黒魔女さんは炎狼を捕まえたようです。

豆丸

文字の大きさ
6 / 10

一緒に寝ましょう

しおりを挟む
 ガイルは、コレットの部屋に入るとベッドに彼女を横たえる。ギシッと軽い体のコレットが横になるだけで簡易なベッドは大きく軋む。 
 ガイルは毛布を掴むとコレットの首もとまで掛けてくれた。

「あ、ありがとう、ガイル重くなかった?」       
 コレットはガイルを下から見上げる、ガイルはふっと柔らかく笑うと「鍛えてるから平気だ!コレットは軽いから一晩中抱き抱えられる」と言った。 

 ガイルは軽くなった腕、離れた体を寂しく思う、もっと抱きしめていたい、コレットの甘い匂いを鼻腔一杯吸い上げたかった。 

「な、なな一晩中?何言ってるの!変なガイル!」コレットの顔はすでに真っ赤だ。 

「ぷはは、コレット茹でダコみたいだ」ガイルは豪快に笑うとコレットの頬を優しく撫でた。 

「も、もう!からかわないでよ!」   

「すまん、あんまり可愛いからついな」

「え?」コレットは驚きで目を丸くする。 

 ガイルは照れくさいようで誤魔化すように、頭をポリポリかいた。 

「あー。もう、夜遅いから俺は部屋に戻る、コレットは暖かくして休めよ。明日朝ご飯運んでくるから」 
「ま、待って!ガイル!」 
「ぐわ、お、おい!」 
 離れがたく踵を返した、ガイルのしっぽをぎゅっとつかんでしまった。 

「えっと、その、あの…」 

(ガイルに聞かないと、さっきトイレでコレットには興奮するってどういう意味で言ったのって………でも怖い、もしかしたら、なんの意味もないかもしれない。ただの生理的現象で…) 

 コレットはぐるぐる考えて黙りこんでしまい、ガイルは心配そうに顔を覗きこんだ。 
「どうした?心細くなったのか?」 
「う、うん……ちょっと月経で不安定で…」誤魔化すように、言葉を続ける。 
「だ、だから、その、寒いし…」  

(そういえば、さっきトイレでガイルが湯タンポになろうかって言ったわ) 
 コレットは、気まずい流れを変えようと深く考えずに口にしてしまった。 
「そうだ!ガイル湯タンポになって!」 

 

「ゆ、湯タンポ」 
 確かに、冬には湯タンポがわりになると言ったのはガイルだった。ガイルは狭いコレットのベッドをちらっと見た。 

 湯タンポになると言うことは、すなわち添い寝することであり、こんな狭いベッドだ、必然的に抱き合うような体勢になってしまう。 

 耐えられのか俺の理性! 

 コレットこいつは解っていて誘っているのか? 
 いや、解っていたら月経中に添い寝に誘わないだろう、ただ純粋に人恋しくて、俺に甘えているのだろう。 
 いつも俺を突っぱねるコレットが甘えてくれて、嬉しい、嬉しいが襲いかねん……ガイルは迷う。

「やっぱりダメだった?甘えて迷惑だった?」 
 ガイルの無言を否定と捉えたコレットは、目を潤ませてガイルを見上げた。 

 ぐっ泣きそうな顔も可愛い、別の意味でも鳴かせてえ。一緒に添い寝するチャンスは二度とないかもしれん、月経が終わったら、いつものコレットに戻り甘えてくれないだろう。 
 襲わないよう俺が耐えれば良いだけの話だ、ガイルはチャンスに飛び付くことにした。

「迷惑じゃない!甘えてくれて嬉しいぜ、俺でよければいつでも湯タンポになるぞ」  
「ありがとうガイル」 
「ただ、ベッドが狭いから湯タンポじゃなくて抱き枕になるが大丈夫か?」 
「え?抱き枕?あっ」 
 ガイルに言われて、コレットは自分のベッドの大きさとガイルの体躯を見比べた。 

(シングルベッドに大きなガイルと一緒に寝たら密着しないと落っこっちゃう。落ちないようにするには、抱きしめ合うみたいになっちゃう!) 
 コレットは再び茹でダコみたいに赤くなり、恥ずかしくて下を向き視線だけがさ迷う。
   
