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53・リザードマンの集落
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槍使いのインシュンを撃破したキングが俺たちの元に戻ってきた。
「ハートジャック、すまないが背中に刺さっている刃物を抜いてくれないか」
「は、はい~」
ハートジャックは速やかにキングの背後に回り込むと背中に刺さっていたクナイを引き抜く。
そして、引き抜いたクナイを凝視しながら言った。
「変わった感じの刃物ですね~。持ち手のお尻に輪っかが付いていますよ~」
俺はハートジャックからクナイを取り上げると説明してやった。
「この輪っかに紐を通すんだ。それでロープを張って壁をよじ登る道具に使ったりすんだよ。このクナイって武器は九種類の使い方ができる道具だからクナイって呼ばれているんだ」
小学校のころに忍者の絵本で見たことがある。
そんな感じの忍具だ。
「詳しいですね~、エリク様~」
俺の説明に感心しているハートジャックにキングが手を差し出しながら言った。
「ハートジャック、ポーションを出してくれないか」
「あ、はいは~い」
キングに応えたハートジャックが肩掛け鞄からポーションの小瓶を一つ取り出した。
それをキングに手渡す。
「は~い、キング様。グレーターヒールポーションで~す」
「あ、それ、俺の聖杯で作ったポーションだな」
「はい~、アンドレアさんが幾つか持たせてくれたんですよ~」
キングはハートジャックから小瓶を受け取るとポーションを一気に飲み干した。
するとキングの傷がホロホロと輝いて瞬時に治癒する。
『凄いですね。本当にグレーターヒールですね』
肩の傷、背中の傷、足の傷、すべての負傷が傷痕すら残さず消えていた。
「さて……」
一息ついたキングが門上の櫓を見上げて凄みながら声を張る。
「開門を願う!!」
するとゆっくりと門が開いた。
「素直に開いたよ……」
『そ、そうですね。まさかリザードマンさんが歓迎してくれるのでしょうか?』
「そんなわけ無いだろ……」
『ですよね……』
でも、マジでびっくりだ。
するとギギギっと音を鳴らして開いた門の隙間から灰色の胴着に黒い袴を穿いたリザードマンが出て来た。
日本の着物風だ。
剣道の胴着のようにも伺える。
リザードマンは独眼で刀の鍔をくくったアイパッチを嵌めている。
左目が不自由なようだ。
そして、腰にはブレイドを二本下げていた。
「二本差しのサムライ……?」
俺が呟いた通り、門から出てきたリザードマンは時代劇風の侍の身形をしていた。
履き物まで草鞋である。
サムライ風のリザードマンは倒れている二匹のリザードマンを見下ろすと、続いてこちらに頭を下げながらハッキリとしない発音で言った。
「見事ナ腕前デアリマスナ。多勢ヲ相手ニ単独デ退治ナサレルトハ」
カタコトに聞こえる発音だったが、確かに人語だった。
キングが凄みながら返す。
「差しの勝負に多勢で向かい打つ。それ事態、侮辱ではないでしょうかな?」
キングの自論だ。
独眼のリザードマンは平然とした抑揚で応えた。
「力量ガハッキリト見エテイル相手ト一騎討チデ戦ウホウガ無謀者。ナラバ勝テルヨウニ工夫スルノガ筋デハナイデショウカ?」
キングが顎をしゃくらせながら言った。
「それが、リザードマン流の戦いか。恥ずかしくないのか!」
すると突如リザードマンが怒鳴った。
「ナラバ、貴公ハ弱イト言ウ理由ダケデ、我々ニ死ネト申スカ!!」
リザードマンの言葉に魔王軍の全員がポカーンと間抜けな表情を見せていた。
呆れているのだ。
一騎討ちで多勢に無勢を恥じぬ考え方が凄まじい。
だが、正論でもある。
勝てぬ相手と分かっているからと言って、最初っから諦めてもいられない。
何をしてでも勝ち残り、生き残る手段を選択するのが生物の本能だろう。
更にリザードマンの言葉が続く。
「一騎討チデ勝テヌナラバ、多勢デ向カイ打ツ。生キ残ル為ノ工夫デハナイカ。ソレガ間違イダト言エルノカ!?」
すげ~~、理屈……。
