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第562話 コロニー共和国
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「だ・か・ら♪わたしの全力♪全開魔法♪逃げずにちゃんと受け止めてよね~」
「【火壁】!」
(なぜメ〇ル…、魔法も違うし…とは突っ込みません)
初めての全開魔法なので好きにさせましょう。
「ご主人様、私も…」
「アイは魔法特化じゃないでしょ。【治療】や【回復】で戦場の女性達をフォローしてあげて」
万が一マオの魔法で被害が大きくなっては困るのです。
アイと話している間に高さ3mほどの【火壁】が戦闘区域を分断するように走ります。
全開と言いましたがマオも一応加減はしているようです。
僕がやっていたら惨事になっていたかもしれません。
「じゃあ二人とも【火壁】が消えると同時に地上に現れるよ」
「「はい!」」
ボゴォォォ~~~ッ!
「ほ、炎が走ってくる…」
「何!? どうして【火壁】が…」
「お・お・き・い…」
ヒィ~~~ッ!!
「逃げて~、避けるのよ~!」
「退却~! 女達は一旦下がれ~!」
「【火壁】は敵側の魔法か!?」
いや、こんなに巨大で長い【火壁】があるわけ…。
「良し、そろそろ降りようか」
足元で双方が戦闘をやめ急いで引き下がっているのが分かります。
熱いからね…。
「「はい」」
「【火壁】が消えていくぞ」
「女達は戦闘準備~!」
「えっ、人が!?」
「男性よ!」
「何? どこから現れたの?」
ザワザワ…。
(おっと、【拡声】魔法を創っておかないとな…)
「あーあー、双方、争いをやめてくださ~い」
「争いを止めないと私達が双方の本陣に攻撃しますよ~」
本陣が後方にあるのは当たり前なのですが、分かっているような口調で話します。
「それから、双方の代表者は至急こちらに集まってください。集まらない場合も攻撃しますよ~」
《ご主人様が一番悪者のような気がします》
《マスターも全開したかったんじゃ…》
(アイ、マオ…)
《攻撃は男性にだけだよ…》
しばらく待っている間に双方の女性達に負傷者を連れて行くように伝えます。
幸い身体の一部を欠損するほどの大怪我をする者はいても死んだ者はいませんでした。
僕を見て不審がったり怯えていましたが、こっそり【再生】や【治療】をしてあげると泣きながら喜んでいました。
それにしても、これだけの人が血を流しているのを見るのは初めてで気分が滅入ります。
どうして争う必要があるんだろ…。
「ご主人様、それぞれの代表者が来たようです」
「うん…、あっ…」
双方の陣から屋根のない魔動力車が近づいてきています。
(あぁ、オープンカーか…)
どうして僕は作っていなかったんだ…、なぜか悔しく感じてしまいます。
「お前達、一体何者だ? どうして我々の邪魔をする?」
とりあえず来た順に座らせましたが、争いを中断させられてイライラしているようです。
どちらも偉そうな男性でお供がそれぞれ二人、お供の方も男性です。
男性ばかりで何だかムカついたのでお茶やお菓子は出しません。
「慌てないでください。まずは名乗ります。私はシャルル、こちらがアイとマオです」
「とりあえず、お二方のお名前も教えてもらえるでしょうか?」
「「私を知らないだと!?」」
「まったく…(知らないから聞いてるのに…)」
「……、我は10の国の将軍、タタン」
「私は5の国の将軍、コミットだ…」
「どうして国名が数字なのですか…?」
「……、お前は馬鹿か。ここはコロニー共和国だろ。その共和国の中で13ある内の10番目だからだ」
「コロニー共和国…!?」
数字はともかく共和国なのか…。
そして、コミットという人の国が5番だと…。
何の順番かは分かりませんが話を進めます。
「我々の国について何も知らないようだが、本当にどこから来たのだ?」
そのコミットという人が口を開きます。
「う~ん、空から…」
そう答えながら右手の人差し指を空へ向けます。
争いのある国にローマン帝国などの名前を出すこともないでしょう。
「馬鹿を言うな! 空だと…」
「タタンさん、先ほどからご主人様に無礼ですよ。神様の使徒をご存じないのですか?」
「あの【火壁】を見たでしょう。マスターなら一瞬であなた達を消滅させられるのですよ」
「アイ…、マオ…」
「じゃあ、空から来た証拠を見せてみろ」
「タタンさん…、その言葉遣い、後悔しますよ…」
「ご主人様、お願いします」
「……」
アイから目配せされましたが、要するに【飛行】して欲しいということでしょう。
まぁ、分からせる為には仕方がないけれど、僕もムカついたからどうせなら体感させてやろう。
僕は席を立つと、タタンさんの腕を取り【飛行】を発動させます。
バシュッ!!