「が、ガイルが嫌じゃないなら抱き枕になって」やがてポツリとコレットはお願いした。 



 ガイルとコレットは小さいベッドに横になった。コレットはベッドのはじっこに寄り、ガイルが窮屈にならないように小さく丸くなる。

「もっと俺の方にもたれないと落ちるぞ」 
「だってガイルが狭いでしょ?」 
「遠慮するな、くっつかないと湯タンポ兼抱き枕にならないだろう」 
「だ、だって体が近すぎて、恥ずかしいの」    
「あー!お前が恥ずかしがるから俺も恥ずかしくなる、コレットこっちに来い」 
「え?ち、ちょっとガイル」  

 ガイルはコレットの体をベッド中央に引き寄せると後ろから抱きしめるように包みこんだ。コレットの頭はガイルの逞しい腕を枕にしており、ガイルの息づかいをすぐ後ろに感じる。 
 背中にはガイルの鍛えられた胸腹部が密着して暖かい。   

(ひええー。ガイル近いよー) 

 心臓がドキドキしてコレットはカチカチに固まってしまう、ガイルはため息をつくと耳もとで囁いた。 
「はあ、コレット捕って喰ったりしないから力を抜けよ。よけい腹痛くなるぞ。ほら、夜遅いから寝るぞ」 
 ガイルは毛布を引っ張りコレットの肩までかけると目をつぶり寝るように促す。 
「うん、おやすみなさい」 
 炎狼のガイルの体は暖かく、規則正しい心臓の音と呼吸の音がする。  

(ガイル寝たのかな?暖かくて気持ちいい)   

 コレットから、いつしか力が抜けその温もりに包まれ安心すると瞼がさがりうとうとし始める。頬っぺたに何が暖かいものが触れたような気がしたが、コレットは夢の中。 


「コレット寝たのか?全く無防備すぎだ」 
ガイルがコレットの顔を覗きこむと小さい寝息をたてて安心したように休んでいる。長い睫毛が閉じられ、目を瞑ると更に幼く見えた。 

 無意識に導かれるように、ガイルは白く艶やかな頬っぺたに優しく口づけを落とした。       

 柔らか皮膚の感触、もっと触れたい。口づけ一つで満足できるはずもなく、堪らすその折れそうに細い体を掻き抱くとコレットが身じろぎした。華奢な体、壊してしまいたくなる。 

 ガイルは、コレットの首に鼻を近いづけ甘い匂いを味わう。 
 収まったはずの半身が立ち上がり、ズボンを突き破る勢いの欲棒を思わずコレットの臀部に擦り付けた。  

 駄目だ駄目だ我慢出来ねぇ、ガイルの息が荒く苦しいものに変わり、コレットの細い腰を引き寄せると擦り付けた欲棒を上下に動かし始めた。 

 猛るズボンの布越しにコレットの臀部の丸みと柔らかさを貪欲に感じる。 
 コレットの水色のパジャマのズボンに手を伸ばしかけ、ぎゅっと拳を握りしめると耐えた。これ以上は駄目だ、コレットが起きちまう。弱々しい刺激をゆるゆる与え続けると、徐々に射精感が高まる。  
 
「ぐぐぐっうっっ」
歯を食い縛りくぐもった声をあげ、ガイルは腰をびくつかせる。 
 どばっと白い粘りを自らの下着の中にぶちまけて熱い息を吐いた。 
 精子特有の匂いが辺りに漂い、下着が粘って気持ち悪い、コレットにバレないうちに風呂に入ろう。 
 
 ガイルはコレットの頭をゆっくり腕から枕に乗せ変えるとコレットの部屋をあとにした。

 

  

 
 臀部に熱い違和感を感じコレットは、夢から起こされた。ぼやけた頭にガイルの聞いたことのない、くぐもった艶っぽい声が首の後ろから聞こえる。  
(な、なに?)  
    
