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第54話 【閑話】しずくの隠れ家
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新規ゴールデンはまさかの対談番組になりました。
企画の中には報道番組のアンカーという話もあったそうですが、これまで通り他の情報番組にも出演できるように週一回の対談番組になったそうです。
タレント扱いされる番組に出演すると収録後は決まって女性達から美容法を問い詰められたり、男性達からもブレックスに誘われるのですが、対談番組なら相手は一人、女性であっても男性であっても相手の話を聞くことが主なので煩わしさは少なくなるはずです。
出演者は駆け出しの新人アイドルから俳優、企業家など幅広く、プロデューサーが出演依頼をすればすぐに応じてくれるそうです。
スポンサーも凄い数なので製作側は笑いが止まらないとか…。
ギャランティーも予想以上に良かったですが、いつか私にもCMの依頼がくればと密かに思っています。
それに私と業種が被らず人格も良ければ、シャルル様にご紹介も出来るかもしれないので本当に願ったり叶ったりの番組だと思います。
「高遠さん…」
「大原社長…。どうしたのですかスタジオまで来られるだなんて…」
先日シャルル様の施術を受けられて別人のように変貌されています。
さすがに私の方が年齢的にも若々しい感じはしますが、大きくて形の良い胸、くびれた腰、持ち上がったお尻と、グラマーな体型には嫉妬してしまうぐらいです。
シャルル様の手に掛かると肉体まであんなに変わるのね…。
服装も容姿に合わせてセクシーで華やかになり、大原社長の方が報道番組のアンカーっぽい感じです。
その後もオナニーについて話すことが増えましたが、あまりの変わりように元の容姿を知っている人達からはいくら否定してもカスタムしたと思われているそうです。
否定しない方が追及されなくて良いと思うのですが…。
「先に楽屋に行こうとしたけれど、あなた本番前はオナニーしているって言っていたでしょ(ボソッ)」
「そうでした…」
「新しい番組の初回の様子を実際に見ておこうと思ってね。人気番組になれば良いけれど…ね。フフ…」
「そう言われると緊張しますね…」
「冗談よ…。今日の収録相手は友人の上月満子の娘ですからね」
「え~、大原社長は上月満子さんとお知り合いだったのですか…?」
実力があるだけではなく美人で品があって国民的大女優の一人です。
そして今日出演される上月摩子さんは、今CMで人気急上昇のブレックスしたい相手No.1のタレントなのです。
ちなみに私の世代や業種ではもちろん私が一番ですけれどね…。
XX XY
「こんにちは、しずくの隠れ家へ」
「今日から始まるこの番組では、様々な仕事で活躍されている皆さんを私の隠れ家にご招待して色々お話を伺いたいと思っています。長寿番組になれば嬉しいなぁと思っていますの皆さん応援よろしくお願いします」
「記念すべき一回目は今CMで人気急上昇のブレックスしたい相手No.1の摩子さんをお招きしていま~す」
芸名は摩子と名前だけです。
やはり二世タレントと思われたくはないのでしょうか?
18歳と聞いていましたが顔を合わせるともっと年上にも思えますね。
「どうも~、摩子です」
「いつもTVで拝見していますが、今日はいつもと違う雰囲気の衣装ですね。驚きました…」
短髪でボーイッシュ、身長も外国人のように高くスタイルの良い彼女は普段から男性のような服装なのが有名で、中性的な雰囲気が人気の理由だと聞いています。
しかし、今日はとっても女性らしく白地に花柄のドレス姿で露出度も高めです。
胸なんかカメラの角度によって際どく映るんじゃ…、そんな風に心配してしまうほどです。
こんな露出度の高いドレスなんて普段の彼女は絶対着ませんから、今日一回着ただけでスポンサーは元が取れたかもしれませんね。
きっと身に着けている物は全てスポンサーがらみでしょう。
ファッション関係、化粧品やエステ、旅行業界のCMをしていたはずです。
まだ若いのにエステか…、何だか不自然なキラキラ・テカテカはメイクのせいでしょう。
フフ…、私の場合、基本はイクだけで良いのですからね…。
「高遠しずくさんは今話題の人ですからね。そんな方が新番組をされたと聞いて私も意表を突いて負けないようにしてきたんですよ。高遠さんも素敵ですよ~」
間近で見るとなんて艶やかで瑞々しいの…。
こんな方がフリーのアナウンサーだなんて…、この業界で話題になるのも分かるわ。
「そんな私なんて…。摩子さんはファンの方達からすれば今日はその衣装だけでお宝映像ですね…」
(くっ…)
18歳の私より若々しいかも…。
きっと何か特別なことをしているんだと調べている者もいるようですが、未だにスクープされていません。
念のために最大限女性らしく見えるように趣味じゃないドレスを着て、注目されるように露出も高くしてきましたが負けている感じです。
彼女より年下で1対1の対談番組なんて比較されるだけの地獄の番組ね…。
受けるんじゃなかったわ…。
(良し、全部聞いたかな…)
最近の仕事の話題や告知なども伺い、番組は終盤です。
「最後に摩子さんはブレックスしたい相手No.1とのことですが、ブレックスをされる相手の好みはあるのですか?」
「……(男性とはしたくないですけれどね)」
(あれ、聞いてはいけない質問だったかしら?)
「ごめんなさい。プライベートなことを聞いてしまって…」
「私のことより、最後に高遠さんの美容法を教えてくださいよ~」
カスタムじゃないと公言されているのは知っています。
「摩子さんもですか~。摩子さんはまだ若くて気にする必要はないでしょう?」
「いくらなんでも10代の女性には負けますよ(ウソです!)」
(ウソね)
「視聴者はそっちの方に興味があると思いますよ~」
目から余裕が感じられます。
それに先ほども思いましたが艶やかさや瑞々しさは私以上なのです。
フフフ…。
ハハハ…。
「は~い、お疲れ様でした~」
スタジオにADさんの声が響きます。
「摩子さん、お疲れさまでした」
「高遠さんとお話しできて良かったです」
結局美容法については上手くはぐらかされてしまいました。
「私も緊張せずにお話しできて楽しかったです」
「でも、美容法を教えてくだされば高遠さんとブレックスしても良いですよ」
「フフ…、ブレックスなんて…。ここだけの話ですが私はブレックスは好きではないのです。時間がもったいないわ」
1時間あれば2~3回はイケるものね…。
それに、大体女性とする趣味もないし…。
摩子さんより若い世代では女性同士ですることも多いみたいですけれど…。
「えっ?」
ブレックスが嫌い…?
「……摩子さん、お疲れ様。視聴率は取れると思うけれどトークはまだまだね」
当分は収録の予定ですが、いずれは生放送でも面白いわね。
「なっ! 大原…社長…ですか?」
久しぶりにお会いしたとはいえ、まるで別人のよう…。
お母さんよりいくつか年上だったはずなのに…。
「き…厳しいですね。トーク番組には出たことが無いのをご存じなのに…」
モデルのような体型と艶かしい雰囲気に動揺してしまいます。
カスタム…されたの?
「フフ…。そうそう、満子さんはお元気ですか?」
「えぇ、まぁ…。母はストイックですからね。仕事が無い時も何かしら身体を動かしているようですよ」
「確か水泳が趣味だったわね…」
「そうでした、母から手紙を預かっています。もし大原社長に会えれば渡しておくようにって…」
マネージャーから自分のカバンを受け取ると中から一通の手紙を取り出し渡します。
「へ~、何かしら…。ご飯でも奢ってくれるのかしら。後で読んでみるわ」
外食を頻繁にする性格ではないことを分かっていてそう答えます。
XX XY
(満子さんからわざわざ手紙ですか…?)
「そういえばうちの来シーズンのドラマにキャスティングされていたわね…」
なかなかドラマには出てくれないのを個人的に頼んだのです。
『……朱里さん、申し訳ありません。やはりドラマの出演はキャンセルさせてください。自然にキャスティングを変えていただけると助かります』
「なっ…、何ですって~!?」
キャンセルって、一体何が…?