「ウヒョアァァ~~~ッ!」
「「「「「えっ!?」」」」」
「ほ、本当に空を飛んでる…。分かった…、分かった…、下ろしてくれ」
何て速さだ…、それに高い…。
「下ろしてくれ…だと…」
アイではありませんが、このタタンという男性には呆れます。
「じゃあ、ほらっ、勝手に下りろ」
僕は雲の上まで上昇したところでタタンの腕を振りほどきます。
現状での人類初スカイダイビングです。
「イビャァァァ~~~ッ!」
「シャ…ルル…さ…ま…?」
(様?)
僕が先に地上へ戻るとコミットという男性が部下と共に顔を青くして僕を見ています。
まぁ、目の前で空に飛んで行ったのですからアイの言う使徒だと本当に思ったのでしょう。
「ご主人様、あの男は…?」
「もうすぐその辺に落ちてくるよ。上空で下ろしてくれって言われたからね」
放してくれとは言われていないのですが…。
「マスター、さすがです!」
「……」
上空で放した…?
タタン将軍が落ちてくる…だと?
「もう、そろそろかな」
ただの自由落下なので落ちてくるのにそう時間はかかりません。
空から落ちてくる一つの人体をこの場にいる全ての者が眺める中、僕は数十メートル浮遊し、受け止める準備をします。
男性なんか受け止めたくはないのだけれど…。
叫び声が響けば更に効果はあったと思いますが、残念ながら既に気を失っているようでした。
「コミットさん、とりあえず今回の戦闘行為は終了としてくれるかな」
「は…い…」
コミットさんの了承を聞いて、双方のお供の方が急ぎ足でそれぞれ自陣に戻ります。
「それで、聞きたいんだけれど、ここから向こうに小さく見える岩山はどこの国の範囲なの?」
「あの辺りは私達5の国です。ここもそうですが…」
「じゃあ、統治者に会わせてくれるかな…。このコロニー共和国の事も聞くことにするよ」
戦場から魔動力車に乗り、“転移の祠”があった岩山から更に離れた所に最初の村がありました。
今回の争いに対する拠点となる村らしく、物々しい雰囲気です。
魔動力車に乗ってから気付いたのですが統治者のいる首都には数日かかるとのことでした。
(しまった…、別に急いで会いに行く事もなかったな…)
でもこの国の事を知っておくには良いか…。
全く知らない土地を移動するのも楽しく感じます。
村では急に争いの終わりが告げられ、僕たちが現れたことによって国民たちから好奇の眼で見られます。
恰好も浮いているからなぁ。
特にこだわっている訳ではありませんが、僕たちの服装は明らかに上質で、特にアイとマオの艶やかさや瑞々しさはまるで輝いているように見えるのです。
それに争いを止めた、空を飛んだ、タタン将軍をやっつけたと、うわさ話もあっという間に広まっているようです。
「シャルル…様は…どうしてこの国へ?」
「争いに見かねたからだよ…」
目的はなかったのでそう答えておきます。
新大陸発見だと喜んでいたのに…。
「男性も魔法が使えるのですね…」
「戦っていたのはほとんど女性ですが…」
「それより、何について争っているのですか?」
とりあえず、気になったことを矢継ぎ早に聞いておきます。
「はい…? ご質問の意味が良く分かりませんが、戦場にいる男性は魔法を使えますよ。もちろん魔法の使えない男性もいますけれどね」