 ガイルがコレットの腰に腕を絡ませ、臀部に何か硬い物を擦りつけていた。徐々に頭に血が戻り状況が解ってくると、コレットは身動き一つ出来なくなった。               

(ガイルが私のお尻でおちんちんしごいてる。どうしたらいいのー?捕って喰ったりしないって言ってたのに…) 
 コレットの心臓はうるさいほど高鳴り、羞恥で顔が真っ赤に染まる。   
 布越しに伝わるガイルの熱は大きく太く硬かった。それをコレットの臀部に上下に擦り付け続ける。コレットの全身にもなんともいえない熱がたまっていく。
 
(何だか私の体も熱いかも、子宮がきゅうとする)
コレットの体が小刻みに揺すられ、ガイルの息が徐々に余裕のないものに変わった。 
   
 揺すられるたびにコレットの体も熱くなった。胸の頂は布で擦れ立ち上がり、子宮が蠢き経血が多量に流れる感触にぞくりと震えた。 
 ガイルがくぐもった声をあげ果てると、布越しにやけどしそうにほどの熱い白濁。 
(布越しでもこんなに熱いなんて……中に出されたら、もっと熱いのかしら?)  
 
 ガイルの出ていった部屋でコレットは一人思案する。
(ガイルは、私のこと捕って喰ったりしないけど一緒に寝たらおかずにしちゃう程度には好いているみたい。私には勃つと言ってくれたり、可愛いとも言ってくれたわ……           
 番じゃなくても情の厚いガイルのことだから、私から迫れば抱いてくれるかもしれない)   
  
 コレットは、自身の浅ましい考えに自分自身を嫌悪した。ただそれだけガイルが欲しかった。  
 刹那的でも体を重ねて熱を分けて貰い、ガイルが村に帰っても寂しくないように中に出してもらいたかった。  
  
 幸いなことに今は月経中で中に出されても妊娠しない、コレットはガイルに襲いかかることに決めた。


 

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

冷徹団長の「ここにいろ」は、騎士団公認の“抱きしめ命令”です

星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全16話+後日談5話⭐︎ 王都最硬派、規律と責任の塊――騎士団長ヴァルド・アークライトは、夜の見回り中に路地で“落とし物”を拾った。 ……いや、拾ったのは魔物の卵ではなく、道端で寝ていた少女だった。しかも目覚めた彼女は満面の笑みで「落とし物です!拾ってくださってありがとうございます!」と言い張り、団長の屋敷を“保護施設”だと勘違いして、掃除・料理・当番表作りに騎士の悩み相談まで勝手に開始。 追い出せば泣く、士気は落ちる、そして何より――ヴァルド自身の休息が、彼女の存在に依存し始めていく。 無表情のまま「危ないから、ここにいろ」と命令し続ける団長に、周囲はざわつく。「それ、溺愛ですよ」 騎士団内ではついに“団長語翻訳係”まで誕生し、命令が全部“愛の保護”に変換されていく甘々溺愛コメディ!

下賜されまして ~戦場の餓鬼と呼ばれた軍人との甘い日々~

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王宮から突然嫁がされた18歳の少女・ソフィアは、冷たい風の吹く屋敷へと降り立つ。迎えたのは、無愛想で人嫌いな騎士爵グラッド・エルグレイム。金貨の袋を渡され「好きにしろ」と言われた彼女は、侍女も使用人もいない屋敷で孤独な生活を始める。 王宮での優雅な日々とは一転、自分の髪を切り、服を整え、料理を学びながら、ソフィアは少しずつ「夫人」としての自立を模索していく。だが、辻馬車での盗難事件や料理の失敗、そして過労による倒れ込みなど、試練は次々と彼女を襲う。 そんな中、無口なグラッドの態度にも少しずつ変化が現れ始める。謝罪とも言えない金貨の袋、静かな気遣い、そして彼女の倒れた姿に見せた焦り。距離のあった二人の間に、わずかな波紋が広がっていく。 これは、王宮の寵姫から孤独な夫人へと変わる少女が、自らの手で居場所を築いていく物語。冷たい屋敷に灯る、静かな希望の光。 ⚠️本作はAIとの共同製作です。

地味令嬢の私が婚約破棄された結果、なぜか最強王子に溺愛されてます

白米
恋愛
侯爵家の三女・ミレイアは、控えめで目立たない“地味令嬢”。 特に取り柄もなく、華やかな社交界ではいつも壁の花。だが幼いころに交わされた約束で、彼女は王弟・レオンハルト殿下との婚約者となっていた。 だがある日、突然の婚約破棄通告――。 「やはり君とは釣り合わない」 そう言い放ったのは、表向きには完璧な王弟殿下。そしてその横には、社交界の華と呼ばれる公爵令嬢の姿が。 悲しみも怒りも感じる間もなく、あっさりと手放されたミレイア。 しかしその瞬間を見ていたのが、王家随一の武闘派にして“最強”と噂される第一王子・ユリウスだった。 「……くだらん。お前を手放すなんて、あいつは見る目がないな」 「よければ、俺が貰ってやろうか?」 冗談かと思いきや、なぜか本気のご様子!? 次の日には「俺の婚約者として紹介する」と言われ、さらには 「笑った顔が見たい」「他の男の前で泣くな」 ――溺愛モードが止まらない!

冷遇妃ライフを満喫するはずが、皇帝陛下の溺愛ルートに捕まりました!?

由香
恋愛
冷遇妃として後宮の片隅で静かに暮らすはずだった翠鈴。 皇帝に呼ばれない日々は、むしろ自由で快適——そう思っていたのに。 ある夜、突然現れた皇帝に顎を掴まれ、深く口づけられる。 「誰が、お前を愛していないと言った」 守るための“冷遇”だったと明かされ、逃げ道を塞がれ、甘く囲われ、何度も唇を奪われて——。 これは冷遇妃のはずだった少女が、気づけば皇帝の唯一へと捕獲されてしまう甘く濃密な溺愛物語。

『階段対策会議(※恋愛)――年上騎士団長の健康管理が過剰です』

星乃和花
恋愛
【完結済:全9話】 経理兼給仕のクラリスは、騎士団で働くただの事務員――のはずだった。 なのに、年上で情緒に欠ける騎士団長グラントにある日突然こう言われる。 「君は転倒する可能性がある。――健康管理対象にする」 階段対策会議、動線の変更、手をつなぐのは転倒防止、ストール支給は防寒対策。 全部合理的、全部正しい。……正しいはずなのに! 「頬が赤い。必要だ」 「君を、大事にしたい」 真顔で“強い言葉”を投下してくる団長に、乙女心を隠すクラリスの心拍数は業務超過。 さらに副団長ローレンは胃薬片手に「恋は会議にするな!!」と絶叫中!? これは健康管理?それとも恋愛? ――答え合わせの前に、まず“階段(概念)“をご確認ください。

優しい雨が降る夜は

葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン 無自覚にモテる地味子に 余裕もなく翻弄されるイケメン 二人の恋は一筋縄ではいかなくて…… 雨降る夜に心に届いた 優しい恋の物語 ⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡ 風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格 雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン

【完結】愛する人はあの人の代わりに私を抱く

紬あおい
恋愛
年上の優しい婚約者は、叶わなかった過去の恋人の代わりに私を抱く。気付かない振りが我慢の限界を超えた時、私は………そして、愛する婚約者や家族達は………悔いのない人生を送れましたか?

敵将を捕虜にしたら夫になって、気づけば家族までできていました

蜂蜜あやね
恋愛
戦場で幾度も刃を交えてきた二人―― “赤い鷲”の女将軍イサナと、 “青狼”と恐れられたザンザの将軍ソウガ。 最後の戦いで、ソウガはイサナの軍に捕らえられる。 死を覚悟したその瞬間―― イサナは思わず、矢面に立っていた。 「その者は殺させない。命は……私が引き受けます」 理由などなかった。 ただ、目の前の男を失いたくなかった。 その報告を受けた皇帝エンジュは、 静かに、しかし飄々とした口調で告げる。 「庇いたいというのなら――夫として下げ渡そう」 「ただし、子を成すこと。それが条件だ」 敵国の将を“夫”として迎えるという前代未聞の処置。 拒否権はない。 こうしてソウガは、捕虜でありながら 《イサナの夫》としてアマツキ邸に下げ渡される。 武でも策でも互角に戦ってきた男が、 今は同じ屋根の下にいる。 捕虜として――そして夫として。 反発から始まった奇妙な同居生活。 だが、戦場では知り得なかった互いの素顔と静かな温度が、 じわじわと二人の距離を変えていく

処理中です...