上 下
1 / 63
第一章 まさかの幽霊

転生 (1)

しおりを挟む

 死んだら異世界に転生していた。王道のシチュエーションである。転生した姿が人やら魔物やら色々あるだろう。

 だが、私は皆に問いたい。



 意識が覚醒し、辺りを見渡してみると、見たことの無い風景、見たことの無い場所に私はいた。

 ああ……。私、死んで転生したのかな? それにしても、異世界転生って本当にあるんだなぁ。

 前世(前世って言うとしっくりこないけど)で死んだことははっきりと思い出せる。うん。私死んでる。確実に死んでる。30階から落ちて生きている方が不思議だ。
 新鮮な気持ちで何回か周りを見渡し、自分の姿を見て、私は発狂した。


 私の身体、透明じゃねぇ―――――!?



―――転生先で直ぐに死んだら、どうなるんだろうね。

しおりを挟む
1 / 3

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

愛おしい彼

BL / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:10

今日のジュース、いくら?

SF / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:1

ふたりぼっちのラブレター

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

処理中です...