7 / 10
花の匂いの正体は
しおりを挟む
ガイルたちが拠点にしている町モニークの朝は寒く、春と言っても霜が降りる日が多い。
ガイルとスバルはギルドから、モニーク街道に出没する魔物の討伐を頼まれていた。モニーク街道は王都に通じる重要な街道の一つだ。
ガイルは白い息を吐きながら、爪に纏わせた炎でゴブリンを切り刻む。
リーダーのスバルも斧で最後の一匹の頭部を潰すと持っていたボロ布で血を拭った。
「ガイル少し動きが鈍いぞ、どうした?」
リーダーのスバルは40代半、灰色の髪に獅子に似た厳つい顔立ち、若い頃王城騎士だった。
「スバルすまん、気をつける」
ガイルは昨夜自慰のあとコレットの部屋に戻り、抱き枕として朝を迎え一晩中襲いたい衝動と戦ってきた。
「あー寝不足か?若いからって余り遊び過ぎるなよ。夜に娼館街で見たぞ、ガイルが珍しいなー」ニヤニヤ笑う。
「いや、呑みに行っただけだ!」
「また、恥ずかしがるな。若いから溜まり易いだろう?俺のおすすめを紹介してやるぜ」
女好きなスバルは頻繁に娼館街に通っている。
「それより、スバルはリリアカと共にアマゾネスの村に行かなくて良かったのか?」
スバルは若い頃にリリアカと子供をもうけ、子供は女子でアマゾネス村のリリアカの祖母に育てられた。彼女はアマゾネスで成人年齢の15歳になる。
「ああ、リリアカに来るなと言われたな」
スバルは腰の道具袋から煙管を出すと煙草の草を詰めた。
「ガイル、火くれ?」
ガイルは人差し指にぽっと火を灯すとスバルの煙草に火を付けた。
「ふー。うまいな」
スバルは深く煙草を吸いこむとゆっくり紫煙を吐き出した。ゆるゆると白い線が浮かんでは消える。
「種族間の違いだな。アマゾネスの村は女しか入れん、娘にも一度も会ったことがない。リリアカには他に種違いの子供がいるしな……難儀な女に惚れたもんだ」
「スバル」
「おっと暗い顔すんなガイル!俺が娼館街通いしても文句は言わない。同じ仲間でたまに抱かせてくれる、ちょうど良い距離感だ」
狂おしく苦い感情を飲み込み乗り越えてきたスバルはニカッと笑ってまた煙草を味わう。
「ガイルお前、リリアカにコレットの世話するように頼まれただろう?コレット大丈夫か?」
リーダーの顔に戻ったスバルは聞いてきた。
「あいつ、月経で辛そうだ。かなりふらふらしてる」
「月経か……リリアカが心配するはずだ」
「ああ、魔力のない今、命を狙われたら一溜まりもない」
「それもあるが、魔女は月経中しか孕まない種族なんだ男に襲われたら大変だぞ」
「な?孕む!出血しているのに?」
「諸説あるが…魔力の強い魔女は通常は子宮も魔力で守られ中出しされても精子を受け付けず、妊娠することはない。ただ月経中は子宮を守る魔力もなくなり精子を受け入れてしまうそうだ」
「しかし、排卵しないと孕まないだろう?月経中は排卵しないんじゃ…」
「そこが不思議だ!魔女は月経中に中出しされるとその刺激で排卵する、まるで魔力をなくして襲われるのを待ってるようにだ」
「……待っているのか?」
ガイルは弱ったコレットに何度も襲いかかりたい衝動に駆られたことを思い出す。
「ガイルどうした?」
「もし、死ぬほど嫌いな奴に襲われたらどうするんだ?」ガイルは最悪の事態を想像した。
「どうしようもない」
「おい!」
「はは、嘘だ。魔女は身を護るため月経中人里離れ隠れるか、リリアカやお前のような信頼出来る奴に守ってもらう」
信頼出来る奴か……今、俺が一番危険だ。コレットを想像の中で襲いつくしている。昨夜はコレットのお尻を使い自慰までしてしまった。
「スバル、俺はコレットの信頼に値しない。俺の替わりにアイツを守ってくれないか?」
「コレットと何かあったか知らんが…」
ガイルの苦渋の表情から何かを感じとったスバルは続けた「俺じゃコレットは嫌がるぞ。部屋に入れてもくれんだろうな、コレットは俺よりお前にそばにいて欲しいんじゃないか?」