企画の中には報道番組のアンカーという話もあったそうですが、これまで通り他の情報番組にも出演できるように週一回の対談番組になったそうです。
タレント扱いされる番組に出演すると収録後は決まって女性達から美容法を問い詰められたり、男性達からもブレックスに誘われるのですが、対談番組なら相手は一人、女性であっても男性であっても相手の話を聞くことが主なので煩わしさは少なくなるはずです。
出演者は駆け出しの新人アイドルから俳優、企業家など幅広く、プロデューサーが出演依頼をすればすぐに応じてくれるそうです。
スポンサーも凄い数なので製作側は笑いが止まらないとか…。
ギャランティーも予想以上に良かったですが、いつか私にもCMの依頼がくればと密かに思っています。
それに私と業種が被らず人格も良ければ、シャルル様にご紹介も出来るかもしれないので本当に願ったり叶ったりの番組だと思います。
「高遠さん…」
「大原社長…。どうしたのですかスタジオまで来られるだなんて…」
先日シャルル様の施術を受けられて別人のように変貌されています。
さすがに私の方が年齢的にも若々しい感じはしますが、大きくて形の良い胸、くびれた腰、持ち上がったお尻と、グラマーな体型には嫉妬してしまうぐらいです。
シャルル様の手に掛かると肉体まであんなに変わるのね…。
服装も容姿に合わせてセクシーで華やかになり、大原社長の方が報道番組のアンカーっぽい感じです。
その後もオナニーについて話すことが増えましたが、あまりの変わりように元の容姿を知っている人達からはいくら否定してもカスタムしたと思われているそうです。
否定しない方が追及されなくて良いと思うのですが…。
「先に楽屋に行こうとしたけれど、あなた本番前はオナニーしているって言っていたでしょ(ボソッ)」
「そうでした…」
「新しい番組の初回の様子を実際に見ておこうと思ってね。人気番組になれば良いけれど…ね。フフ…」
「そう言われると緊張しますね…」
「冗談よ…。今日の収録相手は友人の上月満子の娘ですからね」
「え~、大原社長は上月満子さんとお知り合いだったのですか…?」
実力があるだけではなく美人で品があって国民的大女優の一人です。
そして今日出演される上月摩子さんは、今CMで人気急上昇のブレックスしたい相手No.1のタレントなのです。
ちなみに私の世代や業種ではもちろん私が一番ですけれどね…。
XX XY
「こんにちは、しずくの隠れ家へ」
「今日から始まるこの番組では、様々な仕事で活躍されている皆さんを私の隠れ家にご招待して色々お話を伺いたいと思っています。長寿番組になれば嬉しいなぁと思っていますの皆さん応援よろしくお願いします」
「記念すべき一回目は今CMで人気急上昇のブレックスしたい相手No.1の摩子さんをお招きしていま~す」
芸名は摩子と名前だけです。
やはり二世タレントと思われたくはないのでしょうか?
