上 下
15 / 35

四郎に指令!五人目の女の献上  ~前編~

しおりを挟む
 母乳の出る22歳の若妻(事実上はシンママ)理香の試料を提供して2週間。
 マルクが四郎の前に現れる。
「いやー、先日の理香の試料からクローン理香を既に12頭増殖させた。肉用
として一頭は売られたが残り11頭は「乳女」として新たに作った牧場で飼育
されて生乳を出させて新飲料として販売している。これがまたヒット商品に
なっているが需要に対して供給が追い付かん状態だわいw」
 マルクは非常にご機嫌だ。
 どうやら儲かっているらしい。
「四郎よ、お前のここまで提供してくれた綾香・美波・愛菜・理香の四頭の
メス達は大活躍で我がエプール人の栄養を満たし、彼らの体力増進で我らが
戦闘力平均値が上昇する源になろうぞ。ここまでの貢献に感謝しよう」
と軽く頭を下げる。
 マルクが四郎に頭を下げるなど初めてだ。それほど宇宙の彼方にいる四大
美女・美少女達は彼らに貢献しているという証なのだろう。
 そしてマルクは頭を上げると
「そして今日は五頭目のメスの試料をお前に採取してきてもらおうとやって
きたわけだ」
「今回も主に乳女用ですかい?」
「いや、今回は若い処女の肉女が欲しい。14、15歳くらいの今までの四頭
とはまた異なるタイプの肉女が欲しい」
とのことだった。
「で、それはどこの誰ですかい?」
と聞くと、マルクは
「フフフ・・・」
と意味ありげに笑うと
「お前にとっては灯台下暗しというのであろうが、お前も良く御存じの彩子
(あやこ)が欲しい」
とのことだった。
「彩子・・・」
と四郎はつぶやいてから
「え!あの・・・俺の馴染のあの彩子?」
「そうだ、あれが所望だ」
とマルクは言った。
 彩子とは間もなく15歳になる美少女で7年前から知っている。
 というのも四郎が非常に信頼されていた4歳上の先輩女性教師を通じて彼女
の友達であるある女性を紹介されて、四郎はその女性と趣味とか性格とか話
がよく合って仲良くなり一緒にお酒を飲んだりした仲であった。
 彼女はいわゆるシングルマザーであり、デザインの仕事をしながらも多趣味
で行動力が広く、四郎以外にも多くの男女に対して交流があり、しばしばスキ
ーやら女性なのに釣りやら、海外旅行やらに忙しかった。
 で、四郎とは比較的近所に住んでいたこともあり、当時7歳の一人娘である
彩子の世話相手もしたのだ。
 7歳の頃の彩子は最初ははにかみ屋でよそよそしかったが、四郎にやがて
慣れていき本当の父親か年の離れた兄のように接していた。
 9歳の頃から非定期に家庭教師をするようになり、忙しい母親不在の際には
まだ幼い彼女を四郎が面倒見たので一緒に風呂に入ったり、寝たこともある。
 9歳の頃の彼女はただの可愛い幼女といったところであるが、10歳の頃から
少し胸が膨らみ始めて初潮もあり、少し変化があったと四郎は思う。
 そのころから少しずつ距離をある程度置くことを意識して四郎と母娘の三人
の関係は続いたが母娘の四郎への信頼や好感は揺るぎず、本当の娘のように
四郎がレストランに連れてったり、母親の代わりに動物園とか遊園地に付き添
ったこともある。
 母親の礼儀とか躾はきちんとしていて、彩子は母親の前では四郎にきちんと
敬語を使ったり頭を深々下げてお辞儀したりするが四郎と二人きりの時は
くだけた口調で話すこともある。
 しかし四郎の記憶では小6の頃からより行儀のよいお嬢さんになった気が
する。
 その頃からは彼女の方が四郎に手料理を作って見せるなど大人っぽいとこ
ろも見せてきたが同時に大人の男性には隠したい・見せたくないところも
いくつか出てきたようで、四郎も思春期の女の子だからと思い、さらに距離
について、プライベート空間への踏み込みは意識するようになった。
 とは言っても母親は相変わらず四郎に時々娘の世話を依頼してくる。
「四郎ちゃんなら安心なのよねー、彩子も四郎ちゃんなら信頼しているよう
だし」
と言ってきた。
 とは言っても四郎のなかでは内心どこまでこの関係が続くのか不安でも
あった。
 12歳になった彩子はもう服の上からは少しもっこりと二個の丘が見えて
おり、この前勉強を教えていた時にチラっと生乳首が見えてしまい四郎は
ドキッとした。
(女の子として成長してきてるな~)
っと。
 彩子は四郎から見ても素直で礼儀正しく、成績も結構良いし、何より母親
譲りで顔が可愛い!
(こりゃ、中学か高校で男子の注目の的だろうな~)
と思っていた。
 彩子は私立の女子校を受験させるべきか母親と議論したことはあるが、彩子
ははっきりと
「勉強はたくさんしてもいいけど中学は地元の公立でいい」
と言ったのである。
 確かに地元の区立○〇中学は公立であるが都内でも伝統があり、いわゆる
ヤンキーとか荒らすタイプの生徒はほぼ皆無(というか育ちの良い子どもが
ほぼ全て)。東京と言っても郊外ではまだまだ校内が荒れている公立中学は
多いけど。
 後でそれとなく聞いたら、趣味にお金のかかる母親に気を使い、少なくと
も中学・高校は公立で行くというつもりだったようだ。
 四郎は13歳でもう大人のような視線・視点で現状を見て自分がどうすべき
か自分ではっきり決められる彩子を立派だと思った。
 でも
「だから四郎先生、これからも家庭教師お願いします」
と頭下げて、塾費用も削りながら内申点や受験対策は考えている所は賢い
女の子らしいところであった。
 中学生になるとまたそれなりに四郎との距離感や関係にも徐々に変化が
ある。
 自分の娘や妹のように可愛がり、時には父や兄のようにやや厳しく接する
こともあった小学校時代に比べると、少し離れたところから見守るような
感じになっていく。
 吹奏楽部に入り、部活も忙しいと以前のようになかなか二人で食事に行っ
たり出かけることも無くなった。
(世の父親はこうやって思春期の娘が段々自分から離れていく感じを受ける
のか)
 と子の居ない四郎は思ったが、たまに一緒に夜外食行こうか?と聞くと
喜んだりしてくれてホッとしたものだ。
 しかも中二のときにそれを提案すると
「四郎先生、それなら牛丼食べたいな~」
っとクスっと言って俺の腕を取ってきた。
「牛丼?意外だな~、デ〇ーズとかジョ〇ーパスタとかならわかるけど」
「だって、そういうところ今までほとんど行ったことないんだもん。でも
学校の友達はすき〇とか吉〇家の牛丼美味しいっていうし・・・、私も
今日そういうの食べたいな~って」
 甘えて言うとおりにしてもらおうと画策しているかのような仕草にも
見えるし彩子の天然の仕草にも見える。
「わかった、じゃあ行こう」
「やったー」
 俺は牛皿定食を、彩子は並とサラダとデザートを頼む。
 夜に牛丼屋で俺と私服姿の彩子の二人連れを見て親密そうに話すのを聞けば
誰もが親子と思うだろう。
 この頃から俺は益々色っぽく大人の外見になりながらも内面は相変わらず
よくできた性格の良いコである彩子を「女」「異性」としてどこかで意識
し出したと思う。
 現実今の俺は「綾香」という彩子より二つ年上のリアル彼女がいるのだが、
俺は綾香にも彩子にも互いの存在は知らないように振舞っている。
 現時点で彩子は俺の彼女ではないのだが、俺には互いの存在は知ってほしく
はなかった。
 そして彩子は只今新中3生。
 時のたつのは早い。
 5月生まれの彩子は間もなく15歳である。
 


 



「四郎よ、聞いているか?」
「はっ!」
 マルクに彩子を指名されてしばし彩子との出会いから過去の回想に浸っていた
四郎は我に返った。
「お前なら身近にいる彩子なら容易にその試料を採取してこれよう。10日以内に
それを我の前に献上するのだ」
「彩子を指名した理由は?」
「本当は最初に指名したいくらいの最上級な肉をしたメスであるがお前に身近す
ぎる上にお前にも情が深いのがわかっていたからな。だからここまで待っていた
んだ。旨いぞ、あの女の肉は!一刻も早く食べたいくらいじゃ」
 確かに彩子の体は肉食動物からすれば御馳走に思えるだろうと四郎も共感で
きた。

                            <続く>
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

性教育・・・ママのからだ、私のからだ

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:23

USBで幼馴染たちの「管理者権限」を所得する

ライト文芸 / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:28

爆乳・巨乳を様々な手段で破壊/リョナ

ホラー / 連載中 24h.ポイント:2,044pt お気に入り:58

地球防衛艦

SF / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

【R18】ハロー!ジャンキーズ

SF / 完結 24h.ポイント:149pt お気に入り:62

下等動物取扱規則

ホラー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

中学生の頃、友達の母親に射精させられた話

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:0

美女の解体

ホラー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

処理中です...