「そばになんかいたら…コレットにとって俺が一番危険だ!」
スバルは驚いたように顔を上げ、ガイルの表情を見ると全てを理解した。
若さはいいな、スバルはニヤリと笑うとガイルに告げた。
「ガイル、魔女は月経中にすることがまだある……子作りだ!」
「な!」
「月経中しか孕めない魔女は好いた男が近くにいると媚薬作用のある花の匂いを体から放出させ、襲ってくれと誘うそうだ」
「じゃあ、あの花の匂いは!」
ガイルを何度も吐精に導いた、咲く前の花の匂いを思い出す。コレットが俺を好いてくれていた、ガイルは歓喜に震えた。
もう、我慢はしねえ。コレットの全部を俺のものにして、ぜってえ孕ませてやる。
コレットがまぶしい日の光で目を覚ましたときには、すでに太陽は真上でお昼近かった。
(はあ、ガイル抱き枕温かかった~。そのおかげかしら?たっぷり寝れたし、いつもの月経より体が動く痛みが軽いわー)
コレットは部屋の簡素なテーブルにすっかり冷めてしまった、お粥と痛み止めの薬湯が置いてあることに気づいた。横にメモ書きに汚い文字で《朝起きたら食べろ。スバルと仕事してくる、昼過ぎには顔を出す――ガイル》と書かれていた。
(ふふ、ガイル意外と字が下手なのねー。朝ご飯ありがたいな、温めて食べないと)
ガイルの気遣いが嬉しい、コレットはいそいそとお粥と薬湯を火にかけ温かくして食べた。
ご飯を食べたら体が汗でベタベタなのが気になった。昨日戦闘して汚れてから月経でふらふらでシャワーも浴びていない。
(ガイルを襲うにしても、体を拭いて綺麗にしないと……でも、どうやって襲えばいいのかな?こんな事なら、リリアカに襲いかたを聞けばよかった~)
コレットは真っさらの処女だった。
キスは馬鹿な三流貴族に酔っぱらった勢いで奪われたが、あんなのはノーカウントだ。馬鹿貴族は全身の毛を魔法で燃やしておいた。
黒魔女は奥ゆかしく性に対してオープンな種族ではない、コレットが魔女の村で習った性教育は、子が欲しいときは月経中に匂いで伴侶を誘うので、身を任せなさいと言うなんともつなたいものだった。月経中は、襲われやすいので身を守ることに重点を置いた教えを受けた。
コレットは魔女の村から街に移り住んでから、図書館で一般的な性の知識を身につけた。
種族の差を考えず、魔女の自分も月経中は中出しされても妊娠しないと思い込んでいた。
むしろ孕みやく、好きな男を誘って匂いまで出していたなんて知るよしもない。
(月経中血がつくから、入れるの嫌がる男の人もいるみたい、ガイルが嫌じゃないといいんだけど………お尻に当たった、ガイルのおちんちん大きくて硬かったな。あんなの入るのかな?きゃー。嫌だ私ったら~)
孕ませるつもり満々の男が部屋にむかっているのに1人盛り上がるコレットだった。
「お、重い」
ガイルを襲うため、体を拭こうとしたコレット。鍋に水を入れ湯を沸かし、たらいにお湯を貯めるはずだった。
鍋にたっぷり水をいれ過ぎ、月経で力の入らないコレットは持ち上がらない。
早々に持ち上げるのを諦め、鍋のお湯をコップでたらいにうつしていると、ドアが力強くノックされた。
「コレット、俺だ!開けてくれ」
「ガイル、もうそんな時間!」
ガイルが部屋に来る前に体を拭いて綺麗になるはずだったコレットは焦る。
(き、汚いまま襲いたくない!どうしょう~)
「コレットどうした?大丈夫か?」
ガイルは心配でドアノブをガチャガチャ回し、ガイルの馬鹿力で薄い部屋のドアが軋む。
「今開けるから、ドア壊さないで!」急ぎ鍵を開け、ガイルを招き入れた。
「すまん、部屋で倒れてたらと心配した。腹痛くないなら、昼飯一緒に食おうぜ」
ガイルは二人分の昼飯をバスケットに入れ持参してきた。
