11 / 24
第十一話
しおりを挟む
竜の素材が使われている剣か。
悪くないな。 どれも手に馴染むし、何より重くない。
強いて言うなら体型的にはまだまだこの剣が大きいくらいが難点か?
武器は良いとしてポーションや食料を調達しなければいけないのだが、日数も掛かるからここは安価な物でも魔法鞄…所謂マジックバッグを手に入れておいた方がよさそうだな。
そう言えば町の案内にという事で一人付けてくれたようだが、声を掛けても良いのだろうか…?
「あ、あの、魔道具屋さんってどこにありますか?」
「ではご案内致します」
声掛けて良かったのならもっと早く声掛けたらよかった。
「ではお入り下さい」
魔力の満ち方が凄いな。
それで居て整っているなんて。
「ボウズ、何が見たいんだい?」
老婆の声。 店主のものだろうか?
「収納袋や、山登りに必要な魔道具を…。 目が不自由なので見繕ってもらっても宜しいですか?」
「はいよ。 目が見えないってのは辛いだろうに」
「生まれつきなので慣れていますよ」
「なるほどね、連なる峰にでも行くのかい。 坊主のその眼に光が宿ったらまた来な。 祝いに幾つか道具をやるよ。 ほれ、魔道具で出来た簡易テントやその他もろもろだよ。 普通の冒険者には高くて手が出ないだろうね」
「ありがとうございます! 買います」
「はいよ。 魔法鞄はオマケしてあげるよ。 容量はこの店で一番大きいし、時間経過も一番遅い物さね。 代金はツケておくよ。 生きて帰ってきたらまたおいで」
「分かりました。 ありがとうございます!!!」
「んじゃ、達者でね」
「お世話になりました!」
次は食料や水とかだがこれはすぐに集めきってしまった。
何もする事が無くなったので山へと向かう事にする。
山へと向かおうとする俺を着いて来てくれていた人が呼び止める。
「山まで距離がありますよ? 途中まで馬車には乗らないのですか?」
「歩いて行った方が鍛えられるじゃないですか。 何より冒険感があって楽しいし」
「閣下が気に入られている理由がはっきりと分かりました。 ではお気を付けて行ってらっしゃいませ」
「行ってきます」
野を駆け回って特殊な地図に示されている方向へと向かう。
野生の動物達が沢山居て、自然を味わっている感覚になるのは幸せかもしれない。
きっとこいつらは綺麗な色をしているんだろうな。
「良し、走るぞ!!!」
日頃から鍛えている俺は風の様に疾走していく。
それが楽しくて仕方ない!
早く、早く山に行きたい。 やっと俺が変われる、報われるのならそれは天からの贈り物だろう。
楽しみ過ぎて足が止まる事を知らなかった。
悪くないな。 どれも手に馴染むし、何より重くない。
強いて言うなら体型的にはまだまだこの剣が大きいくらいが難点か?
武器は良いとしてポーションや食料を調達しなければいけないのだが、日数も掛かるからここは安価な物でも魔法鞄…所謂マジックバッグを手に入れておいた方がよさそうだな。
そう言えば町の案内にという事で一人付けてくれたようだが、声を掛けても良いのだろうか…?
「あ、あの、魔道具屋さんってどこにありますか?」
「ではご案内致します」
声掛けて良かったのならもっと早く声掛けたらよかった。
「ではお入り下さい」
魔力の満ち方が凄いな。
それで居て整っているなんて。
「ボウズ、何が見たいんだい?」
老婆の声。 店主のものだろうか?
「収納袋や、山登りに必要な魔道具を…。 目が不自由なので見繕ってもらっても宜しいですか?」
「はいよ。 目が見えないってのは辛いだろうに」
「生まれつきなので慣れていますよ」
「なるほどね、連なる峰にでも行くのかい。 坊主のその眼に光が宿ったらまた来な。 祝いに幾つか道具をやるよ。 ほれ、魔道具で出来た簡易テントやその他もろもろだよ。 普通の冒険者には高くて手が出ないだろうね」
「ありがとうございます! 買います」
「はいよ。 魔法鞄はオマケしてあげるよ。 容量はこの店で一番大きいし、時間経過も一番遅い物さね。 代金はツケておくよ。 生きて帰ってきたらまたおいで」
「分かりました。 ありがとうございます!!!」
「んじゃ、達者でね」
「お世話になりました!」
次は食料や水とかだがこれはすぐに集めきってしまった。
何もする事が無くなったので山へと向かう事にする。
山へと向かおうとする俺を着いて来てくれていた人が呼び止める。
「山まで距離がありますよ? 途中まで馬車には乗らないのですか?」
「歩いて行った方が鍛えられるじゃないですか。 何より冒険感があって楽しいし」
「閣下が気に入られている理由がはっきりと分かりました。 ではお気を付けて行ってらっしゃいませ」
「行ってきます」
野を駆け回って特殊な地図に示されている方向へと向かう。
野生の動物達が沢山居て、自然を味わっている感覚になるのは幸せかもしれない。
きっとこいつらは綺麗な色をしているんだろうな。
「良し、走るぞ!!!」
日頃から鍛えている俺は風の様に疾走していく。
それが楽しくて仕方ない!
早く、早く山に行きたい。 やっと俺が変われる、報われるのならそれは天からの贈り物だろう。
楽しみ過ぎて足が止まる事を知らなかった。
0
あなたにおすすめの小説
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
死にキャラに転生したけど、仲間たちに全力で守られて溺愛されています。
藤原遊
恋愛
「死ぬはずだった運命なんて、冒険者たちが全力で覆してくれる!」
街を守るために「死ぬ役目」を覚悟した私。
だけど、未来をやり直す彼らに溺愛されて、手放してくれません――!?
街を守り「死ぬ役目」に転生したスフィア。
彼女が覚悟を決めたその時――冒険者たちが全力で守り抜くと誓った!
未来を変えるため、スフィアを何度でも守る彼らの執着は止まらない!?
「君が笑っているだけでいい。それが、俺たちのすべてだ。」
運命に抗う冒険者たちが織り成す、異世界溺愛ファンタジー!
【完結】え?今になって婚約破棄ですか?私は構いませんが大丈夫ですか?
ゆうぎり
恋愛
カリンは幼少期からの婚約者オリバーに学園で婚約破棄されました。
卒業3か月前の事です。
卒業後すぐの結婚予定で、既に招待状も出し終わり済みです。
もちろんその場で受け入れましたよ。一向に構いません。
カリンはずっと婚約解消を願っていましたから。
でも大丈夫ですか?
婚約破棄したのなら既に他人。迷惑だけはかけないで下さいね。
※ゆるゆる設定です
※軽い感じで読み流して下さい
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる