました。
「だ、誰が亡くなったんですか?」
「悪夢被害者だよ」
「遺跡の呪いによって、ということですか?」
「ああ」
「悪夢被害者は、遺跡のアレをのぞきこんでしまったようでね」
「アレ……ってなんですか?」
「***だよ」
「何ですか? よく聞こえませんでした。もう一度、お願いします」
「***遺跡からは、ありとあらゆる生物の骨が見つかっている。もちろん、人間の骨も。***という国がまだそこに存在していたころは、毎夜あらゆる肉という肉が国の王にふるまわれ、宴が繰り広げられていたらしい」
クズキリ先生は私の声が聞こえていないのか、じっと肉を見つめています。
目の前のからあげを……いいえ、違います。
先生はいったい、どこを見ているのでしょう。
まるで、闇の底のような黒い瞳です。
「あの悪夢被害者の悪夢を俺のバクが食べてから、俺も何かに憑りつかれたように悪夢の研究をするようになったんだ。すると、頭を使うからかなあ。腹が減って減って仕方がない」
「え?」
「ありとあらゆる、肉を食べたくて仕方がないんだ。ブタ、ウシ、トリ、シカ、カエル、サカナに、ムシ。だが、何だろうな。物足りないんだ。まだ食べていない肉があるからなんだろうなあ……」
「待ってください。何の話ですか、それは」
——ガタッ
するとクズキリ先生は、食べる手を止めないまま、しゃべりはじめました。
「そのときの悪夢被害者はな、遺跡を調査している研究者の人だったんだ。調査していたのは、古代の***という遺跡だ」
「なんだか、すごそうですね……」
一部聞き取りづらいところがあったが、ククルは話をあわせることにした。
「それでな、悪夢被害者が見たという悪夢は、その遺跡の呪いによるものだったんだよ」
なんだか不気味な話ですね。
これもナイトメアが作った悪夢の一部なんでしょうが。
「それで……どうなったんですか?」
「最後は、見事なまでにやられたよ」
「や、やられた……というのは」
「死んだということだ」
先生の、食べ物に向かう箸がようやく止まりました。
「だ、誰が亡くなったんですか?」
「悪夢被害者だよ」
「遺跡の呪いによって、ということですか?」
「ああ」
「悪夢被害者は、遺跡のアレをのぞきこんでしまったようでね」
「アレ……ってなんですか?」
「***だよ」
「何ですか? よく聞こえませんでした。もう一度、お願いします」
「***遺跡からは、ありとあらゆる生物の骨が見つかっている。もちろん、人間の骨も。***という国がまだそこに存在していたころは、毎夜あらゆる肉という肉が国の王にふるまわれ、宴が繰り広げられていたらしい」
クズキリ先生は私の声が聞こえていないのか、じっと肉を見つめています。
目の前のからあげを……いいえ、違います。
先生はいったい、どこを見ているのでしょう。
まるで、闇の底のような黒い瞳です。
「あの悪夢被害者の悪夢を俺のバクが食べてから、俺も何かに憑りつかれたように悪夢の研究をするようになったんだ。すると、頭を使うからかなあ。腹が減って減って仕方がない」
「え?」
「ありとあらゆる、肉を食べたくて仕方がないんだ。ブタ、ウシ、トリ、シカ、カエル、サカナに、ムシ。だが、何だろうな。物足りないんだ。まだ食べていない肉があるからなんだろうなあ……」
「待ってください。何の話ですか、それは」
——ガタッ
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