「ガイル、仕事帰りにありがとう。でも私、お昼前に起きてガイルが用意してくれた朝ごはん食べたばかりなの。買ってきてもらった分は、夕食に回すからガイルは1人で食べて」
「おう、わかった。それよりコレットはチマチマなにしてたんだ?」
「チマチマって…た、たらいにお湯貯めて体を拭こうとしてたの」
「コップでやってたら湯が冷めちまうだろ、俺が手伝てやる」
ガイルの紅い瞳が妖しく煌めいことにコレットは気づかなかった。
ガイルとスバルはギルドから、モニーク街道に出没する魔物の討伐を頼まれていた。モニーク街道は王都に通じる重要な街道の一つだ。
ガイルは白い息を吐きながら、爪に纏わせた炎でゴブリンを切り刻む。
リーダーのスバルも斧で最後の一匹の頭部を潰すと持っていたボロ布で血を拭った。
「ガイル少し動きが鈍いぞ、どうした?」
リーダーのスバルは40代半、灰色の髪に獅子に似た厳つい顔立ち、若い頃王城騎士だった。
「スバルすまん、気をつける」
ガイルは昨夜自慰のあとコレットの部屋に戻り、抱き枕として朝を迎え一晩中襲いたい衝動と戦ってきた。
「あー寝不足か?若いからって余り遊び過ぎるなよ。夜に娼館街で見たぞ、ガイルが珍しいなー」ニヤニヤ笑う。
「いや、呑みに行っただけだ!」
「また、恥ずかしがるな。若いから溜まり易いだろう?俺のおすすめを紹介してやるぜ」
女好きなスバルは頻繁に娼館街に通っている。
「それより、スバルはリリアカと共にアマゾネスの村に行かなくて良かったのか?」
スバルは若い頃にリリアカと子供をもうけ、子供は女子でアマゾネス村のリリアカの祖母に育てられた。彼女はアマゾネスで成人年齢の15歳になる。
「ああ、リリアカに来るなと言われたな」
スバルは腰の道具袋から煙管を出すと煙草の草を詰めた。
「ガイル、火くれ?」
ガイルは人差し指にぽっと火を灯すとスバルの煙草に火を付けた。
「ふー。うまいな」
スバルは深く煙草を吸いこむとゆっくり紫煙を吐き出した。ゆるゆると白い線が浮かんでは消える。
「種族間の違いだな。アマゾネスの村は女しか入れん、娘にも一度も会ったことがない。リリアカには他に種違いの子供がいるしな……難儀な女に惚れたもんだ」
「スバル」
「おっと暗い顔すんなガイル!俺が娼館街通いしても文句は言わない。同じ仲間でたまに抱かせてくれる、ちょうど良い距離感だ」
狂おしく苦い感情を飲み込み乗り越えてきたスバルはニカッと笑ってまた煙草を味わう。
「ガイルお前、リリアカにコレットの世話するように頼まれただろう?コレット大丈夫か?」
リーダーの顔に戻ったスバルは聞いてきた。
「あいつ、月経で辛そうだ。かなりふらふらしてる」
「月経か……リリアカが心配するはずだ」
「ああ、魔力のない今、命を狙われたら一溜まりもない」
「それもあるが、魔女は月経中しか孕まない種族なんだ男に襲われたら大変だぞ」
「な?孕む!出血しているのに?」
「諸説あるが…魔力の強い魔女は通常は子宮も魔力で守られ中出しされても精子を受け付けず、妊娠することはない。ただ月経中は子宮を守る魔力もなくなり精子を受け入れてしまうそうだ」
「しかし、排卵しないと孕まないだろう?月経中は排卵しないんじゃ…」
「そこが不思議だ!魔女は月経中に中出しされるとその刺激で排卵する、まるで魔力をなくして襲われるのを待ってるようにだ」
「……待っているのか?」
ガイルは弱ったコレットに何度も襲いかかりたい衝動に駆られたことを思い出す。
「ガイルどうした?」
「もし、死ぬほど嫌いな奴に襲われたらどうするんだ?」ガイルは最悪の事態を想像した。
「どうしようもない」
「おい!」
「はは、嘘だ。魔女は身を護るため月経中人里離れ隠れるか、リリアカやお前のような信頼出来る奴に守ってもらう」
信頼出来る奴か……今、俺が一番危険だ。コレットを想像の中で襲いつくしている。昨夜はコレットのお尻を使い自慰までしてしまった。
