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お化け屋敷の人ってなんで受付の人まで演技派なん
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「次何乗る? 揺れるやつ?」
「これはどう?」
由奈がまさかのジェットコースターおかわりを提案してきたので、食い気味に他のアトラクションを指差した。パンフレットの番号だったからどんなのか分からなくて確認したらお化け屋敷だった。今度は俺が詰んだ。
「夜中の学校……怖いのだ。堀塚君怖いの平気なの?」
「えっと、うん。多分」
今さら引けるわけもなく頷いてしまった。間田の気持ちが分かった。誰でもいい。誰か反対してください!
「それなら行ける! 面白そう!」
──間田ァァァァァァ!!
ここぞとばかりに賛成するな! 俺は苦手なんだよ! 知らないから仕方ないけど!
由奈がなんとなく心配そうな視線を送ってくる。やばい。
「面白そうだね~」
気付かれたくない。小学生向けのお化け屋敷でも全身震える男だということを。
こうなったら最後まで目を瞑ってゴールしよう。それで行こう。
「よし。では次は夜中の学校だな。スリリングなこと間違いなし!」
円先輩は何でも平気そうでいいなぁ。先頭切ってスキップしそうな勢いで進んでる。
「山川さん、怖いのも平気なんだ。苦手なアトラクションはないの?」
「うん。全部好き~」
さすが。お化け屋敷は俺が怖くて前世で一緒に入ったことがなかった。もちろん由奈も知っている。それをからかってくることもなかったから、もしかしたら由奈も苦手なのかと思ってたけど違った。全部好きかよ。チートじゃん。
あ~~~~ドキドキする。
主に横にいる由奈ではなく、半分程見えてきた目的地に対して。全員で一緒に入れるのかな。それだったら道端の横にいたい。巨体の横なら影に隠れられるし優しいクマさんみたいで安心できる。
「では、僕たちは出口で待っているから」
「え゛ッッ」
なんて言った道端兄ィィ!
「先輩たちは行かないんですか!?」
「ソーリー。怖いのは満が少々苦手でね。一人じゃ心細いだろうから僕も一緒に待っているよ」
嘘だろ嘘って言ってお願いします後生ですからァッッ!!!
道端という屈強な盾だけを期待してここまでどうにか来たのに。
「あ、じゃあ」
俺も待ってようかな──。
「怖いなら無理しない方がいいね。三人で行ってきます」
「いってらっしゃい」
「ごめ」
なんてことを言い出すこともできず、俺は涙目で夜の廃校へ挑むことになった。最悪じゃん。
「残念~三人でお化け全部倒してくるから待っててください! な!」
うお~~~~~ジェットコースターの時とは打って変わって元気いっぱい小学生な間田がなんか言ってる~~~~~。俺に同意求めてくんじゃねぇ!
「まあ、ほどほどに……いってきますね」
「うん」
もう乾いた笑いしか出てこない。平和に手を振る二人が心底羨ましい。なんでさっき虚勢張っちゃったのかな。
「いざ、出陣~!」
「間田君面白い」
「でっしょぉ?」
「あはは」
うぇぇ~~~~ん!
顔が死んだ受付のお兄さんにフリーパス見せながら校門を潜る。すでに入り口の時点で真っ暗なんですけど。ケンカ売ってんのか。一人だったらこの時点で確実に逃げている。
「行こ」
「うん」
男堀塚蓮、最後まで無事でいられますように……!
「……ぅおッびっくりした~」
ビクッ。
校舎に入った瞬間、前の人たちらしき叫び声が聞こえて間田が呟く。俺もつられて盛大に体が震えたけど、暗がりだったので助かった。そもそも暗くて怖いんだけど。
「あんな叫ぶってことはめっちゃ怖いんじゃん? 楽しくなってきた~!」
こっちは全然楽しくないんだが?
ただ、間田の変なテンションのおかげで怖さが若干紛れているのも事実。どうにかそのお化け屋敷と逆のテンションでずっと行ってください。
「これはどう?」
由奈がまさかのジェットコースターおかわりを提案してきたので、食い気味に他のアトラクションを指差した。パンフレットの番号だったからどんなのか分からなくて確認したらお化け屋敷だった。今度は俺が詰んだ。
「夜中の学校……怖いのだ。堀塚君怖いの平気なの?」
「えっと、うん。多分」
今さら引けるわけもなく頷いてしまった。間田の気持ちが分かった。誰でもいい。誰か反対してください!
「それなら行ける! 面白そう!」
──間田ァァァァァァ!!
ここぞとばかりに賛成するな! 俺は苦手なんだよ! 知らないから仕方ないけど!
由奈がなんとなく心配そうな視線を送ってくる。やばい。
「面白そうだね~」
気付かれたくない。小学生向けのお化け屋敷でも全身震える男だということを。
こうなったら最後まで目を瞑ってゴールしよう。それで行こう。
「よし。では次は夜中の学校だな。スリリングなこと間違いなし!」
円先輩は何でも平気そうでいいなぁ。先頭切ってスキップしそうな勢いで進んでる。
「山川さん、怖いのも平気なんだ。苦手なアトラクションはないの?」
「うん。全部好き~」
さすが。お化け屋敷は俺が怖くて前世で一緒に入ったことがなかった。もちろん由奈も知っている。それをからかってくることもなかったから、もしかしたら由奈も苦手なのかと思ってたけど違った。全部好きかよ。チートじゃん。
あ~~~~ドキドキする。
主に横にいる由奈ではなく、半分程見えてきた目的地に対して。全員で一緒に入れるのかな。それだったら道端の横にいたい。巨体の横なら影に隠れられるし優しいクマさんみたいで安心できる。
「では、僕たちは出口で待っているから」
「え゛ッッ」
なんて言った道端兄ィィ!
「先輩たちは行かないんですか!?」
「ソーリー。怖いのは満が少々苦手でね。一人じゃ心細いだろうから僕も一緒に待っているよ」
嘘だろ嘘って言ってお願いします後生ですからァッッ!!!
道端という屈強な盾だけを期待してここまでどうにか来たのに。
「あ、じゃあ」
俺も待ってようかな──。
「怖いなら無理しない方がいいね。三人で行ってきます」
「いってらっしゃい」
「ごめ」
なんてことを言い出すこともできず、俺は涙目で夜の廃校へ挑むことになった。最悪じゃん。
「残念~三人でお化け全部倒してくるから待っててください! な!」
うお~~~~~ジェットコースターの時とは打って変わって元気いっぱい小学生な間田がなんか言ってる~~~~~。俺に同意求めてくんじゃねぇ!
「まあ、ほどほどに……いってきますね」
「うん」
もう乾いた笑いしか出てこない。平和に手を振る二人が心底羨ましい。なんでさっき虚勢張っちゃったのかな。
「いざ、出陣~!」
「間田君面白い」
「でっしょぉ?」
「あはは」
うぇぇ~~~~ん!
顔が死んだ受付のお兄さんにフリーパス見せながら校門を潜る。すでに入り口の時点で真っ暗なんですけど。ケンカ売ってんのか。一人だったらこの時点で確実に逃げている。
「行こ」
「うん」
男堀塚蓮、最後まで無事でいられますように……!
「……ぅおッびっくりした~」
ビクッ。
校舎に入った瞬間、前の人たちらしき叫び声が聞こえて間田が呟く。俺もつられて盛大に体が震えたけど、暗がりだったので助かった。そもそも暗くて怖いんだけど。
「あんな叫ぶってことはめっちゃ怖いんじゃん? 楽しくなってきた~!」
こっちは全然楽しくないんだが?
ただ、間田の変なテンションのおかげで怖さが若干紛れているのも事実。どうにかそのお化け屋敷と逆のテンションでずっと行ってください。
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