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第二百三十六話 討伐後
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「テイル君は大丈夫なの? 【憤怒】」
「あぁ、大丈夫だ。 久々に神の力を行使したのだろう。 その前には精霊の剣を使っていたと聞いた。 負荷が大きかったのだろう」
「彼はレジストされてたとは言え【色欲】の魅了を浴び続けても居たんだ。 今は休ませてあげよう」
サリィとマキナが代表して声を掛ける事にした。
「あの! ありがとうございました」
「貴方方が居なければ今頃は…」
何処からともなく取り出したサンドイッチを口にしながら【暴食】は語り出す。
「いや、俺らが助けに入らなくても多分どうにかなっただろうよ。 けど、それはこの辺一体が地図から消えるかも知んねぇ。 しかもあいつの命の保証まで無い。 俺は美味い飯の為に助けただけ…いてっ!」
「全く…。 馬鹿が申し訳ない。 確かに彼は一人でもアレらに打ち勝つポテンシャルは秘めているよ。 正直言って大罪全員で掛かって行ったところで勝てるか分からない程にね」
「だが、力の振るい方を間違えれば俺達より悲惨な事態を招いただろうな。 だから来た訳だが…まぁリア。 貴様は違う様だがな」
バツが悪そうにメイカの後ろに隠れる【怠惰】
「あの…。 数名だけでもあの外側の方々の応援に…」
「ふむ、俺が出よう。 聖剣を振るうのも久方ぶりでな。 ニア、貴様は魔法師の方に行け」
「ここは【怠惰】と【暴食】に任せておけば良いか。 【色欲】が目覚めたら適当に説教を頼むよ」
「あのクソ女に説教って…【怠惰】にやらせりゃいいだろ」
延々サンドイッチを食べて居る【暴食】
「あれ? そのサンドイッチって…」
気になってしまったメイカがボソッと一言漏らしてしまう。
そこを睨み付けながら…
「んだよ。 美味けりゃテイルの飯だろうがなんだろうが食うぞ、俺は。 まぁ、大罪達が作った料理は食わねぇ。 味がひでぇんだよ」
「「「あはは…」」」
苦笑いしか出来ない一同だった。
そんな会話をしている間にも【憤怒】と【傲慢】は戦場へと向かっていた。
「誇り高き騎士達よ! 良くぞ堪えた。 彼の英雄…テイル・フォン・マーガレットは諸悪を屠ってきた。 代わりに俺が此処に来た。 後は俺に任せて良い」
「あの構えは…」
団長には既視感があった。 あれは極めて騎士流剣術に近い。
それは他の団員達も気付いていた。
「騎士流剣術…ですよね」
それは【憤怒】の耳にも聞こえていた。
「旧アストレア王国が騎士の長…勇者リギオ! この聖剣に打倒されたい者は前に出よ」
団長の心は今までに無い程弾んでいた。
かつて憧れた騎士がこの場に居る事を…。
相手が大罪と言う存在であることすら忘れるくらいに。
「フッ!」
たった一振り…それだけで戦場の流れが変わる。
「この程度か? ならば遠慮も要ら無いか? そこの王国騎士達よ! 任せろと言ったが撤回する。 共にあの雑兵を打ち倒し、民草に…そして主と仰ぐ者達に胸を張れる戦果を共に上げるぞ! 今が好機だ」
地響きがするほどの共鳴。
「これくらい馬鹿な方が騎士らしくて良いじゃないか」
皆に見えない様に微笑みながら残されたアンデッドの元へと駆け出して行く。
「あぁ、大丈夫だ。 久々に神の力を行使したのだろう。 その前には精霊の剣を使っていたと聞いた。 負荷が大きかったのだろう」
「彼はレジストされてたとは言え【色欲】の魅了を浴び続けても居たんだ。 今は休ませてあげよう」
サリィとマキナが代表して声を掛ける事にした。
「あの! ありがとうございました」
「貴方方が居なければ今頃は…」
何処からともなく取り出したサンドイッチを口にしながら【暴食】は語り出す。
「いや、俺らが助けに入らなくても多分どうにかなっただろうよ。 けど、それはこの辺一体が地図から消えるかも知んねぇ。 しかもあいつの命の保証まで無い。 俺は美味い飯の為に助けただけ…いてっ!」
「全く…。 馬鹿が申し訳ない。 確かに彼は一人でもアレらに打ち勝つポテンシャルは秘めているよ。 正直言って大罪全員で掛かって行ったところで勝てるか分からない程にね」
「だが、力の振るい方を間違えれば俺達より悲惨な事態を招いただろうな。 だから来た訳だが…まぁリア。 貴様は違う様だがな」
バツが悪そうにメイカの後ろに隠れる【怠惰】
「あの…。 数名だけでもあの外側の方々の応援に…」
「ふむ、俺が出よう。 聖剣を振るうのも久方ぶりでな。 ニア、貴様は魔法師の方に行け」
「ここは【怠惰】と【暴食】に任せておけば良いか。 【色欲】が目覚めたら適当に説教を頼むよ」
「あのクソ女に説教って…【怠惰】にやらせりゃいいだろ」
延々サンドイッチを食べて居る【暴食】
「あれ? そのサンドイッチって…」
気になってしまったメイカがボソッと一言漏らしてしまう。
そこを睨み付けながら…
「んだよ。 美味けりゃテイルの飯だろうがなんだろうが食うぞ、俺は。 まぁ、大罪達が作った料理は食わねぇ。 味がひでぇんだよ」
「「「あはは…」」」
苦笑いしか出来ない一同だった。
そんな会話をしている間にも【憤怒】と【傲慢】は戦場へと向かっていた。
「誇り高き騎士達よ! 良くぞ堪えた。 彼の英雄…テイル・フォン・マーガレットは諸悪を屠ってきた。 代わりに俺が此処に来た。 後は俺に任せて良い」
「あの構えは…」
団長には既視感があった。 あれは極めて騎士流剣術に近い。
それは他の団員達も気付いていた。
「騎士流剣術…ですよね」
それは【憤怒】の耳にも聞こえていた。
「旧アストレア王国が騎士の長…勇者リギオ! この聖剣に打倒されたい者は前に出よ」
団長の心は今までに無い程弾んでいた。
かつて憧れた騎士がこの場に居る事を…。
相手が大罪と言う存在であることすら忘れるくらいに。
「フッ!」
たった一振り…それだけで戦場の流れが変わる。
「この程度か? ならば遠慮も要ら無いか? そこの王国騎士達よ! 任せろと言ったが撤回する。 共にあの雑兵を打ち倒し、民草に…そして主と仰ぐ者達に胸を張れる戦果を共に上げるぞ! 今が好機だ」
地響きがするほどの共鳴。
「これくらい馬鹿な方が騎士らしくて良いじゃないか」
皆に見えない様に微笑みながら残されたアンデッドの元へと駆け出して行く。
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