錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。

いいたか

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第二百四十七話 陛下...

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なんで静まり返ってるんですかね!?
俺嫌がらせ受けてるのか?

「き…貴殿には…」

「陛下? まさか何も考えていなかったのでは…?」

あぁそう言う事か。

「む! テイル商会を正式に王家御用達商会として認定する!」

「やっぱり何にも考えて無かったんですね…。 それだけでは圧倒的に足りないですよ?」

「であればテイル・フォン・マーガレットに『アストレア王国国家錬金術師長』の称号を授ける事とする。 以後は後任の育成などにも励んで貰いたい」

お、王国として錬金術師を認めてくれたって事か。
これは嬉しい。

「あぁ、そうだ…。 それと帝国のさる貴族がなぁ…。 テイルに弟子入りしたいと言っておるんだった…。 それと教国などからも是非来て欲しいと…。 それと文だけだが魔族の代表からも感謝を述べられておったな。 …テイル? 余は知らんぞ」

この流れは予想外だった。
あと最後に陛下投げ槍になったよな? それで良いのか?
というか魔族から感謝って何。

「はっ! 精進致します。 ですが個人的な弟子と言うものはあまり取りたくはありませんので…新たに新設する学校…所謂学院に生産系天職向けの科を設立し、そちらに編入して頂く…と言うので如何でしょう」

「ふむ。 確かにそれは良い。 既存の学院には無い物を取り入れ、そこで他国の者も受け入れる…。 外交も兼ね合えると言うのは素晴らしいでは無いか」

一人の貴族が何かうずうずしているな。
どうやら陛下も気付いているらしい。

「そこに居るのはサインボルディア伯爵か。 何か言いたい事でもあるのか?」

「え…。 はっ! 私の子息達は錬金術師、薬師、鍛冶師と生産系の者が多いのですが…そういった者でも入れて頂けるのか…と」

あぁ、王立の学院では無いから貴族の子が入っても良いのかってう事だろうか。
それならば問題は無いだろうな。 権力を翳す様な事は禁止にすれば良いだけだし。

「して、どうなのだ?」

「はっ! 貴族のご子息、ご令嬢でも問題なく入学は可能です。 しかし面接は儲けさせて頂く事になるかと」

「ふむ、入学の試験は無いのか?」

「はっ! その通りでございます。 全員に面接だけは儲けさせて頂くつもりですが」

ふむ、と髭を撫でる陛下。
あれは何の合図だろうか。

「で、あればそうか。 宰相よ、全ての国にこの事を伝えよ。 平民だろうが貴族だろうが関係無く伝わる様に」

「はっ! 平民に関しては冒険者、魔法師、商業と各ギルドに任せるとしましょう。 すぐに他国に文を出します」

おい! そんな事したら規模がっ!!!
あぁ、沢山のドワーフ達を酷使する事になるのか…。 酒がどれだけ減るやら…。
助けてくれぇ…。

「あぁ、そうだ。 最後に皆に見せたい物がある。 これはテイル・フォン・マーガレットの作ったチャーハンなる食べ物をうちの料理長が再現した物になる。 皆に味わってもらおうと思ってな。 これが我が国の王子達を誑かした悪魔の料理だ。 本家はもっと美味いぞ?」

何してくれてんだこの狸爺!!!
ウインクするな! と言うか宰相もニヤニヤしてるし!!!

「食して良いぞ」

その言葉に従い食べ始める貴族達…。
もうやめてくれぇ…。

その後無事? に終わった謁見の後に各貴族からチャーハンについて延々と詰め寄られたのは俺の中でどんな戦闘よりも苦戦したのだった。
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