52 / 57
52【集合・前編】
しおりを挟む
「アビゲイル、大鍋は持ったか?」
『はい、マスター。ヨーゼフさんからお借りしました。このサイズならば50人分ぐらいのスープが作れると思います』
アビゲイルが自分の異次元宝物庫から見せる大鍋はラーメン屋がスープを煮込むときに使うサイズの大きな鍋だった。今回の祭りで狩ったジャイアントレイクロブスターを煮込むために用意した鍋である。
何故に大鍋を用意するか?
それは単純である。巷の料理人が作った料理は味が雑で俺の口に合わないからだ。アビゲイルの作った料理のほうが断然に美味いのである。だから俺たちは俺たちで食事を作ろうと考えていた。
この異世界は料理に使う調味料が少ない。それは都会に行けば行くほど調味料が高く売られるようになるからだ。都会だと需要と供給が一致していないのである。
しかし、田舎だとハーブなどの香辛料は結構と採れる。そして、その調理法を知っている者も多い。俺の家で雇っているヨーゼフも俺たちと同じトウエ村の出身だから、その辺のハーブの使い方も心得ているのだ。だからヨーゼフから調理を習ったアビゲイルも当然ながら料理が上手いのである。
「香辛料もちゃんと持ったよな」
『ご心配は御座いません、マスター。塩、胡椒、山椒、シナモン、バジル、ローズマリー、生姜、ニンニク、唐辛子。今回あるのはこのぐらいです』
「まあ、そのぐらいあれば美味い飯が作れるだろう。知らんけど……」
天童と謳われる俺であっても不得意なものがある。それは料理だ。料理だけはいくら勉強しても上達しない。
以前ドロシー婆さんに習って料理にチャレンジしたが、意味が分からん。言われた通りに玉子を焼いてみたが焦げてフライパンに張り付くし、野菜炒めを作ろうと野菜を刻めば指を切る。何故に彫刻で刃物の扱いに慣れているはずなのに調理になると指を切るのかが理解できないのだ。
まあ、これは呪いだな。運命である。神様は俺に調理をするなと告げているのだ。ならばその定めを受け入れよう。だから俺は料理をしないと決めたのだ。だからメイドゴーレムを作ったのである。
「よーし。それじゃあ冒険者ギルドに向かうぞ」
『畏まりました、マスター』
「わぁ~~い、遠足だぁ~」
俺たちが屋敷を出るとテンションが早くもアゲアゲなアンジュがアビゲイルの頭上で踊っていた。完全に遠足気分である。
まあ、今回のミッションが遠足と言われても無理はないだろう。何せ総勢100人近くの人間が動員される討伐作戦なのだ。賑やかしの妖精がはしゃぎ出すのも無理がない。
あ、でも、最近の子供たちって遠足って無いんだっけ。それも淋しい話だね。皆でワイワイ騒ぎながら目的地を徒歩で目指して青空の下でお弁当を食べる。それはそれで和やかなイベントだったのだが。
そんなことを俺が考えながら歩いていると、やがて冒険者ギルドの前に到着した。ギルドの前には複数の冒険者たちが屯している。冒険者だけだなく一般人も混ざっていた。後方支援の人たちだろう。
そして、俺たちを見付けて手を振るボーイッシュな美少女が居た。ミゼラちゃんだ。
ミゼラちゃんは豪華な服の上に高価な革鎧を纏って宝刀のようなサーベルを腰に下げていた。その成りは周囲の冒険者たちと比べて豪華に見えた。完璧に成金の出で立ちである。
そんなミゼラちゃんの横には大女が立っていた。白銀のプレートメイル。背中には大きなグレートソードを背負っている。そしてゴリラ顔が強烈なインパクトを放っていた。年齢不詳の女騎士カルラだ。ミゼラちゃんの護衛としてギランタウンに残った王都の騎士である。
「アトラス先生、遅いですよ。遅刻寸前じゃあないですか」
「遅刻寸前は遅刻していないから問題ないだろう」
「駄目ですよ、アトラス先生。貴族たるもの時間には厳しく行動しなくてはなりませんよ」