「スバル、俺はコレットの信頼に値しない。俺の替わりにアイツを守ってくれないか?」
「コレットと何かあったか知らんが…」
ガイルの苦渋の表情から何かを感じとったスバルは続けた「俺じゃコレットは嫌がるぞ。部屋に入れてもくれんだろうな、コレットは俺よりお前にそばにいて欲しいんじゃないか?」
「そばになんかいたら…コレットにとって俺が一番危険だ!」
スバルは驚いたように顔を上げ、ガイルの表情を見ると全てを理解した。
若さはいいな、スバルはニヤリと笑うとガイルに告げた。
「ガイル、魔女は月経中にすることがまだある……子作りだ!」
「な!」
「月経中しか孕めない魔女は好いた男が近くにいると媚薬作用のある花の匂いを体から放出させ、襲ってくれと誘うそうだ」
「じゃあ、あの花の匂いは!」
ガイルを何度も吐精に導いた、咲く前の花の匂いを思い出す。コレットが俺を好いてくれていた、ガイルは歓喜に震えた。
もう、我慢はしねえ。コレットの全部を俺のものにして、ぜってえ孕ませてやる。
コレットがまぶしい日の光で目を覚ましたときには、すでに太陽は真上でお昼近かった。
(はあ、ガイル抱き枕温かかった~。そのおかげかしら?たっぷり寝れたし、いつもの月経より体が動く痛みが軽いわー)
コレットは部屋の簡素なテーブルにすっかり冷めてしまった、お粥と痛み止めの薬湯が置いてあることに気づいた。横にメモ書きに汚い文字で《朝起きたら食べろ。スバルと仕事してくる、昼過ぎには顔を出す――ガイル》と書かれていた。
(ふふ、ガイル意外と字が下手なのねー。朝ご飯ありがたいな、温めて食べないと)
ガイルの気遣いが嬉しい、コレットはいそいそとお粥と薬湯を火にかけ温かくして食べた。
ご飯を食べたら体が汗でベタベタなのが気になった。昨日戦闘して汚れてから月経でふらふらでシャワーも浴びていない。
(ガイルを襲うにしても、体を拭いて綺麗にしないと……でも、どうやって襲えばいいのかな?こんな事なら、リリアカに襲いかたを聞けばよかった~)
コレットは真っさらの処女だった。
キスは馬鹿な三流貴族に酔っぱらった勢いで奪われたが、あんなのはノーカウントだ。馬鹿貴族は全身の毛を魔法で燃やしておいた。
黒魔女は奥ゆかしく性に対してオープンな種族ではない、コレットが魔女の村で習った性教育は、子が欲しいときは月経中に匂いで伴侶を誘うので、身を任せなさいと言うなんともつなたいものだった。月経中は、襲われやすいので身を守ることに重点を置いた教えを受けた。
コレットは魔女の村から街に移り住んでから、図書館で一般的な性の知識を身につけた。
種族の差を考えず、魔女の自分も月経中は中出しされても妊娠しないと思い込んでいた。
むしろ孕みやく、好きな男を誘って匂いまで出していたなんて知るよしもない。
(月経中血がつくから、入れるの嫌がる男の人もいるみたい、ガイルが嫌じゃないといいんだけど………お尻に当たった、ガイルのおちんちん大きくて硬かったな。あんなの入るのかな?きゃー。嫌だ私ったら~)
孕ませるつもり満々の男が部屋にむかっているのに1人盛り上がるコレットだった。
「お、重い」
ガイルを襲うため、体を拭こうとしたコレット。鍋に水を入れ湯を沸かし、たらいにお湯を貯めるはずだった。
鍋にたっぷり水をいれ過ぎ、月経で力の入らないコレットは持ち上がらない。
早々に持ち上げるのを諦め、鍋のお湯をコップでたらいにうつしていると、ドアが力強くノックされた。
「コレット、俺だ!開けてくれ」
「ガイル、もうそんな時間!」
ガイルが部屋に来る前に体を拭いて綺麗になるはずだったコレットは焦る。
(き、汚いまま襲いたくない!どうしょう~)
「コレットどうした?大丈夫か?」
ガイルは心配でドアノブをガチャガチャ回し、ガイルの馬鹿力で薄い部屋のドアが軋む。
「今開けるから、ドア壊さないで!」急ぎ鍵を開け、ガイルを招き入れた。
「すまん、部屋で倒れてたらと心配した。腹痛くないなら、昼飯一緒に食おうぜ」
ガイルは二人分の昼飯をバスケットに入れ持参してきた。
「ガイル、仕事帰りにありがとう。でも私、お昼前に起きてガイルが用意してくれた朝ごはん食べたばかりなの。買ってきてもらった分は、夕食に回すからガイルは1人で食べて」
「おう、わかった。それよりコレットはチマチマなにしてたんだ?」
「チマチマって…た、たらいにお湯貯めて体を拭こうとしてたの」
「コップでやってたら湯が冷めちまうだろ、俺が手伝てやる」
ガイルの紅い瞳が妖しく煌めいことにコレットは気づかなかった。
12
あなたにおすすめの小説
冷徹団長の「ここにいろ」は、騎士団公認の“抱きしめ命令”です
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全16話+後日談5話⭐︎
王都最硬派、規律と責任の塊――騎士団長ヴァルド・アークライトは、夜の見回り中に路地で“落とし物”を拾った。
……いや、拾ったのは魔物の卵ではなく、道端で寝ていた少女だった。しかも目覚めた彼女は満面の笑みで「落とし物です!拾ってくださってありがとうございます!」と言い張り、団長の屋敷を“保護施設”だと勘違いして、掃除・料理・当番表作りに騎士の悩み相談まで勝手に開始。
追い出せば泣く、士気は落ちる、そして何より――ヴァルド自身の休息が、彼女の存在に依存し始めていく。
無表情のまま「危ないから、ここにいろ」と命令し続ける団長に、周囲はざわつく。「それ、溺愛ですよ」
騎士団内ではついに“団長語翻訳係”まで誕生し、命令が全部“愛の保護”に変換されていく甘々溺愛コメディ!
下賜されまして ~戦場の餓鬼と呼ばれた軍人との甘い日々~
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王宮から突然嫁がされた18歳の少女・ソフィアは、冷たい風の吹く屋敷へと降り立つ。迎えたのは、無愛想で人嫌いな騎士爵グラッド・エルグレイム。金貨の袋を渡され「好きにしろ」と言われた彼女は、侍女も使用人もいない屋敷で孤独な生活を始める。
王宮での優雅な日々とは一転、自分の髪を切り、服を整え、料理を学びながら、ソフィアは少しずつ「夫人」としての自立を模索していく。だが、辻馬車での盗難事件や料理の失敗、そして過労による倒れ込みなど、試練は次々と彼女を襲う。
そんな中、無口なグラッドの態度にも少しずつ変化が現れ始める。謝罪とも言えない金貨の袋、静かな気遣い、そして彼女の倒れた姿に見せた焦り。距離のあった二人の間に、わずかな波紋が広がっていく。
これは、王宮の寵姫から孤独な夫人へと変わる少女が、自らの手で居場所を築いていく物語。冷たい屋敷に灯る、静かな希望の光。
⚠️本作はAIとの共同製作です。
地味令嬢の私が婚約破棄された結果、なぜか最強王子に溺愛されてます
白米
恋愛
侯爵家の三女・ミレイアは、控えめで目立たない“地味令嬢”。
特に取り柄もなく、華やかな社交界ではいつも壁の花。だが幼いころに交わされた約束で、彼女は王弟・レオンハルト殿下との婚約者となっていた。
だがある日、突然の婚約破棄通告――。
「やはり君とは釣り合わない」
そう言い放ったのは、表向きには完璧な王弟殿下。そしてその横には、社交界の華と呼ばれる公爵令嬢の姿が。
悲しみも怒りも感じる間もなく、あっさりと手放されたミレイア。
しかしその瞬間を見ていたのが、王家随一の武闘派にして“最強”と噂される第一王子・ユリウスだった。
「……くだらん。お前を手放すなんて、あいつは見る目がないな」
「よければ、俺が貰ってやろうか?」
冗談かと思いきや、なぜか本気のご様子!?