18歳と聞いていましたが顔を合わせるともっと年上にも思えますね。
「どうも~、摩子です」
「いつもTVで拝見していますが、今日はいつもと違う雰囲気の衣装ですね。驚きました…」
短髪でボーイッシュ、身長も外国人のように高くスタイルの良い彼女は普段から男性のような服装なのが有名で、中性的な雰囲気が人気の理由だと聞いています。
しかし、今日はとっても女性らしく白地に花柄のドレス姿で露出度も高めです。
胸なんかカメラの角度によって際どく映るんじゃ…、そんな風に心配してしまうほどです。
こんな露出度の高いドレスなんて普段の彼女は絶対着ませんから、今日一回着ただけでスポンサーは元が取れたかもしれませんね。
きっと身に着けている物は全てスポンサーがらみでしょう。
ファッション関係、化粧品やエステ、旅行業界のCMをしていたはずです。
まだ若いのにエステか…、何だか不自然なキラキラ・テカテカはメイクのせいでしょう。
フフ…、私の場合、基本はイクだけで良いのですからね…。
「高遠しずくさんは今話題の人ですからね。そんな方が新番組をされたと聞いて私も意表を突いて負けないようにしてきたんですよ。高遠さんも素敵ですよ~」
間近で見るとなんて艶やかで瑞々しいの…。
こんな方がフリーのアナウンサーだなんて…、この業界で話題になるのも分かるわ。
「そんな私なんて…。摩子さんはファンの方達からすれば今日はその衣装だけでお宝映像ですね…」
(くっ…)
18歳の私より若々しいかも…。
きっと何か特別なことをしているんだと調べている者もいるようですが、未だにスクープされていません。
念のために最大限女性らしく見えるように趣味じゃないドレスを着て、注目されるように露出も高くしてきましたが負けている感じです。
彼女より年下で1対1の対談番組なんて比較されるだけの地獄の番組ね…。
受けるんじゃなかったわ…。
(良し、全部聞いたかな…)
最近の仕事の話題や告知なども伺い、番組は終盤です。
「最後に摩子さんはブレックスしたい相手No.1とのことですが、ブレックスをされる相手の好みはあるのですか?」
「……(男性とはしたくないですけれどね)」
(あれ、聞いてはいけない質問だったかしら?)
「ごめんなさい。プライベートなことを聞いてしまって…」
「私のことより、最後に高遠さんの美容法を教えてくださいよ~」
カスタムじゃないと公言されているのは知っています。
「摩子さんもですか~。摩子さんはまだ若くて気にする必要はないでしょう?」
「いくらなんでも10代の女性には負けますよ(ウソです!)」
(ウソね)
「視聴者はそっちの方に興味があると思いますよ~」
目から余裕が感じられます。
それに先ほども思いましたが艶やかさや瑞々しさは私以上なのです。
フフフ…。
ハハハ…。
「は~い、お疲れ様でした~」
スタジオにADさんの声が響きます。
「摩子さん、お疲れさまでした」
「高遠さんとお話しできて良かったです」
結局美容法については上手くはぐらかされてしまいました。
「私も緊張せずにお話しできて楽しかったです」
「でも、美容法を教えてくだされば高遠さんとブレックスしても良いですよ」
「フフ…、ブレックスなんて…。ここだけの話ですが私はブレックスは好きではないのです。時間がもったいないわ」
1時間あれば2~3回はイケるものね…。
それに、大体女性とする趣味もないし…。
摩子さんより若い世代では女性同士ですることも多いみたいですけれど…。
「えっ?」
ブレックスが嫌い…?
「……摩子さん、お疲れ様。視聴率は取れると思うけれどトークはまだまだね」
当分は収録の予定ですが、いずれは生放送でも面白いわね。
「なっ! 大原…社長…ですか?」
久しぶりにお会いしたとはいえ、まるで別人のよう…。
お母さんよりいくつか年上だったはずなのに…。
「き…厳しいですね。トーク番組には出たことが無いのをご存じなのに…」
モデルのような体型と艶かしい雰囲気に動揺してしまいます。
カスタム…されたの?
「フフ…。そうそう、満子さんはお元気ですか?」
「えぇ、まぁ…。母はストイックですからね。仕事が無い時も何かしら身体を動かしているようですよ」
「確か水泳が趣味だったわね…」
「そうでした、母から手紙を預かっています。もし大原社長に会えれば渡しておくようにって…」
マネージャーから自分のカバンを受け取ると中から一通の手紙を取り出し渡します。
「へ~、何かしら…。ご飯でも奢ってくれるのかしら。後で読んでみるわ」
外食を頻繁にする性格ではないことを分かっていてそう答えます。
XX XY
(満子さんからわざわざ手紙ですか…?)
「そういえばうちの来シーズンのドラマにキャスティングされていたわね…」
なかなかドラマには出てくれないのを個人的に頼んだのです。
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