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第五十七話 冷蔵庫
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色々ひと段落が付いた俺は、気持ちを落ち着かせる為に『冷蔵庫』の制作の制作にまず取り掛かる事にした。
最初に俺の知識では「魔石に魔法を刻印し、常時発動させる事が可能」という事と、「魔石を電池の様に魔力を貯めるタンクの様に使う事が出来る」という事。
本来の魔道具であれば、一つの魔石で二つの作業を行うために刻印がより複雑な物になっている。
今回俺が着目した事があって、それは「魔道具なのに魔素を利用して稼働する」というというものだ。
これだと刻印は貯めると言うかなり複雑な作業を簡略化出来るので効率的になるだろう。
問題点は魔素を取り込むと言う刻印を開発しなければいけない点だ。
これはほぼ大丈夫だろう。 この刻印文字はある一定の規則性があり、それに従い文字を刻印していけばちゃんと発動するはずだ。 あくまで理論上だけど。
ガワの作成も錬金術で行えばかなり無駄が省けてコストダウンが行えそうだし時短にもなるので、量産が可能だ。
すなわち、俺は金策が可能になる。 自立への第何歩目だろうか…?
冷蔵庫は冒険者ギルドにある酒場スペース等に提供してもマージンが貰えそうだよな。
俺の目は今はもう完全にドルマークになっている。 誰も俺の進撃を止められない。
刻印を掘るための魔石を買うために仕入れに行くことにする。
商業ギルドへと向かい、いつもの道を通る。 あぁ、冒険者ギルドを素通りすることになってしまった。
そろそろ冒険者ギルドにも顔を出さないとな、ドーラ様はコツコツ一人で依頼を受けているらしい。 上から目線だが、実に偉い。
商業ギルドへと入るとかなり混雑していた。
だが、丁度受付は空いている様で、その列へと並ぶ。
「おい、聞いたか? リバーシの噂! あれ! 凄い売れ行きらしいぜ! 考えた奴! 天才だろ!」
「あぁ、俺達じゃ死んでも思いつかねぇ…」
俺の噂が流れている様だった。 何というかむず痒い。
照れくささで時間を忘れてしまったが受付の順番が来てしまった。
「次の方どうぞ! あ、テイル様! 本日はどのようなご用件で?」
「あ、アンナさん! おはようございます! 魔石を買いたいんですが…。 出来るだけいっぱい…。 それと、支払いは口座のお金からって出来ますかね…」
「分かりました! 具体的にはどのくらいの数量で…?」
俺は少し悩む。 口座って幾らくらい入っているのだろうか。
「えっと...今って口座に幾らくらい入ってますかね?」
「…金貨四十八枚と銀貨三十八枚、銅貨五十七枚です…」
「…へ? じゃあ…そうですね魔石って一個幾らくらいするのですか?魔道具を動かすくらいの物で」
「えぇと、小型の物ですと銅貨三枚程、中型の物ですと銅貨五枚程、大型の物ですと少し値が張って銀貨一枚程になります」
冷蔵庫に必要なのは中型の物だ。 そこまで金銭的にも困る事は無さそうだ。
まずは試作で10個ほど買ってテストしてみよう。
「では、中型の魔石を十個、支払いは口座から引き落としでお願いします!」
「はい、かしこまりました! では、すぐ用意致します!」
「お願いします」
奥から見覚えのある男たちが近づいてくる。
ギルド長のアルガスと役員のルオーリアだ。
「なんや、テイルちゃんやん、久しぶりやな!」
「テイル様、お久しぶりです」
「アルガスさん、ルオーリアさんお久しぶりです」
「んで、冷蔵庫っちゅうんは出来たんか?」
ちょっと待たせ過ぎちゃったかな…?
「これから試作の為に魔石を買うんですよ」
「なんや提供する言うたやんか」
あ、忘れてた。
「試作なので…流石に…」
「はぁ…」
なぜか呆れられてしまった…
最初に俺の知識では「魔石に魔法を刻印し、常時発動させる事が可能」という事と、「魔石を電池の様に魔力を貯めるタンクの様に使う事が出来る」という事。
本来の魔道具であれば、一つの魔石で二つの作業を行うために刻印がより複雑な物になっている。
今回俺が着目した事があって、それは「魔道具なのに魔素を利用して稼働する」というというものだ。
これだと刻印は貯めると言うかなり複雑な作業を簡略化出来るので効率的になるだろう。
問題点は魔素を取り込むと言う刻印を開発しなければいけない点だ。
これはほぼ大丈夫だろう。 この刻印文字はある一定の規則性があり、それに従い文字を刻印していけばちゃんと発動するはずだ。 あくまで理論上だけど。
ガワの作成も錬金術で行えばかなり無駄が省けてコストダウンが行えそうだし時短にもなるので、量産が可能だ。
すなわち、俺は金策が可能になる。 自立への第何歩目だろうか…?
冷蔵庫は冒険者ギルドにある酒場スペース等に提供してもマージンが貰えそうだよな。
俺の目は今はもう完全にドルマークになっている。 誰も俺の進撃を止められない。
刻印を掘るための魔石を買うために仕入れに行くことにする。
商業ギルドへと向かい、いつもの道を通る。 あぁ、冒険者ギルドを素通りすることになってしまった。
そろそろ冒険者ギルドにも顔を出さないとな、ドーラ様はコツコツ一人で依頼を受けているらしい。 上から目線だが、実に偉い。
商業ギルドへと入るとかなり混雑していた。
だが、丁度受付は空いている様で、その列へと並ぶ。
「おい、聞いたか? リバーシの噂! あれ! 凄い売れ行きらしいぜ! 考えた奴! 天才だろ!」
「あぁ、俺達じゃ死んでも思いつかねぇ…」
俺の噂が流れている様だった。 何というかむず痒い。
照れくささで時間を忘れてしまったが受付の順番が来てしまった。
「次の方どうぞ! あ、テイル様! 本日はどのようなご用件で?」
「あ、アンナさん! おはようございます! 魔石を買いたいんですが…。 出来るだけいっぱい…。 それと、支払いは口座のお金からって出来ますかね…」
「分かりました! 具体的にはどのくらいの数量で…?」
俺は少し悩む。 口座って幾らくらい入っているのだろうか。
「えっと...今って口座に幾らくらい入ってますかね?」
「…金貨四十八枚と銀貨三十八枚、銅貨五十七枚です…」
「…へ? じゃあ…そうですね魔石って一個幾らくらいするのですか?魔道具を動かすくらいの物で」
「えぇと、小型の物ですと銅貨三枚程、中型の物ですと銅貨五枚程、大型の物ですと少し値が張って銀貨一枚程になります」
冷蔵庫に必要なのは中型の物だ。 そこまで金銭的にも困る事は無さそうだ。
まずは試作で10個ほど買ってテストしてみよう。
「では、中型の魔石を十個、支払いは口座から引き落としでお願いします!」
「はい、かしこまりました! では、すぐ用意致します!」
「お願いします」
奥から見覚えのある男たちが近づいてくる。
ギルド長のアルガスと役員のルオーリアだ。
「なんや、テイルちゃんやん、久しぶりやな!」
「テイル様、お久しぶりです」
「アルガスさん、ルオーリアさんお久しぶりです」
「んで、冷蔵庫っちゅうんは出来たんか?」
ちょっと待たせ過ぎちゃったかな…?
「これから試作の為に魔石を買うんですよ」
「なんや提供する言うたやんか」
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「試作なので…流石に…」
「はぁ…」
なぜか呆れられてしまった…
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