しかも、自分たちの道理に、なんの疑問も抱いていない眼差しだ。
呆れながらキルルが呟いた。
『こ、この人たち、曲がってますね……』
確かに性格が曲がっている。
いや、根性が曲がってやがる。
折れることなく曲がりきって一回転してやがるぞ。
「まあ、人じゃあねえし、蜥蜴だしな……」
とにかく俺たちが呆れていると独眼のリザードマンが踵を返した。
「マア、ウヌラノ力量ハ理解デキタデゴザル。マズハ村ニ入ラレヨ」
そう言い残すとリザードマンは踵を返して門の中に入って行った。
門は俺たちを招き入れるように僅に開いている。
『ま、魔王様。招かれちゃいましたね……』
「だな……。どうするよ、キング?」
「参りましょう、エリク様……」
キングは堂々とした素振りで門の隙間を抜けてリザードマンの集落に入って行った。
罠や策略を恐れていない。
俺たちもキングに続く。
キングは先を進むリザードマンの後ろを追っていた。
俺たち魔王軍がリザードマンの集落を進んでいると藁と板で作られた家の窓からリザードマンたちがこちらを覗き見ていた。
おそらく牝や子供のリザードマンたちだろう。
周りを警戒する俺の背後に続くハートジャックが耳打ちしてきた。
「男衆の姿が見えませんね~……」
ハートジャックの言う通り、見えているところにはリザードマンの兵士どころか雄の姿すら見えなかった。
確認できているのは門の上の櫓に立っている弓兵三匹の姿だけである。
その他の兵士の姿が一兵も伺えなかった。
『隠れているのでしょうか。また土の中とかに?』
「あり得るな……。とにかく警戒を絶やすなよ」
「は~い、エリク様~」
ハートジャックやその他のコボルトたちが警戒心を研ぎ澄まして周囲を見回していた。
だが、やはりリザードマン兵の姿は見つけられない。
こいつらの考え方が、生き残るためなら何でも有りの道理ならば、どんな作戦を有してでも障害を除去してくるだろう。
俺たちはリザードマン集落に現れた障害だ。
討伐を考えられても可笑しくない。
不意討ち、騙し討ち、卑劣な作戦、なんでも仕掛けてくるだろうさ。
俺たちが警戒しながら独眼のリザードマンに続いて歩いていると、独眼のリザードマンが一軒の家の前で止まる。
「親方サマ、客人ヲオ連レシマシタデゴザル!」
独眼のリザードマンが声を張ると家の中から渋声が返ってくる。
「ご苦労、ジュウベイ」
ジュウベイ……?。
また聞き慣れた感じの名前である。
そして、家の中から聞こえて来た声は老体の支部声だった。
それに続いて老いたリザードマンが若い娘のリザードマンに支えられながら姿を表す。
老体のリザードマンの目元には深い皺が刻まれ顎には白くて長い髭がダラリと下げられていた。
腰も深く曲がっている。
その老体のリザードマンを支える娘のリザードマンは白い着物に身を包んでいた。
瞳が蛇のように鋭い蜥蜴な娘である。
両者共に和服だった。
やはりリザードマンは和風の文化で暮らしているようだ。
老体のリザードマンはヨボヨボした口調でキングに話し掛けてくる。
「儂がこの村の村長のムサシだ。お主は何者じゃ?」
ムサシ?
ムサシって、あのムサシ?
キングが凛とした表情で答える。
「私は魔王軍の隊長を勤めるキングである。この度はリザードマンたちを魔王軍に勧誘しに来た!」
ムサシは皺だらけの頚を傾げながら言った。
「勧誘?」
「リザードマンたちに魔王軍に加わってもらいたい!」
「我々リザードマン族が魔王軍に加わると……?」
老体のリザードマンの口調に俺は違和感を察する。
インシュンもジュウベイと呼ばれた独眼のリザードマンもそうだったのだが、しゃべり方がカタコトのしゃべり方だった。
なのに、この老体のリザードマンだけはしゃべり方が悠長である。
老いて声は掠れていたが、明らかに口調が違う。
それにリザードマンたちの名前にも違和感がある。
インシュン、キリマル、ジュウベイ、それにムサシ。
どれもこれも日本の時代劇で聞かれるような和風の名前だ。
しかもムサシって超有名人じゃんか……。
ムサシって、あれだろ……。
巌流島で小次郎と戦った超有名なサムライだよね。
確かロケット団の人だよね!!
「ハートジャック、すまないが背中に刺さっている刃物を抜いてくれないか」
「は、はい~」
ハートジャックは速やかにキングの背後に回り込むと背中に刺さっていたクナイを引き抜く。
そして、引き抜いたクナイを凝視しながら言った。
「変わった感じの刃物ですね~。持ち手のお尻に輪っかが付いていますよ~」
俺はハートジャックからクナイを取り上げると説明してやった。
「この輪っかに紐を通すんだ。それでロープを張って壁をよじ登る道具に使ったりすんだよ。このクナイって武器は九種類の使い方ができる道具だからクナイって呼ばれているんだ」
小学校のころに忍者の絵本で見たことがある。
そんな感じの忍具だ。
「詳しいですね~、エリク様~」
俺の説明に感心しているハートジャックにキングが手を差し出しながら言った。
「ハートジャック、ポーションを出してくれないか」
「あ、はいは~い」
キングに応えたハートジャックが肩掛け鞄からポーションの小瓶を一つ取り出した。
それをキングに手渡す。
「は~い、キング様。グレーターヒールポーションで~す」
「あ、それ、俺の聖杯で作ったポーションだな」
「はい~、アンドレアさんが幾つか持たせてくれたんですよ~」
キングはハートジャックから小瓶を受け取るとポーションを一気に飲み干した。
するとキングの傷がホロホロと輝いて瞬時に治癒する。
『凄いですね。本当にグレーターヒールですね』
肩の傷、背中の傷、足の傷、すべての負傷が傷痕すら残さず消えていた。
「さて……」
一息ついたキングが門上の櫓を見上げて凄みながら声を張る。
「開門を願う!!」
するとゆっくりと門が開いた。
「素直に開いたよ……」
『そ、そうですね。まさかリザードマンさんが歓迎してくれるのでしょうか?』
「そんなわけ無いだろ……」
『ですよね……』
でも、マジでびっくりだ。
するとギギギっと音を鳴らして開いた門の隙間から灰色の胴着に黒い袴を穿いたリザードマンが出て来た。
日本の着物風だ。
剣道の胴着のようにも伺える。
リザードマンは独眼で刀の鍔をくくったアイパッチを嵌めている。
左目が不自由なようだ。
そして、腰にはブレイドを二本下げていた。
「二本差しのサムライ……?」
俺が呟いた通り、門から出てきたリザードマンは時代劇風の侍の身形をしていた。
履き物まで草鞋である。
サムライ風のリザードマンは倒れている二匹のリザードマンを見下ろすと、続いてこちらに頭を下げながらハッキリとしない発音で言った。
「見事ナ腕前デアリマスナ。多勢ヲ相手ニ単独デ退治ナサレルトハ」
カタコトに聞こえる発音だったが、確かに人語だった。
キングが凄みながら返す。
「差しの勝負に多勢で向かい打つ。それ事態、侮辱ではないでしょうかな?」
キングの自論だ。
独眼のリザードマンは平然とした抑揚で応えた。
「力量ガハッキリト見エテイル相手ト一騎討チデ戦ウホウガ無謀者。ナラバ勝テルヨウニ工夫スルノガ筋デハナイデショウカ?」
キングが顎をしゃくらせながら言った。
「それが、リザードマン流の戦いか。恥ずかしくないのか!」
すると突如リザードマンが怒鳴った。
「ナラバ、貴公ハ弱イト言ウ理由ダケデ、我々ニ死ネト申スカ!!」
リザードマンの言葉に魔王軍の全員がポカーンと間抜けな表情を見せていた。
呆れているのだ。
一騎討ちで多勢に無勢を恥じぬ考え方が凄まじい。
だが、正論でもある。
勝てぬ相手と分かっているからと言って、最初っから諦めてもいられない。
何をしてでも勝ち残り、生き残る手段を選択するのが生物の本能だろう。
更にリザードマンの言葉が続く。
「一騎討チデ勝テヌナラバ、多勢デ向カイ打ツ。生キ残ル為ノ工夫デハナイカ。ソレガ間違イダト言エルノカ!?」
すげ~~、理屈……。
しかも、自分たちの道理に、なんの疑問も抱いていない眼差しだ。
呆れながらキルルが呟いた。
『こ、この人たち、曲がってますね……』
確かに性格が曲がっている。
いや、根性が曲がってやがる。
折れることなく曲がりきって一回転してやがるぞ。
「まあ、人じゃあねえし、蜥蜴だしな……」
とにかく俺たちが呆れていると独眼のリザードマンが踵を返した。
「マア、ウヌラノ力量ハ理解デキタデゴザル。マズハ村ニ入ラレヨ」
そう言い残すとリザードマンは踵を返して門の中に入って行った。
門は俺たちを招き入れるように僅に開いている。
『ま、魔王様。招かれちゃいましたね……』
「だな……。どうするよ、キング?」
「参りましょう、エリク様……」
キングは堂々とした素振りで門の隙間を抜けてリザードマンの集落に入って行った。
罠や策略を恐れていない。
俺たちもキングに続く。
キングは先を進むリザードマンの後ろを追っていた。
俺たち魔王軍がリザードマンの集落を進んでいると藁と板で作られた家の窓からリザードマンたちがこちらを覗き見ていた。
おそらく牝や子供のリザードマンたちだろう。
周りを警戒する俺の背後に続くハートジャックが耳打ちしてきた。
「男衆の姿が見えませんね~……」
ハートジャックの言う通り、見えているところにはリザードマンの兵士どころか雄の姿すら見えなかった。
確認できているのは門の上の櫓に立っている弓兵三匹の姿だけである。
その他の兵士の姿が一兵も伺えなかった。
『隠れているのでしょうか。また土の中とかに?』
「あり得るな……。とにかく警戒を絶やすなよ」
「は~い、エリク様~」
ハートジャックやその他のコボルトたちが警戒心を研ぎ澄まして周囲を見回していた。
だが、やはりリザードマン兵の姿は見つけられない。
こいつらの考え方が、生き残るためなら何でも有りの道理ならば、どんな作戦を有してでも障害を除去してくるだろう。
俺たちはリザードマン集落に現れた障害だ。
討伐を考えられても可笑しくない。
不意討ち、騙し討ち、卑劣な作戦、なんでも仕掛けてくるだろうさ。
俺たちが警戒しながら独眼のリザードマンに続いて歩いていると、独眼のリザードマンが一軒の家の前で止まる。
「親方サマ、客人ヲオ連レシマシタデゴザル!」
独眼のリザードマンが声を張ると家の中から渋声が返ってくる。
「ご苦労、ジュウベイ」
ジュウベイ……?。
また聞き慣れた感じの名前である。
そして、家の中から聞こえて来た声は老体の支部声だった。
それに続いて老いたリザードマンが若い娘のリザードマンに支えられながら姿を表す。
老体のリザードマンの目元には深い皺が刻まれ顎には白くて長い髭がダラリと下げられていた。
腰も深く曲がっている。
その老体のリザードマンを支える娘のリザードマンは白い着物に身を包んでいた。
瞳が蛇のように鋭い蜥蜴な娘である。
両者共に和服だった。
やはりリザードマンは和風の文化で暮らしているようだ。
老体のリザードマンはヨボヨボした口調でキングに話し掛けてくる。
「儂がこの村の村長のムサシだ。お主は何者じゃ?」
ムサシ?
ムサシって、あのムサシ?
キングが凛とした表情で答える。
「私は魔王軍の隊長を勤めるキングである。この度はリザードマンたちを魔王軍に勧誘しに来た!」
ムサシは皺だらけの頚を傾げながら言った。
「勧誘?」
「リザードマンたちに魔王軍に加わってもらいたい!」
「我々リザードマン族が魔王軍に加わると……?」
老体のリザードマンの口調に俺は違和感を察する。
インシュンもジュウベイと呼ばれた独眼のリザードマンもそうだったのだが、しゃべり方がカタコトのしゃべり方だった。
なのに、この老体のリザードマンだけはしゃべり方が悠長である。
老いて声は掠れていたが、明らかに口調が違う。
それにリザードマンたちの名前にも違和感がある。
インシュン、キリマル、ジュウベイ、それにムサシ。
どれもこれも日本の時代劇で聞かれるような和風の名前だ。
しかもムサシって超有名人じゃんか……。
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