錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。

いいたか

文字の大きさ
108 / 385

第百七話 探索開始

しおりを挟む
ついに魔王城探索の日になった。
一人は近くに人を付けるとのことだったのでメイカを俺は連れて行くことにした。
マーリン様はライラ・フォン・メーティル先生を連れて行くそうだ。 ガイル様はサリィを、ジャービル様は自分のお弟子さんを連れて行くそうだ。

「では、東西南北を各自で担当し、探索しましょう。 ある程度正確な位置を割り出せる事を願ってます」

「あいわかった。 任せなさい」

「おう、任せてくれ」

「まぁ、しゃーないからな」

「じゃあ探索開始です! 何かあったらテレパシーを俺に繋いで下さい」

おうよ と言う返答があった刹那、皆の姿が消えた。
そんな速く動かれたら前衛も涙目だろ…。 と言うか瞬間移動系の魔法使わずにあの速度で移動出来るのって本当に狂った天職だな、賢者って言うのは。

「皆やる気だね。 じゃあ俺達も行こうか」

「はい! 負けてられないですからね!」

身体強化してメイカと行動してるけど、身体強化無しでこの速度について来れるメイカも相当人外な能力をしていると思う。
もしかしたら無意識に身体強化をしているのかもしれない。

「そういえばメイカの天職って俺知ってたっけ」

「テイル様? 乙女には秘密があるのですよ?」

「あ、はい」

凄い圧を感じたので触れないでおく。 メイカも実家は貴族だし血統的には良い天職貰いやすいのかもしれないからね。
多分騎士系か剣士系の上級職だろうな。
俺の剣技ではメイカから一本も取れたことがない。 月影一心流を使えば可能性はあるけれど。

「疲れない? 大丈夫?」

「はい、先に疲れるのはテイル様でしょう?」

多分、さっき話題は触れてはいけないところだったのかもしれない。
俺達は一番怪しい帝国方面に向かって走っている。
かなり走った所で微妙な違和感を感じ始める。

「メイカ、何か感じない?」

「囲まれていますね」

嘘!? サーチには映っていないぞ!?
そうか、通常よりも薄く伸ばしているから、察知能力が落ちているんだ。

「一旦サーチを近場に絞るね」

「はい」

この反応は間違いなく魔族だ。 中には人間の反応もある。
悪魔憑きか? もうこれだけ雁首揃えてお出迎えしてくれてるって事はこちらの方向に魔王の居城があるぞと言っている様なものだ。

「出て来いよ魔族!」

「私達に気付きましたか、劣等種にしては少しは骨がありそうですね。 この手で殺したいですが命令なので、貴方は生け捕りです」

命令…。 やはり魔王軍の者か。
それ以外で考えられるのは魔神の眷属か。

「それは怖いな。 魔王にお前らの首を手土産にしてやらないといけなそうだ」

「劣等種風情がッ!!! 私は魔王軍幹部、四天王のファルコ。 貴方は殺してやりますよ」

急に放出している圧力が変わった。 これは魔力をかなり体外放出しているな。
身体強化の魔法と同じ感じがする。
それにしても魔王軍には名乗るまで攻撃をしてはいけない規則でもあるのだろうか。 出会う魔族は皆名乗っていくよな。

俺は腰にあるマジックバッグからそっとただの刀・・・・を取り出した。
しおりを挟む
感想 48

あなたにおすすめの小説

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました

夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。 スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。 ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。 驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。 ※カクヨムで先行配信をしています。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

処理中です...