将来、悲運な結末を迎える令嬢は幸せに生きる

都築稔

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解明2

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「慣れてない女性に見せるのは気が引けるんだけど・・・。」

「大丈夫ですわ。私から見ると言ったんですから。」

正直、死体なんて見たことないから怖さはある。
だって夢に見る人もいるって言うじゃない?トラウマっていうやつ。枯れてるなら腐敗臭とかはしなさそうだけど、怖いものは怖いわよね。
前世ではホラーの類は全然平気だった。
でも、やっぱり作り物のオバケと違うのかしら?
この世界がゲームの世界であったことを知ってるからか、どうしても現実味が薄れてしまう。

「この部屋に保管されてる。準備はいいか?」

頑丈な扉に兵までつけている。

例のご遺体は状態保存がかけられた棺に入れられていた。
棺ってさらにドラキュラ感出るわね。

ライトが棺を開けてくれる。

「無理はしなくていいから、ダメそうならすぐに言ってほしい。」
「わかりました。ご配慮ありがとうございます。」

恐る恐る中を覗くと、皆が言うように"枯れた"という表現がピッタリな遺体が横たわっていた。

なんだか、ミイラを見てるみたいだわ。前世でミイラの映像を見たけど、そんな感じ。
首元は・・・しわくちゃでわかりにくいけど、それらしき跡はなさそう。

「どうだ?」
「それらしいものは見当たらないですね。」
「そうか・・・。」
「他に何かわかることは?」

うーん、茶色くてしわくちゃの肌・服装は女性用で変色した様子はない。傷跡もなさそうだ。

「前世ではミイラという、亡くなった方を後世に残す方法があるんですけど・・・見た目はそれに似ている気がします。違うのは目を開いているところや、内臓を取り除いてなさそうなところでしょうか。」
「・・・グロい保存方法があるんだな。」
「死んでもなお、そばに居てほしい気持ちはわかるな。」
「ルカはちょっと黙ってて。」

先にエミリアが亡くなったらミイラではないけど、魔法で保存されることになりそうだ。
想像して少し身震いした。

「服を着ている部分は見ましたか?」
「俺たちは見ていない。亡くなったとはいえ、女性だからな。専門知識を持った魔法員は見たはずだ。」
「私も拝見していいでしょうか?」
「別にいいけど、お前気持ち悪くないのか?」
「意外と大丈夫そうです。血塗れじゃないだけなのかもしれません。」
「じゃあ、立会人を呼んでくる。」

リアンは意外とこういうのが苦手なのだろうか。私よりも渋い顔をしていた。
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