次の日には「俺の婚約者として紹介する」と言われ、さらには
「笑った顔が見たい」「他の男の前で泣くな」
――溺愛モードが止まらない!
冷遇妃ライフを満喫するはずが、皇帝陛下の溺愛ルートに捕まりました!?
由香
恋愛
冷遇妃として後宮の片隅で静かに暮らすはずだった翠鈴。
皇帝に呼ばれない日々は、むしろ自由で快適——そう思っていたのに。
ある夜、突然現れた皇帝に顎を掴まれ、深く口づけられる。
「誰が、お前を愛していないと言った」
守るための“冷遇”だったと明かされ、逃げ道を塞がれ、甘く囲われ、何度も唇を奪われて——。
これは冷遇妃のはずだった少女が、気づけば皇帝の唯一へと捕獲されてしまう甘く濃密な溺愛物語。
『階段対策会議(※恋愛)――年上騎士団長の健康管理が過剰です』
星乃和花
恋愛
【完結済:全9話】
経理兼給仕のクラリスは、騎士団で働くただの事務員――のはずだった。
なのに、年上で情緒に欠ける騎士団長グラントにある日突然こう言われる。
「君は転倒する可能性がある。――健康管理対象にする」
階段対策会議、動線の変更、手をつなぐのは転倒防止、ストール支給は防寒対策。
全部合理的、全部正しい。……正しいはずなのに!
「頬が赤い。必要だ」
「君を、大事にしたい」
真顔で“強い言葉”を投下してくる団長に、乙女心を隠すクラリスの心拍数は業務超過。
さらに副団長ローレンは胃薬片手に「恋は会議にするな!!」と絶叫中!?
これは健康管理?それとも恋愛?
――答え合わせの前に、まず“階段(概念)“をご確認ください。
優しい雨が降る夜は
葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン
無自覚にモテる地味子に
余裕もなく翻弄されるイケメン
二人の恋は一筋縄ではいかなくて……
雨降る夜に心に届いた
優しい恋の物語
⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡
風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格
雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン
【完結】愛する人はあの人の代わりに私を抱く
紬あおい
恋愛
年上の優しい婚約者は、叶わなかった過去の恋人の代わりに私を抱く。気付かない振りが我慢の限界を超えた時、私は………そして、愛する婚約者や家族達は………悔いのない人生を送れましたか?
敵将を捕虜にしたら夫になって、気づけば家族までできていました
蜂蜜あやね
恋愛
戦場で幾度も刃を交えてきた二人――
“赤い鷲”の女将軍イサナと、
“青狼”と恐れられたザンザの将軍ソウガ。
最後の戦いで、ソウガはイサナの軍に捕らえられる。
死を覚悟したその瞬間――
イサナは思わず、矢面に立っていた。
「その者は殺させない。命は……私が引き受けます」
理由などなかった。
ただ、目の前の男を失いたくなかった。
その報告を受けた皇帝エンジュは、
静かに、しかし飄々とした口調で告げる。
「庇いたいというのなら――夫として下げ渡そう」
「ただし、子を成すこと。それが条件だ」
敵国の将を“夫”として迎えるという前代未聞の処置。
拒否権はない。
こうしてソウガは、捕虜でありながら
《イサナの夫》としてアマツキ邸に下げ渡される。
武でも策でも互角に戦ってきた男が、
今は同じ屋根の下にいる。
捕虜として――そして夫として。
反発から始まった奇妙な同居生活。
だが、戦場では知り得なかった互いの素顔と静かな温度が、
じわじわと二人の距離を変えていく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる