335 / 385
第三百三十三話
しおりを挟む
ゴーレムに領地を任せるか否か…。
頭を抱える問題が出来てしまった。
まずゴーレムとは生命体なのだろうか? 概念が揺らいでしょうがない。
…それと剣聖君。 君の食べてるそれはきっと虫だよね。
「はぁ…」
「ふぉうしたんふぉすふぁ?」
「食べ物を口に入れて喋らない! お母さんが泣くよ!」
「うっ!」
どういう意味のうっ! だよ。
「んっ。 それで、どうされんですか? どんな悩みでも剣聖である僕が一刀両断! …なんちゃって…」
こんなキャラだっけ?
「あの時からキャラ変した? まぁ良いや。 ゴーレムって生命体として認識して良いのかなってさ」
「ははは。 そんな事なら精霊だって極めて魔物に近い魔族だって人として受け入れているじゃないですか。 同じ様な感覚ではありませんか?」
言われてみれば確かにそうだ。
なんなら龍居るし。
問題なんて無いよな。
「ありがとう。 腹を括ったよ」
「あぁ、僕を、いえ…私を救って頂いたあの時と同じお顔でいらっしゃる。 きっと前に進めるでしょう」
めちゃくちゃ敬われてる!? 怖い!!!
「あ、ありがとう。 冒険者らしくもうちょっと粗暴に振舞っても良いんだよ?」
「あれ? 聞いていませんでしたっけ? 我々の夢は史上最強の騎士団になる事なのです。 ですが、少々裕福とはいえ貴族ではなかった為に僕達は過去に騎士の試験を落とされてしまいました。 私怨で」
そんな事、アストレアであったのか…?
「ちなみに帝国出身です」
オーマイガー…。
「良い事を聞かせて貰った。 陛下。 こやつらを我らが騎士団に入団させたい。 陛下直属、すなわち…」
「隊長の部隊?」
「左様」
「ははっ! それ良いね! じゃ、帰ったら手続きしよっか。 じゃあそれまでに騎士のイロハを叩き込んでおいて。 旧王国最強騎士さん?」
「御意」
「え? えええええええええええええええええええええ!?!?!?!?」
その後、遠くから剣聖一行のパーティの悲鳴も聞こえて来たが気のせいだろう。
南無南無。
因みに団長はスパルタである。
俺は先ほどのゴーレムの元へとやってきた。
「リヴィエル・ル・ユースティティア殿。 貴方にはこの地の領主を任命しかつての王位を鑑みて伯爵位を叙勲する事とする。 異論はあるか?」
「ございません」
「これよりリヴィエル・フォン・ユースティティアと名乗る様に。 本来ならば領都…じゃなかった王都の王城で正式に行うのだが今は簡易的なものとなってしまった事を許してほしい」
「ありがたき幸せ」
「これで良いのかな? 堅苦しいのは苦手だから疲れたよ。 誰か連れてくれば良かったや」
「凄くお上手でしたよ。 過去に見たどんな王族よりもとても!」
「ちょっと嫌だな…。 まだ森で魔物と戦ってる方が気が楽だ…」
ぎいいいいいいやああああああああ!!!
「な、なんの悲鳴ですかね、これ」
「鬼が新たな犠牲者を生み出してるだけだから気にしなくて良いよ。 俺もやられた」
怪訝そうな顔をしている。
この悲鳴の原因は割と知っている。
きっと魔力を一切使わずに肉弾戦させるあの脳筋のせいだろう。
頭を抱える問題が出来てしまった。
まずゴーレムとは生命体なのだろうか? 概念が揺らいでしょうがない。
…それと剣聖君。 君の食べてるそれはきっと虫だよね。
「はぁ…」
「ふぉうしたんふぉすふぁ?」
「食べ物を口に入れて喋らない! お母さんが泣くよ!」
「うっ!」
どういう意味のうっ! だよ。
「んっ。 それで、どうされんですか? どんな悩みでも剣聖である僕が一刀両断! …なんちゃって…」
こんなキャラだっけ?
「あの時からキャラ変した? まぁ良いや。 ゴーレムって生命体として認識して良いのかなってさ」
「ははは。 そんな事なら精霊だって極めて魔物に近い魔族だって人として受け入れているじゃないですか。 同じ様な感覚ではありませんか?」
言われてみれば確かにそうだ。
なんなら龍居るし。
問題なんて無いよな。
「ありがとう。 腹を括ったよ」
「あぁ、僕を、いえ…私を救って頂いたあの時と同じお顔でいらっしゃる。 きっと前に進めるでしょう」
めちゃくちゃ敬われてる!? 怖い!!!
「あ、ありがとう。 冒険者らしくもうちょっと粗暴に振舞っても良いんだよ?」
「あれ? 聞いていませんでしたっけ? 我々の夢は史上最強の騎士団になる事なのです。 ですが、少々裕福とはいえ貴族ではなかった為に僕達は過去に騎士の試験を落とされてしまいました。 私怨で」
そんな事、アストレアであったのか…?
「ちなみに帝国出身です」
オーマイガー…。
「良い事を聞かせて貰った。 陛下。 こやつらを我らが騎士団に入団させたい。 陛下直属、すなわち…」
「隊長の部隊?」
「左様」
「ははっ! それ良いね! じゃ、帰ったら手続きしよっか。 じゃあそれまでに騎士のイロハを叩き込んでおいて。 旧王国最強騎士さん?」
「御意」
「え? えええええええええええええええええええええ!?!?!?!?」
その後、遠くから剣聖一行のパーティの悲鳴も聞こえて来たが気のせいだろう。
南無南無。
因みに団長はスパルタである。
俺は先ほどのゴーレムの元へとやってきた。
「リヴィエル・ル・ユースティティア殿。 貴方にはこの地の領主を任命しかつての王位を鑑みて伯爵位を叙勲する事とする。 異論はあるか?」
「ございません」
「これよりリヴィエル・フォン・ユースティティアと名乗る様に。 本来ならば領都…じゃなかった王都の王城で正式に行うのだが今は簡易的なものとなってしまった事を許してほしい」
「ありがたき幸せ」
「これで良いのかな? 堅苦しいのは苦手だから疲れたよ。 誰か連れてくれば良かったや」
「凄くお上手でしたよ。 過去に見たどんな王族よりもとても!」
「ちょっと嫌だな…。 まだ森で魔物と戦ってる方が気が楽だ…」
ぎいいいいいいやああああああああ!!!
「な、なんの悲鳴ですかね、これ」
「鬼が新たな犠牲者を生み出してるだけだから気にしなくて良いよ。 俺もやられた」
怪訝そうな顔をしている。
この悲鳴の原因は割と知っている。
きっと魔力を一切使わずに肉弾戦させるあの脳筋のせいだろう。
1
あなたにおすすめの小説
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる