異世界から元の世界に派遣された僕は他の勇者たちとは別にのんびり暮らします【DNAの改修者ー外伝】

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第119話 【閑話】診察

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「シャーリーくん、女性専門科に移ってから凄いじゃないか」

総合内科でも評判の医者でしたが、女性専門科でも患者が口伝てでシャーリー君の下にやって来るそうなのです。

「ありがとうございます、院長。丁寧に応対しているだけですけれどね」

どこの病院でも病気の原因は簡単に分かりますし、治療も難しくはありません。
ただ、それ以外の身体に起こる悩みや相談を聞いてあげるのです。

私が女性専門科に移動したのは子宮や女性器について研究したかったから…。
これまで気にしていなかったのですが、同じ女性でも身体の特徴は千差万別なのです。

体型だけではなく胸、乳輪、乳首などの大きさや形、女性器の大きさや形、クリットの皮の被り方も人によって違います。

以前の私と同じように乳首が埋もれていれば引き出すことを提案してみると、最初は不思議そうな顔をされますが後から喜ばれることもあるのです。

クリットは皮が被っている方や被っていない方がいますが、被っている方には清潔にするようにアドバイスするだけに留めています。

なぜなら敏感な器官ではあるのですが触れても快感には感じられないみたいで、愛液が出てくることもないからです。

(シャルル様の施術を受けられて本当に良かったわ…)

乳首もこんなに敏感になって気持ち良いし、クリトリスなんか毎日弄っているせいか少し大きくなってきて、触れるだけで快感が子宮に伝わり女性器が愛液で濡れてくるのです。
また一イキしたくなってきちゃった…。

(やっぱり子宮の覚醒が必要なのよね…)

未だに子宮についてのアプローチ方法が分かりません。

異常が無い方に聞いても、その存在を意識したことが無い方がほとんどなのです。

女性にとってこんなにも活力が漲ってくる器官だというのに…。

「シャーリー君、辞めない独立しないでくれよ」

「辞めませんよ。今は毎日が楽しいですからね。でも先の事は分かりませんよ。フフ…」

シャルル様のパートナーにしていただくか精子を頂ければ辞めるかもしれませんけれどね。



XX XY



コンコン、コン。
ガチャ…。

「お願いします…」

「えっ、あなたは!? …失礼、今日はどうかされましたか?」

歌手のジェニファー・オルグレン…。
デビューして数年でアメリカを代表するポップスターの一人と言われています。

総合内科の方では女性のセレブの担当もしたことがありましたが、女性専門科に移ってからは初めてのセレブです。
そんな彼女が一人で来院とは…。

「本当に噂通りですね。とても若々しくてお綺麗です」

「どんな噂か知りませんが、ありがとうございます」

「最近この病院の女性専門科は評判なんですよ。身体の不調を聞いてくださると…。元々総合内科におられたとか…?」

「診察はどこの病院、どの科でも変わらないと思いますよ。ただ、私は女性特有の器官について研究を兼ねているだけにすぎません」

「……」

「それで、事前の検査はどうでしたか? 何か治療が必要な事でも?」

「いえ、特に問題は…。でもせっかくですから評判の先生の診察を受けたくて…」

「そうでしたか…。私はシャーリーといいます。それでお困りの事は何でしょう?」

確かに検査結果を見ても病気は無さそうね…。
聞けばたまたまニューヨークで休暇が取れたみたいで、お忍びでやってきたそうです。

「イライラしたり、身体がだるかったり…、肌荒れも酷いですし、時々めまいも…」
「何をしても身体に溜まっている悪い物が発散できない感じなんです」

「大変なお仕事ですからね」
「おそらくストレスでホルモンバランスか自律神経が乱れているのでしょう。女性の不調の原因はほとんどそれですからね」

誰もが何かしら不調を抱えています。

「そうですよね…。これまでも薬で治療はしてきたのですが最近は特に酷いみたいで…」

やはり同じ見解ですよね…。
評判が良いからと何かしら期待をして来た訳ではありませんが、そう聞くとテンションが下がります。

「良ければ身体を見せていただけますか?」

触診が出来るのがこの科の良い所ですからね…。

「はい…」



「先生のような若々しい女性に見られるのは恥ずかしいですね」

私の方が若いはずですが老けているように思えます。

「そんなこと…」

さすが美人でスタイルも悪くないわね。
でも、肌質は以前の私より悪い感じだわ…。

「これまで他の病院でも言われたと思いますが、ホルモンバランスの乱れは卵巣や視床下部などが原因だと言われています」

「はい、月経にも影響があるとか…」

「……子宮って本当に不思議ですよね」

「はい?」

「女性にとっては退化した器官と言われています。私も医者ながらこの歳まで子宮の事を気にしたことがありませんでした」

重要なのは卵巣や卵子だけで、子宮は卵巣に付随した器官としてだけ…。

「……」
先生が下腹部を少し押しながら擦っています。

「私は子宮の退化が女性特有の症状にも起因していると考えているのです」

「子宮の退化ですか…? 確かに私も子宮の存在を気にしたこともありませんし、面倒な月経も無くなれば良いのにと思っているぐらいです」

(だからこそシャルル様のおっしゃる子宮の覚醒が…)

以前の私も何かしら不調はありましたが、今ではそんな事を思い出すこともありません。
マスタベーションをしているだけで快調なのです。

「子宮を覚醒させるにはどうすれば…(ボソッ)」

シャルル様と同じ様に出来なくても、医療用EMSと高振動マッサージャーで外部から子宮を刺激して動かしてみればどうでしょう…。
やっぱり積極的に患者さんのクリトリスの皮を剥いて触れていった方が良いのかしら…?
今度お会い出来た時に聞いてみましょう。

「シャーリー先生…?」

「すみません、ちょっと考え事を…。……ジェニファーさんにお勧めしたい施術があるのですが、受けてみられますか?」

アイ様から信用できる女性の紹介ならOKだと言われています。

「薬以外に治療が?」

「治るとは断言できませんが、私は快調になりましたよ」

「えっ、先生も受けられたのですか!?」

「今の私があるのもその施術のおかげです」
「私は昨年のバカンスの時にリラクゼーションのつもりで受けたのですが、その施術は世界一、唯一無二だと断言できます」

「世界一…」

「その代わり費用は掛かりますが、納得していただけると思いますよ」

最低500万ドルですが、彼女なら余裕でしょう。

「……」

「どうされますか? 紹介という形で予約が必要になりますが施術日は未定です。運が良ければ来週にでも受けられるかもしれませんよ」
「出張サービスも可能みたいですからジェニファーさんがどこでお仕事をされていても数時間空けていただければ問題ありません」

「お…お願いします」

(フフ…、シャルル様も喜んでいただけるかしら…)



XX XY



「ご主人様、アメリカのベネット様から紹介です」

「ベネット様ってニューヨーク在住のお医者さんだったよね…」

アメリカでの初めてのお客さまでした。

「名前はジェニファー・オルグレンさんといって、歌手だそうですよ」

「へぇ~、歌手のジェニファーさんか…」

どんな女性か調べれば簡単に分かりそうですが、会う時を楽しみにしておきましょう。

「マスター、セレブですね!」

「ご主人様、いつにしますか?」

「まぁ『後援会』からの予約も入っているから返事は終わってからかな…」

ハァ~、年始早々仕事に追われそうです…。
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