「それに女性が戦うのは当然です。男性よりも人口は多いですし、体力や魔法も男性より強いからです」
「今回10の国の目的は領土ですね。男性や女性を取り合うこともありますが、領土だと一度で全部手に入りますから…」
「……」
争いで領土は理解できますが、男性や女性だけを奪い合うことがあるのには驚きました。
「5の国は『聖なる地』と言われ、かつて先住民以外の人間が現れ繁栄した地だとも言われています。私達もその血を受け継いでいる者として誇りをもっています」
「ですからこの5の国の地を狙う国は多いのです」
「そんなことが…」
「……シャルル様が示された岩山こそが『聖なる山』でもあるのですよ。ご存じなかったのですか?」
「……」
聞くところによると、この5の国はこのコロニー共和国という大陸の中央にあるそうで、国同士が争い吸収し合って今の13国になったそうです。
番号の大きい小さいは男性の総人口順になっており番号が大きいほど男性が多く、吸収によって国の数が減るのはもちろん、数年ごとに番号も変わったりするそうです。
(面倒な国だな…)
要するにランキングになっている訳か…。
何となく13より1の方が良さそうに思ってしまいます。
「村の女性達で首輪をしている者がいますが…?」
「あれは魔力封じの首輪ですね。あのような女性達はどこかの男性の所有を現わしているのです」
「パートナーと言うことですか? それにどうして魔力を封じて…」
誰にパートナーがいるのか分かって良いけれど首輪とはね…。
「パートナー…?、良く分かりませんが、“誕生の儀”の為に囲っているのです」
「あの魔力封じの魔道具はかつては犯罪者用だったそうですが、今では女性達の抵抗を抑える為でもあるのですよ」
「えっ!?」
僕が驚くと女性の方が強いですからね…と、コミットさんは笑いながら話してくています。
「男性は気に入った女性と“誕生の儀”が出来ますからね。“誕生の儀”が済み解放されるまではあのままなのです」
「そんな、女性に選択権は?」
「これはコロニー共和国で採用されている法律ですからね。女性の選択権について考えたこともないですよ。ハハハ…」
《ご主人様、ヤリたい放題ですよ!》
《アイ、そこは喜ぶ所じゃないから…》
よくそんな法律がまかり通っているな…。
力のある女性達が言いなりになっていることに不快感を感じられずにはいられませんでした。
「【火壁】!」
(なぜメ〇ル…、魔法も違うし…とは突っ込みません)
初めての全開魔法なので好きにさせましょう。
「ご主人様、私も…」
「アイは魔法特化じゃないでしょ。【治療】や【回復】で戦場の女性達をフォローしてあげて」
万が一マオの魔法で被害が大きくなっては困るのです。
アイと話している間に高さ3mほどの【火壁】が戦闘区域を分断するように走ります。
全開と言いましたがマオも一応加減はしているようです。
僕がやっていたら惨事になっていたかもしれません。
「じゃあ二人とも【火壁】が消えると同時に地上に現れるよ」
「「はい!」」
ボゴォォォ~~~ッ!
「ほ、炎が走ってくる…」
「何!? どうして【火壁】が…」
「お・お・き・い…」
ヒィ~~~ッ!!