「俺、まだ貴族じゃあないもんね~」
「子供みたいなことを言わないでください」
ミゼラちゃんが呆れる中で俺は周囲のメンバーをチェックした。
冒険者たちは様々だ。剥げでマッチョマン、モヒカンのデブ、ガリガリの魔法使い、オバサンシーフ、貧乏臭い僧侶などなど様々居た。どいつもこいつも冒険者としては一流なのかも知れないがやさぐれている。一般人とは違って見えた。
そんな中でも一際目立つ者たちも居る。
まず目に入ったのはタイガーキャットたちのパーティーである。アニマルルックの一団だったから目立ったのだ。
虎の毛皮を被った幼い乙女。わんぱくそうな表情には野性味も映っていた。その背後に立つのは熊の毛皮を頭から被った中年の大男だった。おそらく身長は2メートルは遥かに超えている。腹は出ているが筋肉質。腕の太さなんてタイガーキャットの腰回りと同じである。そんな巨体の背中に巨大な鉄鎚を背負っている。完璧なパワー系ファイターだろう。
更に二人。
一人はロングスカートに革ジャンを纏い鍔の広いトンガリ帽子を被っていた。しかし、そのトンガリ帽子には長い兎の耳が飛び出ている。バニーガールだ。しかし手に持ったスタッフからマジックユーザーだと分かる。
最後の一人は矮躯な男。頭から大鼠の毛皮を被って不精髭を蓄えている。おそらく30歳過ぎの中年である。ネズミを被っているせいか清潔感が乏しく見えた。体はローブで隠していたから装備は分からないが、雰囲気からしてシーフだろう。陰気さがそれを臭わせる。
この四人でアニマル冒険団パーティーと名乗っているらしい。衣装が衣装だけに有名な連中である。
しかし、冒険者としての実力もかなり優秀だと聞かされていた。リーダーのビッグベアーはギルドで一番の力持ちだそうな。確かにあの巨体ならば怪力無双だろう。
『はい、マスター。ヨーゼフさんからお借りしました。このサイズならば50人分ぐらいのスープが作れると思います』
アビゲイルが自分の異次元宝物庫から見せる大鍋はラーメン屋がスープを煮込むときに使うサイズの大きな鍋だった。今回の祭りで狩ったジャイアントレイクロブスターを煮込むために用意した鍋である。
何故に大鍋を用意するか?
それは単純である。巷の料理人が作った料理は味が雑で俺の口に合わないからだ。アビゲイルの作った料理のほうが断然に美味いのである。だから俺たちは俺たちで食事を作ろうと考えていた。
この異世界は料理に使う調味料が少ない。それは都会に行けば行くほど調味料が高く売られるようになるからだ。都会だと需要と供給が一致していないのである。
しかし、田舎だとハーブなどの香辛料は結構と採れる。そして、その調理法を知っている者も多い。俺の家で雇っているヨーゼフも俺たちと同じトウエ村の出身だから、その辺のハーブの使い方も心得ているのだ。だからヨーゼフから調理を習ったアビゲイルも当然ながら料理が上手いのである。
「香辛料もちゃんと持ったよな」
『ご心配は御座いません、マスター。塩、胡椒、山椒、シナモン、バジル、ローズマリー、生姜、ニンニク、唐辛子。今回あるのはこのぐらいです』
「まあ、そのぐらいあれば美味い飯が作れるだろう。知らんけど……」
天童と謳われる俺であっても不得意なものがある。それは料理だ。料理だけはいくら勉強しても上達しない。
以前ドロシー婆さんに習って料理にチャレンジしたが、意味が分からん。言われた通りに玉子を焼いてみたが焦げてフライパンに張り付くし、野菜炒めを作ろうと野菜を刻めば指を切る。何故に彫刻で刃物の扱いに慣れているはずなのに調理になると指を切るのかが理解できないのだ。
まあ、これは呪いだな。運命である。神様は俺に調理をするなと告げているのだ。ならばその定めを受け入れよう。だから俺は料理をしないと決めたのだ。だからメイドゴーレムを作ったのである。
