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四郎、美女の捕食体験に興奮する   ~前編~

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 昨日抱いた彩子の感触が次の日も忘れられない。
「ねえ、最近四郎ちゃんぼんやりしてること多くない?」
 脇から綾香が言う。
 ハッとして
「い・・・いや職員会議でちょっと面倒な案件が舞い込んできて・・・」
「ふーん」
 信じたかどうかわからないが綾香に他の女の存在を知られるのはまずい。
 にしても40歳の男が(間もなく)18歳と(間もなく)15歳の美少女二人の
両手に花状態の気分は良いがどちらかに片方の存在を知られる、特に綾香に
彩子の存在を知られるのは不味い。
 先に付き合ったのは彩子なのに俺の勃起したイチモツを(パンツ越しとはい
え)先にぎゅっと握ってきたのは彩子の方である。
(何で日本は重婚ができないのかな~)
とか考えてしまう。
 二人とも欲しい!
 


 

 そう思うのは本来生物としての男として罪なのだろうか?
 などとちょっと哲学的に考える。

 その日の夜にマルクがほくほく顔でやってくる。
「お前の協力で五頭目の彩子のクローン生産も進んでこれも大人気で注文予約
がどんどん来ておる。五種類の地球人の若いメスの肉や乳でエプール星の戦士
達の食糧事情はかなり助けられたわい」
と言ってマルクが管理している牧場を見せてくれる。
 22歳の授乳期の人妻理香、20歳の国民的アイドル美女の愛菜、四郎の彼女で
18歳になる現役JKの綾香、同じく四郎の新しい彼女?の15歳になる彩子、それ
に地方でおおらかに成長する将来の超絶美女の卵12歳の美波の五人のクローン
がそれぞれ各数頭ずつ計20頭近くが牧場内で全員裸で戯れている。
 それを見ると四郎は勿論美女達の裸を、しかも本体とほぼ変わらぬその美し
い裸体が沢山同時に観れるのを半ば興奮しながら、それぞれの同体が複数同時
に存在しているシュールな状況に半分は違和感を覚えながらも20頭近くの妖精
達が遠い宇宙の彼方の「牧場」で遊んでいたり踊っていたり、本を読んでいた
り花を摘んでいたりと過ごしているのを少し微笑ましく見ていた。
「出荷して精肉するまでは最高級の品質を保つように飼育しているのだ」
とマルクは言った。
「結構苦労したんだぞ。お前ら地球人の若いメスを穏やかにストレスを感じさせ
ず生かしておくための技術開発にな」
とマルクは言う。
「食事は?」
と四郎が聞くと
「地球人の食べているものを調べて、それを参考に肉女・乳女として最高の肉体
をキープするような飼料を与えている。風呂にも入らせて、お前らの言うところ
のおしゃれもさせている」
という。
「おしゃれ?裸なのに??」
と四郎が怪訝そうに言うと
「髪型を見ろ!ちゃんとそれぞれが好きな髪形をしているだろう?また牧場内
で一般公開させているときは裸にさせてるがそれ以外は上下の下着を身に付け
させている。そのときは好きな下着を身に付けさせているのだ」
とマルクは言った。
 四郎はおかしくて内心笑ってしまった。
 凶暴で肉食の非情なエプール星人が、いくら商業目的とは言え、彼らには家畜
ともいえる地球人のメスを美しく可愛らしくキープするために風呂やおしゃれや
美容にまで気を使っているのだ。
 だが一方で地球人の女の特徴を短期間ですぐに掴んで適切に飼育しているエプ
ール人の学習力にも驚きだ。
 そう考えているとマルクは驚くべきことを言った。
「日頃から協力してもらっているお前に一つビッグサプライズをくれてやろう」
と言ってきたのだ。
「え?何くれるのですか?」
と期待して聞いた。
 四郎はここまで綾香以外に美波・愛菜・理香とマルクと出会ってなければ接触
することもなかったろう三人の美女の体を拝みエッチなことできた体験だけでも
興奮ものなのに今回は彩子との距離までグッと詰めるきっかけをくれたマルクに
感謝していたのでさらにプレゼントをくれると言うから期待した。
「フフフ、お前の願いを心から読んで見せよう」
とマルクは言って四郎をじっと見る・
「ふ、一つ目はダメだな。いくら私でも勝手にお前の住む日本とやらの国の法を
改正させて重婚が出来るようにするのは出来ない」
「ダメ?」
 四郎はちょっとがっかりした
「・・・お前をせめて25歳まで若返らせる?これも無理だな、というかやめて
おいたほうがよい。お前を若返らせること自体は可能だが、そうすると今のお前
の人間関係は一旦すべてご破算しないと色々矛盾が生じてかえってお前の望まぬ
方向になるのではないか?」
と諭された。
 確かに今の自分が若返るだけでは色々不自然で不都合が多くなりそうだ。
 生まれ変わって一からやり直すくらいでないと・・・。そうすると彩子や綾香
ともお別れになるかもしれない。それはイヤである。
 四郎は自分は女に関して何を望んでいるのか?と考えた。
 そんな四郎をじっと見ていたマルクはニヤッとして
「お前、自分の気に入った可愛い女の子を肉食獣になった気分で捕まえてむしゃ
むしゃ食べてみたいなって思っているだろう?」
 四郎はドキッとした。サメやトラやワニになって可愛い女の子を捕食してその
肉を味わってみたらどんな感じだろうか?と思ったことがある。吸血鬼でも大蛇
でもいい、逃げる女の子を捕まえて思う存分あの美しい裸体を破壊しながら中身
を自分の栄養分に変えて取り込んでみたいのだ。
 