「逃げて~、避けるのよ~!」
「退却~! 女達は一旦下がれ~!」
「【火壁】は敵側の魔法か!?」
いや、こんなに巨大で長い【火壁】があるわけ…。
「良し、そろそろ降りようか」
足元で双方が戦闘をやめ急いで引き下がっているのが分かります。
熱いからね…。
「「はい」」
「【火壁】が消えていくぞ」
「女達は戦闘準備~!」
「えっ、人が!?」
「男性よ!」
「何? どこから現れたの?」
ザワザワ…。
(おっと、【拡声】魔法を創っておかないとな…)
「あーあー、双方、争いをやめてくださ~い」
「争いを止めないと私達が双方の本陣に攻撃しますよ~」
本陣が後方にあるのは当たり前なのですが、分かっているような口調で話します。
「それから、双方の代表者は至急こちらに集まってください。集まらない場合も攻撃しますよ~」
《ご主人様が一番悪者のような気がします》
《マスターも全開したかったんじゃ…》
(アイ、マオ…)
《攻撃は男性にだけだよ…》
しばらく待っている間に双方の女性達に負傷者を連れて行くように伝えます。
幸い身体の一部を欠損するほどの大怪我をする者はいても死んだ者はいませんでした。
僕を見て不審がったり怯えていましたが、こっそり【再生】や【治療】をしてあげると泣きながら喜んでいました。
それにしても、これだけの人が血を流しているのを見るのは初めてで気分が滅入ります。
どうして争う必要があるんだろ…。
「ご主人様、それぞれの代表者が来たようです」
「うん…、あっ…」
双方の陣から屋根のない魔動力車が近づいてきています。
(あぁ、オープンカーか…)
どうして僕は作っていなかったんだ…、なぜか悔しく感じてしまいます。
「お前達、一体何者だ? どうして我々の邪魔をする?」
とりあえず来た順に座らせましたが、争いを中断させられてイライラしているようです。
どちらも偉そうな男性でお供がそれぞれ二人、お供の方も男性です。
男性ばかりで何だかムカついたのでお茶やお菓子は出しません。
「慌てないでください。まずは名乗ります。私はシャルル、こちらがアイとマオです」
「とりあえず、お二方のお名前も教えてもらえるでしょうか?」
「「私を知らないだと!?」」
「まったく…(知らないから聞いてるのに…)」
「……、我は10の国の将軍、タタン」
「私は5の国の将軍、コミットだ…」
「どうして国名が数字なのですか…?」
「……、お前は馬鹿か。ここはコロニー共和国だろ。その共和国の中で13ある内の10番目だからだ」
「コロニー共和国…!?」
数字はともかく共和国なのか…。
そして、コミットという人の国が5番だと…。
何の順番かは分かりませんが話を進めます。
「我々の国について何も知らないようだが、本当にどこから来たのだ?」
そのコミットという人が口を開きます。
「う~ん、空から…」
そう答えながら右手の人差し指を空へ向けます。
争いのある国にローマン帝国などの名前を出すこともないでしょう。
「馬鹿を言うな! 空だと…」
「タタンさん、先ほどからご主人様に無礼ですよ。神様の使徒をご存じないのですか?」
「あの【火壁】を見たでしょう。マスターなら一瞬であなた達を消滅させられるのですよ」
「アイ…、マオ…」
「じゃあ、空から来た証拠を見せてみろ」
「タタンさん…、その言葉遣い、後悔しますよ…」
「ご主人様、お願いします」
「……」
アイから目配せされましたが、要するに【飛行】して欲しいということでしょう。
まぁ、分からせる為には仕方がないけれど、僕もムカついたからどうせなら体感させてやろう。
僕は席を立つと、タタンさんの腕を取り【飛行】を発動させます。
バシュッ!!
「ウヒョアァァ~~~ッ!」
「「「「「えっ!?」」」」」
「ほ、本当に空を飛んでる…。分かった…、分かった…、下ろしてくれ」
何て速さだ…、それに高い…。
「下ろしてくれ…だと…」
アイではありませんが、このタタンという男性には呆れます。
「じゃあ、ほらっ、勝手に下りろ」
僕は雲の上まで上昇したところでタタンの腕を振りほどきます。
現状での人類初スカイダイビングです。
「イビャァァァ~~~ッ!」
「シャ…ルル…さ…ま…?」
(様?)
僕が先に地上へ戻るとコミットという男性が部下と共に顔を青くして僕を見ています。
まぁ、目の前で空に飛んで行ったのですからアイの言う使徒だと本当に思ったのでしょう。
「ご主人様、あの男は…?」
「もうすぐその辺に落ちてくるよ。上空で下ろしてくれって言われたからね」
放してくれとは言われていないのですが…。
「マスター、さすがです!」
「……」
上空で放した…?
タタン将軍が落ちてくる…だと?
「もう、そろそろかな」
ただの自由落下なので落ちてくるのにそう時間はかかりません。
空から落ちてくる一つの人体をこの場にいる全ての者が眺める中、僕は数十メートル浮遊し、受け止める準備をします。
男性なんか受け止めたくはないのだけれど…。
叫び声が響けば更に効果はあったと思いますが、残念ながら既に気を失っているようでした。
「コミットさん、とりあえず今回の戦闘行為は終了としてくれるかな」
「は…い…」
コミットさんの了承を聞いて、双方のお供の方が急ぎ足でそれぞれ自陣に戻ります。
「それで、聞きたいんだけれど、ここから向こうに小さく見える岩山はどこの国の範囲なの?」
「あの辺りは私達5の国です。ここもそうですが…」
「じゃあ、統治者に会わせてくれるかな…。このコロニー共和国の事も聞くことにするよ」
戦場から魔動力車に乗り、“転移の祠”があった岩山から更に離れた所に最初の村がありました。
今回の争いに対する拠点となる村らしく、物々しい雰囲気です。
魔動力車に乗ってから気付いたのですが統治者のいる首都には数日かかるとのことでした。
(しまった…、別に急いで会いに行く事もなかったな…)
でもこの国の事を知っておくには良いか…。
全く知らない土地を移動するのも楽しく感じます。
村では急に争いの終わりが告げられ、僕たちが現れたことによって国民たちから好奇の眼で見られます。
恰好も浮いているからなぁ。
特にこだわっている訳ではありませんが、僕たちの服装は明らかに上質で、特にアイとマオの艶やかさや瑞々しさはまるで輝いているように見えるのです。
それに争いを止めた、空を飛んだ、タタン将軍をやっつけたと、うわさ話もあっという間に広まっているようです。
「シャルル…様は…どうしてこの国へ?」
「争いに見かねたからだよ…」
目的はなかったのでそう答えておきます。
新大陸発見だと喜んでいたのに…。
「男性も魔法が使えるのですね…」
「戦っていたのはほとんど女性ですが…」
「それより、何について争っているのですか?」
とりあえず、気になったことを矢継ぎ早に聞いておきます。
「はい…? ご質問の意味が良く分かりませんが、戦場にいる男性は魔法を使えますよ。もちろん魔法の使えない男性もいますけれどね」
「それに女性が戦うのは当然です。男性よりも人口は多いですし、体力や魔法も男性より強いからです」
「今回10の国の目的は領土ですね。男性や女性を取り合うこともありますが、領土だと一度で全部手に入りますから…」
「……」
争いで領土は理解できますが、男性や女性だけを奪い合うことがあるのには驚きました。
「5の国は『聖なる地』と言われ、かつて先住民以外の人間が現れ繁栄した地だとも言われています。私達もその血を受け継いでいる者として誇りをもっています」
「ですからこの5の国の地を狙う国は多いのです」
「そんなことが…」
「……シャルル様が示された岩山こそが『聖なる山』でもあるのですよ。ご存じなかったのですか?」
「……」
聞くところによると、この5の国はこのコロニー共和国という大陸の中央にあるそうで、国同士が争い吸収し合って今の13国になったそうです。
番号の大きい小さいは男性の総人口順になっており番号が大きいほど男性が多く、吸収によって国の数が減るのはもちろん、数年ごとに番号も変わったりするそうです。
(面倒な国だな…)
要するにランキングになっている訳か…。
何となく13より1の方が良さそうに思ってしまいます。
「村の女性達で首輪をしている者がいますが…?」
「あれは魔力封じの首輪ですね。あのような女性達はどこかの男性の所有を現わしているのです」
「パートナーと言うことですか? それにどうして魔力を封じて…」
誰にパートナーがいるのか分かって良いけれど首輪とはね…。
「パートナー…?、良く分かりませんが、“誕生の儀”の為に囲っているのです」
「あの魔力封じの魔道具はかつては犯罪者用だったそうですが、今では女性達の抵抗を抑える為でもあるのですよ」
「えっ!?」
僕が驚くと女性の方が強いですからね…と、コミットさんは笑いながら話してくています。
「男性は気に入った女性と“誕生の儀”が出来ますからね。“誕生の儀”が済み解放されるまではあのままなのです」
「そんな、女性に選択権は?」
「これはコロニー共和国で採用されている法律ですからね。女性の選択権について考えたこともないですよ。ハハハ…」
《ご主人様、ヤリたい放題ですよ!》
《アイ、そこは喜ぶ所じゃないから…》
よくそんな法律がまかり通っているな…。
力のある女性達が言いなりになっていることに不快感を感じられずにはいられませんでした。
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