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4-5 ストップ・ザ・インターネット
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<23:46>
悔原後郎 「タマは強気で、高飛車な、性格でした。魚の骨まで、バリバリと食べるようなアゴの、強い猫でした。私を嫌い、いつか亡き者にしよう、と企んでいるようでした。台所の棚には、ねずみ取りがたくさん、準備してあります。猫草も、たくさん準備してあります。それなのに、どうしてでしょう」
悔原後郎 「ねずみ取りはインターネットで、猫草はいつも行きつけのドラッグストアで、まとめ買い、しております。ある日、タマとケンカをしました。些細なこと、だったと、思いますが、タマは非常に腹、を立て、間違いなく『今日こそ死んでもらう』と鳴いたのです」
悔原後郎 「その夜、タマはコックリさんを呼びました。『コックリさん、コックリさん。飼い主を私の前から消してください』と、鳴きます。五十音の書かれた紙、鳥居の記号の上に十円を置いて、爪で抑えます」
悔原後郎 「突然に気味の悪いものが私の前に現れました。これがコックリさんかと、思いました。気づく、とタマが、倒れて、おりました。『さて望みは、叶えた』と、コックリ、さんが言います。『目の前から、飼い主を、消すと言う約束だった』と言い、ました」
リンドー 「突然なんなんだよ。話、長すぎ!」
なみのり 「あの、奥さん亡くなられたんですか。コックリさんのせいで?」
リンドー 「おいおい。本気にしてんの? こいつ、嘘しかついてないと思うぞ!」
<00:10>
悔原後郎 「コックリ、さんはマネキンのようなのっぺりとし、た見た目でし、た。二本足、で歩くときもあれば、獣のように四本足の、ときもあります。背後でゆらゆら、と尻尾のようなものが、何本もゆれているのが、ときどき見えました。その場であぐらを、かきながらコックリさんが、言い、ます。『では、頂くと、しよう』」
悔原後郎 「コックリさんが、私に向かっ、て言います。『お前はあまり、ものだ。あまりものは、さぞうまかろう』『死に、たくない』私は泣きながら、その場から、逃げ出します。『死ねば泣く、必要もなかろう、て』『助け、てくれ』『お前は贄なの、だから、大人しく食われねばならん』『嫌だ』『強情な。そして、薄情な男だ。面白いではないか』」
悔原後郎 「ならば、こうしよう。おれはしばらくここを、留守にする。狐狗狸の門、はお前が番をするのだ。どうだ、命が繋がったろう。外に出たければ、勝手にせい。なに、簡単だ。誰ぞにコックリさん、をやらせて、お前の代わりをこの門に引きずり込めばよい。では、頼んだぞ」
悔原後郎 「それから私は、二十年も、ここにいます。こことは、赤い鳥居のことです。狐狗狸の門にはここ、何十年も誰もやってきません。コックリさんの存在が忘れ去られ、たせいです。それもこれも、ネットに、さまざまな怪異が生まれたせいです。なので私はネットに、ここに来、ました」
悔原後郎 「タマは強気で、高飛車な、性格でした。魚の骨まで、バリバリと食べるようなアゴの、強い猫でした。私を嫌い、いつか亡き者にしよう、と企んでいるようでした。台所の棚には、ねずみ取りがたくさん、準備してあります。猫草も、たくさん準備してあります。それなのに、どうしてでしょう」
悔原後郎 「ねずみ取りはインターネットで、猫草はいつも行きつけのドラッグストアで、まとめ買い、しております。ある日、タマとケンカをしました。些細なこと、だったと、思いますが、タマは非常に腹、を立て、間違いなく『今日こそ死んでもらう』と鳴いたのです」
悔原後郎 「その夜、タマはコックリさんを呼びました。『コックリさん、コックリさん。飼い主を私の前から消してください』と、鳴きます。五十音の書かれた紙、鳥居の記号の上に十円を置いて、爪で抑えます」
悔原後郎 「突然に気味の悪いものが私の前に現れました。これがコックリさんかと、思いました。気づく、とタマが、倒れて、おりました。『さて望みは、叶えた』と、コックリ、さんが言います。『目の前から、飼い主を、消すと言う約束だった』と言い、ました」
リンドー 「突然なんなんだよ。話、長すぎ!」
なみのり 「あの、奥さん亡くなられたんですか。コックリさんのせいで?」
リンドー 「おいおい。本気にしてんの? こいつ、嘘しかついてないと思うぞ!」
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悔原後郎 「コックリ、さんはマネキンのようなのっぺりとし、た見た目でし、た。二本足、で歩くときもあれば、獣のように四本足の、ときもあります。背後でゆらゆら、と尻尾のようなものが、何本もゆれているのが、ときどき見えました。その場であぐらを、かきながらコックリさんが、言い、ます。『では、頂くと、しよう』」
悔原後郎 「コックリさんが、私に向かっ、て言います。『お前はあまり、ものだ。あまりものは、さぞうまかろう』『死に、たくない』私は泣きながら、その場から、逃げ出します。『死ねば泣く、必要もなかろう、て』『助け、てくれ』『お前は贄なの、だから、大人しく食われねばならん』『嫌だ』『強情な。そして、薄情な男だ。面白いではないか』」
悔原後郎 「ならば、こうしよう。おれはしばらくここを、留守にする。狐狗狸の門、はお前が番をするのだ。どうだ、命が繋がったろう。外に出たければ、勝手にせい。なに、簡単だ。誰ぞにコックリさん、をやらせて、お前の代わりをこの門に引きずり込めばよい。では、頼んだぞ」
悔原後郎 「それから私は、二十年も、ここにいます。こことは、赤い鳥居のことです。狐狗狸の門にはここ、何十年も誰もやってきません。コックリさんの存在が忘れ去られ、たせいです。それもこれも、ネットに、さまざまな怪異が生まれたせいです。なので私はネットに、ここに来、ました」
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