 肉食獣の視点から見れば若くて肉付きの良い健康的で容姿の優れた人間の女の
子はどれくらい魅力的な獲物に見えるのか。あの足やお尻や胸やお腹は御馳走に
見えるであろうか?美味しそうな肉が入ってそうに見えるのか?
「ああ、襲って食べてみたい」
と四郎は言った。
 マルクは
「よし!ではお前を我がエプール星に招待しよう。そしてお前がさっき見ていた
牧場内の理香らのなかから好きなメス一頭をお前に襲わせて好きなだけ食わせて
やろう!」
とマルクは言った。
「え?いいの?」
「では早速行くぞ」
 マルクは四郎に杖をかざすと何やら黒い霧のようなものが出てきて四郎を包む。
「う・・・うわー!」
 四郎はそこから何があったか覚えていない。
 気付けば地球とはちょっと空の色と空気の感じが違う荒涼としたところにいた。
 目の前にはマルクが等身大の姿で立っている。
「ここは・・・まさか・・・」
「そうだ、エプール星だ。あっちを見ろ」
 マルクが指をさすと30mほど先に囲いが合ってそのなかに日本人の美人らしき
女の子の集団が、しかも全員裸でめいめい過ごしている。
「あ!あれが」
「そうだ、このマルクが管理支配している牧場だ」
「で、早速あの中から一頭好きなのを襲わせて食わせてやる。どれも俺が丹念に
飼育管理しているメス達だ。味は保証するぞ」
とカラカラと笑う。
「しかし・・・こんな犬歯も鋭い爪も力強いパワーもない地球人の平凡な男の姿
のままじゃ、女の子を捕食なんてできないよ」
と四郎が言うとマルクは
「だからお前に選ばせてやる。どんな姿に変えてもらい地球人のメスを襲いたい?」
 マルクは選択肢を与えた。
①地球で言うサーベルタイガーのような動物
②以前美波を攫って巣で彼女を瞬く間に完食した大鷲のような動物
③爪の鋭いオオトカゲのような動物
④狼のような大型の犬のような動物
 四郎は四択を見ながら考えた。
 どれも魅力的で力強く女の子を捕まえて貪り食いそうな強さを感じるが、四郎
が一番理想的なのは・・・。
「マルクさんよ、これらの選択肢にはないが、あなた方のような強靭な肉体を
持つエプール人に変身して女の子を襲いたい」
と言った。
 エプール人の戦士タイプの男は身長は250㎝近くで、爪が鋭く丈夫で肉を咬み切れ
そうな犬歯もある。
 今までマルクから聞いた情報なども含めれば手足の筋力や背筋力、握力も地球人
の成人男性など比較にならないほど高く、その上敏捷性や柔軟性も優れていて
跳躍力もある。
 つまり地球で言えばゴリラやチンパンジーなど含めたすべての類人猿のあらゆる
能力を身に備えた上にさらにそれを上回る体力や運動能力があるようなのだ。
 そして以前マルクが言っていたが、エプール人と地球人のメスには近縁種として
交尾が可能だという。
「そうか・・・わかった。ならば俺に誓いレベルの逞しきエプール人の姿を与え
よう」
とマルクは言うと何やら呪文をつぶやき光り輝く杖を四郎に向ける。
 四郎はたちまち240㎝、150㎏ほどの筋力隆々でいてしかも体が軽く感じられる、
いや全身からみなぎるエネルギーや躍動感を感じるエプール人の姿になった。
「す・・・すごい・・・、これなら地球最強の格闘家なんて・・・い・・いや、
象にでも勝てるんじゃないか?」
と思った。
 さてどの女の子を狩ろうか?

                           <続く>



 
 
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