「よーし。それじゃあ冒険者ギルドに向かうぞ」
『畏まりました、マスター』
「わぁ~~い、遠足だぁ~」
俺たちが屋敷を出るとテンションが早くもアゲアゲなアンジュがアビゲイルの頭上で踊っていた。完全に遠足気分である。
まあ、今回のミッションが遠足と言われても無理はないだろう。何せ総勢100人近くの人間が動員される討伐作戦なのだ。賑やかしの妖精がはしゃぎ出すのも無理がない。
あ、でも、最近の子供たちって遠足って無いんだっけ。それも淋しい話だね。皆でワイワイ騒ぎながら目的地を徒歩で目指して青空の下でお弁当を食べる。それはそれで和やかなイベントだったのだが。
そんなことを俺が考えながら歩いていると、やがて冒険者ギルドの前に到着した。ギルドの前には複数の冒険者たちが屯している。冒険者だけだなく一般人も混ざっていた。後方支援の人たちだろう。
そして、俺たちを見付けて手を振るボーイッシュな美少女が居た。ミゼラちゃんだ。
ミゼラちゃんは豪華な服の上に高価な革鎧を纏って宝刀のようなサーベルを腰に下げていた。その成りは周囲の冒険者たちと比べて豪華に見えた。完璧に成金の出で立ちである。
そんなミゼラちゃんの横には大女が立っていた。白銀のプレートメイル。背中には大きなグレートソードを背負っている。そしてゴリラ顔が強烈なインパクトを放っていた。年齢不詳の女騎士カルラだ。ミゼラちゃんの護衛としてギランタウンに残った王都の騎士である。
「アトラス先生、遅いですよ。遅刻寸前じゃあないですか」
「遅刻寸前は遅刻していないから問題ないだろう」
「駄目ですよ、アトラス先生。貴族たるもの時間には厳しく行動しなくてはなりませんよ」
「俺、まだ貴族じゃあないもんね~」
「子供みたいなことを言わないでください」
ミゼラちゃんが呆れる中で俺は周囲のメンバーをチェックした。
冒険者たちは様々だ。剥げでマッチョマン、モヒカンのデブ、ガリガリの魔法使い、オバサンシーフ、貧乏臭い僧侶などなど様々居た。どいつもこいつも冒険者としては一流なのかも知れないがやさぐれている。一般人とは違って見えた。
そんな中でも一際目立つ者たちも居る。
まず目に入ったのはタイガーキャットたちのパーティーである。アニマルルックの一団だったから目立ったのだ。
虎の毛皮を被った幼い乙女。わんぱくそうな表情には野性味も映っていた。その背後に立つのは熊の毛皮を頭から被った中年の大男だった。おそらく身長は2メートルは遥かに超えている。腹は出ているが筋肉質。腕の太さなんてタイガーキャットの腰回りと同じである。そんな巨体の背中に巨大な鉄鎚を背負っている。完璧なパワー系ファイターだろう。
更に二人。
一人はロングスカートに革ジャンを纏い鍔の広いトンガリ帽子を被っていた。しかし、そのトンガリ帽子には長い兎の耳が飛び出ている。バニーガールだ。しかし手に持ったスタッフからマジックユーザーだと分かる。
最後の一人は矮躯な男。頭から大鼠の毛皮を被って不精髭を蓄えている。おそらく30歳過ぎの中年である。ネズミを被っているせいか清潔感が乏しく見えた。体はローブで隠していたから装備は分からないが、雰囲気からしてシーフだろう。陰気さがそれを臭わせる。
この四人でアニマル冒険団パーティーと名乗っているらしい。衣装が衣装だけに有名な連中である。
しかし、冒険者としての実力もかなり優秀だと聞かされていた。リーダーのビッグベアーはギルドで一番の力持ちだそうな。確かにあの巨体ならば怪力無双だろう。
0
あなたにおすすめの小説
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる