将来、悲運な結末を迎える令嬢は幸せに生きる

都築稔

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翌日

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今朝はルカ様と朝食をとっている。

寝起きのルカ様を初めて見ましたが、とっても可愛いかった!

「・・・リア、顔がニヤついてる。早く忘れてよ。」

彼は私に鼻血を出して気絶しているところを起こされ、恥ずか死にかけている。

先に起きた私はルカ様の寝顔を堪能しようと顔を見たら、鼻血が出ていた跡があった。驚いて彼を起こすと、私の服にもついていたみたいでかなりショックを受けていた。泣きそうにプルプルしてて可愛かった。

「悪いですが、忘れられません。私、愛されてるって実感して嬉しかったですよ?」

「・・・ほんと、ばっかじゃないの?」

ショックを受けてプルプルしてたルカ様と可愛さに悶えていた私は、私たちを起こしにきたラーヤ様によって強制終了させられた。その流れで湯浴みをし、ラナによって着替えさせられ、現在にいたる。

「うん!美味しい!ラーヤ様、このサンドイッチ美味しいです。」

「光栄です。」

まだ不機嫌を装っているルカ様を放置して、私は朝食を楽しんでいる。

学園に来てから、ラーヤ様は料理の才能もあるんだと知った。前から器用な方だとは思っていたけど・・・ちょっと侮っていたわ。

「う~ん、美味し~!」

「お嬢様、品がないです。」

「・・・見てるのは僕らだけだ。かまわないだろ。」

「ルカ様、大好きです。」

ありがとうございます。そう言ってくれる貴方が好きです。

美味しいものは美味しい顔して食べたいじゃない?

「・・・・・・僕も(小声)」

「はい。」

はぁぁ~い!可愛い!

最近の不安とかストレスも、全部昨夜からの出来事で吹き飛んでしまいましたわ。やっぱり推すべきはルカ様ですね。

「今日から、しっかり睡眠とってくださいね?」

「・・・ちょっと、反省した。」

これは、少しの改善しかみられなさそうね。私も目を光らせておかないと。

1日でクマは消えなかったけど、前より顔色は良い。とりあえずはよかったわ。

「しばらくは昨日みたいに、早めに部屋に戻ることにしませんか?」

「嫌だ。ゼッタイ嫌。」

ルカ様は手を胸の前でバッテンを作った。

「なんでですか?」

「リア不足になる。余計に体調崩してもいいのか?」

もう・・・わからないでもないけどね。私だって疲れてても推しに会うだけで元気になるもの。

「では、エミリア様に書斎で過ごしてもらうのはどうですか?」

膠着状態になりかけた私たちに、ラーヤ様が提案してくれた。

「いいですね!」

「うーーーん・・・・・・。」

あれ、まさかのルカ様が渋ってる?私がいたら仕事の邪魔だったかしら・・・。

「よし、そうしようか。」

「・・・いいんですか?」

「うん、リアがいてくれると嬉しい。」

彼が何に悩んだかわからないけど、さっき不貞腐れてた人とは思えないほど上機嫌だからよしとしましょう。

「では、今日からよろしくお願いします。」

「こちらこそ。」

あぁ、推しの笑顔はやっぱり最高ね。
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