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解明1
しおりを挟むどうにかして、確認することはできないかしら。
この世界の人には、ヴァンパイアみたいに吸われた人もヴァンパイアになるみたいな話だったらすぐにわかるのに。
「それにしても、2人の話通りなら魔力痕がないのも納得できる。」
「そうだね。僕たちには考え付かなかったけど、それが今のところ有力かもしれない。」
「ルカ、なんとかならないのか?」
リアン様、人の婚約者をそんな某ネコ型ロボットみたいな扱いしないでください。
「・・・考えてみよう。」
まぁ、確かにルカ様は魔法の天才だから思いつくかもしれないけど・・・無理はしないでくださいね。
「精気を吸われたとして、学園内にその、“サキュバス”やら“ヴァンパイア”ってやつがいたってことか?」
「う~ん、それがそうとも限らないと言いますか・・・。」
「エミリア嬢、どういうこと?」
「確かに、有名なのはサキュバスやヴァンパイアです。でも別の、その能力を持つ設定のキャラクターがいる可能性もありますので・・・。」
「有名な能力なら、そんなこともあるか。」
「はい、あくまで物語ですので。」
「じゃあ、どうしたらいいんだよ。」
「ヴァンパイアなら、十字架とかニンニクが苦手とかいいますけどね。」
「太陽がダメ、とかね。」
「事件も夜だから、可能性はあるな。」
次の事件が起こってからでは遅い。何かないかしら・・・。
「なにか、証拠とかないのかな?」
「ルカ、お前の監視魔法に何か映ってないの?」
「映ってたら言ってる。」
「まぁ、そりゃそうか。」
証拠ね・・・。
「あの、もし私たちの言うヴァンパイアなら噛み跡が残ってるかと・・・。」
「噛み跡?」
「そっか!そうですわね。」
「リア、どういうこと?」
アメリア嬢の言葉に、私以外はピンと来ていない様子。
日本人が作ったゲームとはいえ、全てが共通認識ではないのね。
「ヴァンパイアには鋭い牙があって、首ををこう、カプッと噛むんです。」
私の身振り付きの説明に、1人悶えてる人がいるけど今は無視しよう・・・。
「噛まれた人は血を抜かれて、首には牙の噛み跡が残るのが基本なんです。」
「なるほど、それがあるかを確認してみるか。」
「枯れたところばかりを気にして、小さな傷は見落としてるかもしれないからね。見てみよう。」
まぁ、ヴァンパイアに血を抜かれた人が枯れ枝のようになるかはわからないですけど・・・精気って目に見えるものではないですし。知ってはいるものの、現実に吸われた人を見たことはないし。でも、調べてないなら確認するくらいはしてもいいよね。
実物を見たことはないけど、何も知らない人が確認するよりいいのでは?という私もそちらに行きたいという希望は置いておかれ、アメリア様が確認することになった。
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