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第十六話
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あれ? 結局何故目が見える様になったんだ…?
ドラゴンの力との親和性が高すぎるって言うのは分かる。
が、理解が出来ていない。
「不思議そうな顔をしているな。 それは家族になった事により聖草の効果の一部がユースにも…といったところだろう。 それと、その風の竜の剣の力もあるのであろう」
やっぱり、ドラゴンには下位でも上位でも関係なく特殊な力があるのだろうか。
家族となったこの二人…? とは争いたくは無いが、いつかは他のドラゴンと本気で手合わせをしてみたいものだ。
だが、強者との戦いを考えると胸が躍る!
「おい、それは竜の意志だ! 呑まれるな!!!」
元々の気質と竜の意志が混ざったのか。
感情コントロールみたいなのも覚えないといけない感じになる…?
「我がコントロールを手伝う故安心せよ。 これでもエンシェントドラゴンなのでな! がっはっはっはっは!!!!」
笑い声が非常にうるさい。 鼓膜が破れそうになってしまったけども。
いや、普通の人間だったら破れていたのだろうな。
「さぁ! 街に降りようぞ!」
「じゃあ紋に入ってよ!」
「「むぅ!」」
なんだよこのドラゴン!!!
「我は親であろ? 少しは融通してくれてもよかろうて…」
「いや、それは…」
一瞬の沈黙、の後に少し落ち込んだフレイニア。
なんだか可哀想そうではあるが。
ところで、すり寄ってきているグラスの事をどうにかして欲しい。
だがそれに気付いたフレイニアがグラスを除ける。
俺の意思がまるで伝わっている様だ。
「これで良かろう?」
「やめろー! やめろー! 横暴だー!!!」
横暴の使い方を間違えて…いや、あっているかもしれないが。
わからん。
懐かれているのは嬉しいが少し困惑してしまうな。
“家族” だなんて言っても距離感は知らない。
だが、一切悪い気はしないのでまぁ良いんだが。
(グラスも紋の中に連れ込んだ故に気にしなくて良いぞ)
それは有難い。
そうして門へと着いた。
「おや、ユーグス君じゃないか!」
門に居たのはルインツァルトさんだった。
「君は山に行っていたのだろう? アレは…取って来れたのか?」
「いえ、ですが…目は見えています。 多少のイレギュラーの様ですけど」
「だとしても良かった。 領主様の客人だ、この場はそのまま通っても良いだろう?」
「はっ!」
「うむ。 では、行こうではないか!」
「は、はい!」
結局そのままシュヴァルグラン様の所へと連行…もとい案内されていく事となった。
いや、元々向かう予定だったので大丈夫だが。
しかし、街というのは目で見るとこんなにも綺麗なんだな…。
ドラゴンの力との親和性が高すぎるって言うのは分かる。
が、理解が出来ていない。
「不思議そうな顔をしているな。 それは家族になった事により聖草の効果の一部がユースにも…といったところだろう。 それと、その風の竜の剣の力もあるのであろう」
やっぱり、ドラゴンには下位でも上位でも関係なく特殊な力があるのだろうか。
家族となったこの二人…? とは争いたくは無いが、いつかは他のドラゴンと本気で手合わせをしてみたいものだ。
だが、強者との戦いを考えると胸が躍る!
「おい、それは竜の意志だ! 呑まれるな!!!」
元々の気質と竜の意志が混ざったのか。
感情コントロールみたいなのも覚えないといけない感じになる…?
「我がコントロールを手伝う故安心せよ。 これでもエンシェントドラゴンなのでな! がっはっはっはっは!!!!」
笑い声が非常にうるさい。 鼓膜が破れそうになってしまったけども。
いや、普通の人間だったら破れていたのだろうな。
「さぁ! 街に降りようぞ!」
「じゃあ紋に入ってよ!」
「「むぅ!」」
なんだよこのドラゴン!!!
「我は親であろ? 少しは融通してくれてもよかろうて…」
「いや、それは…」
一瞬の沈黙、の後に少し落ち込んだフレイニア。
なんだか可哀想そうではあるが。
ところで、すり寄ってきているグラスの事をどうにかして欲しい。
だがそれに気付いたフレイニアがグラスを除ける。
俺の意思がまるで伝わっている様だ。
「これで良かろう?」
「やめろー! やめろー! 横暴だー!!!」
横暴の使い方を間違えて…いや、あっているかもしれないが。
わからん。
懐かれているのは嬉しいが少し困惑してしまうな。
“家族” だなんて言っても距離感は知らない。
だが、一切悪い気はしないのでまぁ良いんだが。
(グラスも紋の中に連れ込んだ故に気にしなくて良いぞ)
それは有難い。
そうして門へと着いた。
「おや、ユーグス君じゃないか!」
門に居たのはルインツァルトさんだった。
「君は山に行っていたのだろう? アレは…取って来れたのか?」
「いえ、ですが…目は見えています。 多少のイレギュラーの様ですけど」
「だとしても良かった。 領主様の客人だ、この場はそのまま通っても良いだろう?」
「はっ!」
「うむ。 では、行こうではないか!」
「は、はい!」
結局そのままシュヴァルグラン様の所へと連行…もとい案内されていく事となった。
いや、元々向かう予定だったので大丈夫だが。
しかし、街というのは目で見るとこんなにも綺麗なんだな…。
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