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第百八十二話 女湯
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「ねぇ、テイル君ってどうしてあんなになんでも出来るのに鈍感なんだろう」
マリアが開口一番口を開く。
「転生前からそうでした。 好意にやたらと鈍感です」
「まぁ、嫌って訳では無いけれどこれは流石にちょっと酷いわね。 メイカは何か知らない?」
「割と小さい頃からそうだったかと思います…。 むしろ自分からそういった感情を若干切り離しているような…」
あぁ…と皆一斉に頷く。
シルキーやエキドナも一緒に入っている。
「むむ、そう言えば皆胸大きくなった?」
エメリーがとんでもない発言を口にする。
「せやなぁ、それが成長期って奴やろな? ま、ウチの方がデカいけどな。 とはいえ、エメリーちゃんだけやたら…」
「それ以上言ったら…ジャービル様を沈めなければいけなくなります」
「じょ、冗談…って言いたいけど、何食ってたらそんな差が出るんや?」
ふふっと笑ったフォンドニアに皆の視線が向く。
流石にしまった! と思ったけれどもう遅い。
「なんか知っとるな? ナールムちゃん? 言うてみ???」
「言わないとテイル君に聞いちゃおうかなぁ?」
「いや、エメリーさん以外は必要無いと思うんですが…。 と言うより、せんぱ…テイル様に頼んで化粧品を作ってもらった方が良いんじゃないですかねぇアンチエイジングですよ」
全員が喰らい付いた。
そして、エメリーだけはナールムの豊満な部分を一生懸命に触り触感を確かめていた。
「おほん、アンチエイジングと言うのは地球に存在した言葉なのですが、抗加齢を指します。 いつまで経っても美しく居たくありません?」
「これはこれは、お嬢さん? そんなん高いんとちゃいますの? てかどうやってやるんや?」
「実は化粧品って原価がとても安いんですよね。 まぁそこに色々つけ足して行ったら値は上がりますが…。 私は薬などは司っておりませんので実際は先輩の方が詳しいかと…」
皆が不思議がっている。
当然だろうか…。 加護の事は確かに話したが、知識も幾らか授かっているなんて知らない事の方が多いだろう。
「先輩は地球の神全ての加護を貰った上に多少複数の神から知識も授かっているんです。 例えば鍛冶、酒造、建築…そして薬。 なので、今は先輩の方が私よりは詳しいかもしれません」
「あー…確かに聖剣とか作ってた時に鍛冶を何年もやってるみたいな動きしてたってお義父さんが言ってたなぁ」
「まぁその知識を実際に技術として落とし込める所が先輩の凄さかもしれないですね」
「剣に魔法、錬金術…テイル君はなんでも出来ますからね…。 いずれは一国に一人テイル君! みたいな感じになるのでしょうか」
「いや、領地に行ったら多分先輩は本気出しますよ? あの目はやる気です…」
ジャービルはニヤリと笑みを浮かべる。
もちろん商業ギルドも儲かるからだろう。
「あぁ、ジャービル様…残念ですが一部の物は領地でしか生産出来なくするくらいの特産品にすると言っていましたよ?」
「なんやて…。 なら、夜這いでもして逃げれへん様にするか…」
駄目です! と言う綺麗なハーモニーに賢者であるジャービルすら流石に驚いた。
「わぁお…冗談やで?」
「ジャービル様には商業ギルドの方に言って化粧品や酒の購入の制限をかけてもらわないといけませんね?」
「そんなぁ、殺生なぁ…」
『こんなに愛されているあの子はとても素晴らしい子なのね』
『えぇ、そうですよ。 皆幸せなのです』
そう言えば、エメリーの今度のターゲットはシルキーになっていたようだ。
今まで影の薄かったナナも混ざっている。
「おぉ、妖精と言えどこの弾力…凄まじい…これだけあれば悩殺も可能かっ!」
「エルフは貧し…スレンダーなのでとってもこれは素晴らしいですね! この空間は夢が詰まってます!」
普段は隊列には混ざらず、物陰からの援護が主体なナナは結構空気になりがちだ。
「助けてください~!」
笑いの絶えない会話に時間を忘れてしまい、皆のぼせてしまったのは言うまでもない。
マリアが開口一番口を開く。
「転生前からそうでした。 好意にやたらと鈍感です」
「まぁ、嫌って訳では無いけれどこれは流石にちょっと酷いわね。 メイカは何か知らない?」
「割と小さい頃からそうだったかと思います…。 むしろ自分からそういった感情を若干切り離しているような…」
あぁ…と皆一斉に頷く。
シルキーやエキドナも一緒に入っている。
「むむ、そう言えば皆胸大きくなった?」
エメリーがとんでもない発言を口にする。
「せやなぁ、それが成長期って奴やろな? ま、ウチの方がデカいけどな。 とはいえ、エメリーちゃんだけやたら…」
「それ以上言ったら…ジャービル様を沈めなければいけなくなります」
「じょ、冗談…って言いたいけど、何食ってたらそんな差が出るんや?」
ふふっと笑ったフォンドニアに皆の視線が向く。
流石にしまった! と思ったけれどもう遅い。
「なんか知っとるな? ナールムちゃん? 言うてみ???」
「言わないとテイル君に聞いちゃおうかなぁ?」
「いや、エメリーさん以外は必要無いと思うんですが…。 と言うより、せんぱ…テイル様に頼んで化粧品を作ってもらった方が良いんじゃないですかねぇアンチエイジングですよ」
全員が喰らい付いた。
そして、エメリーだけはナールムの豊満な部分を一生懸命に触り触感を確かめていた。
「おほん、アンチエイジングと言うのは地球に存在した言葉なのですが、抗加齢を指します。 いつまで経っても美しく居たくありません?」
「これはこれは、お嬢さん? そんなん高いんとちゃいますの? てかどうやってやるんや?」
「実は化粧品って原価がとても安いんですよね。 まぁそこに色々つけ足して行ったら値は上がりますが…。 私は薬などは司っておりませんので実際は先輩の方が詳しいかと…」
皆が不思議がっている。
当然だろうか…。 加護の事は確かに話したが、知識も幾らか授かっているなんて知らない事の方が多いだろう。
「先輩は地球の神全ての加護を貰った上に多少複数の神から知識も授かっているんです。 例えば鍛冶、酒造、建築…そして薬。 なので、今は先輩の方が私よりは詳しいかもしれません」
「あー…確かに聖剣とか作ってた時に鍛冶を何年もやってるみたいな動きしてたってお義父さんが言ってたなぁ」
「まぁその知識を実際に技術として落とし込める所が先輩の凄さかもしれないですね」
「剣に魔法、錬金術…テイル君はなんでも出来ますからね…。 いずれは一国に一人テイル君! みたいな感じになるのでしょうか」
「いや、領地に行ったら多分先輩は本気出しますよ? あの目はやる気です…」
ジャービルはニヤリと笑みを浮かべる。
もちろん商業ギルドも儲かるからだろう。
「あぁ、ジャービル様…残念ですが一部の物は領地でしか生産出来なくするくらいの特産品にすると言っていましたよ?」
「なんやて…。 なら、夜這いでもして逃げれへん様にするか…」
駄目です! と言う綺麗なハーモニーに賢者であるジャービルすら流石に驚いた。
「わぁお…冗談やで?」
「ジャービル様には商業ギルドの方に言って化粧品や酒の購入の制限をかけてもらわないといけませんね?」
「そんなぁ、殺生なぁ…」
『こんなに愛されているあの子はとても素晴らしい子なのね』
『えぇ、そうですよ。 皆幸せなのです』
そう言えば、エメリーの今度のターゲットはシルキーになっていたようだ。
今まで影の薄かったナナも混ざっている。
「おぉ、妖精と言えどこの弾力…凄まじい…これだけあれば悩殺も可能かっ!」
「エルフは貧し…スレンダーなのでとってもこれは素晴らしいですね! この空間は夢が詰まってます!」
普段は隊列には混ざらず、物陰からの援護が主体なナナは結構空気になりがちだ。
「助けてください~!」
笑いの絶えない会話に時間を忘れてしまい、皆のぼせてしまったのは言うまでもない。
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