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1996年夏18きっぷで、「秘境駅」「寂しい無人駅」へのスポット旅行
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鉄道旅の花形である特急列車や寝台列車での豪華な旅は夢であるがまだ高3で
大学受験を控えている自分には自由にそれがまだできない。
だが気分転換に小旅行的なものはしたい、と高3の部活も引退して、予備校の
夏期講習やらもある合間を縫って近場に青春18きっぷを利用しての、
「特急はおろか、快速すら止まらない、いや快速すら走っていないローカル単線
の秘境や寂しい駅に降り立って、人生を悟るw」
みたいなものを楽しみたいと思った。
時刻表で自分の住んでいる地域から100キロ圏内位で行けそうなそういう駅を
探ってみる。
横浜起点で考えると意外にない。
自分の神奈川県内は東海道線・横須賀線・相模線・横浜線などは知っているが
とてもじゃないが秘境駅だの情緒ある無人駅などはなさそうだ。
神奈川県って全国的に見れば都会過ぎるわw
東海道線で見れば根府川駅とか、相模線や横浜線の相模原以遠なら絵になる
駅はありそうだが、平凡すぎる気はした。
隣の東京都。
神奈川県以上にない・・・と思いきや、青梅線とか五日市線とか八高線とか
色々ありそうではないかw。
なんだけど横浜からのアクセスは八高線以外よくないし、この八高線、八王子
から先はよほど時刻表見ておかないと人違いで「二時間は余計にかかる」という
のがある。
それに八高線はしばらく進むと心惹かれそうなとこはあるのだが、高麗川を
過ぎたところにあり、そこは埼玉県であり、アクセスはいよいよ悪く時間が
読みにくい。
じゃあ数年前に分岐駅調査で行った香取駅のある千葉はどうだ?
あった、あったw
「南酒々井駅」やら「香取の一つ先の十二橋駅」やら。
元々生まれ自体は千葉であった私はこいつらを実地検分しよう、アクセスは
横浜駅から総武線直通で鹿島神宮行などに乗ればアクセスはいいので目的は
千葉県になった。
まずは「南酒々井駅」を目指す。
過去何度か一つ前の佐倉駅までは通り過ぎたり降りて駅弁を購入したりして
いる。
快速エアポート成田「成田空港行」に乗車して横浜から乗って佐倉駅まで行く。
降りて乗り換えて総武本線「成東行」を待つ。
快速は佐倉駅でずっと停車していたら、空港アクセス特急「成田エクスプレス」
253系が警笛音を鳴らしながら高速で佐倉駅を通過していった。
快速は佐倉で特急待避で長時間停車であったのだ。
15両編成が佐倉を出発する直前に千葉駅を後発で出発した総武線の成東行と
の乗り換えアクセスも行う。
快速が先に出発して成東行6両編成も出発する。
総武本線自体はずっと昔に特急しおさい3号乗車以来だがそのときに南酒々井
駅を通過したことも風景も記憶にない。
今度は先頭車両から興味深く眺める。
佐倉を出ると総武本線は渡線を右に入って、左側に成田線の複線と並走して、
しばらく行く。
どっちが本線で支線だかわかりゃしない。
やがて2㎞ほど進むと成田線が左側にカーブして単線の総武線が寂しい丘陵
地帯に入り込んだ、と思ったらすぐに南酒々井駅に到着する車内放送が流れる。
島式ホームに降り立つ。
降りた人は私以外に二人ほど。
セミのうるさい山間の中にある感じの駅であった。
跨線橋を渡り簡単な作りの駅舎にたどり着く。
もちろんほとんど何もない。
駅員もおらず、乗車照明を出す機会が一台あるだけだ。
駅前は一応ロータリーになっているがタクシーなんて止まってはいないw
駅前商店とかバス停すらない。
個人宅と思しきものが数軒建っているだけで人気もない。
いや、良く見入ると商店らしきものがあったが閉まっている。
寂しいところである。
でもなんだか趣もある。
近くを歩いてみる。
佐倉とは逆の方向に向かう道を行くと踏切があった。
その先は上る感じになっていてどこに向かうのかわからない、トトロの世界
のような場所だった。
人気もない中急に警報機が鳴ったからびっくりした。
そしたら上りの特急しおさい6号と思しき183系の特急が通り過ぎて南酒々井
も通過していったが遮断機は鳴りやまない。
そしたら南酒々井で特急待ち合わせしていた、下りの普通列車銚子行が通り
過ぎていった。
無人の秘境駅ながら、南酒々井は意外に通り過ぎる列車の数は多くて、待ち
合わせ可能な駅としても活用されているのだ。
南酒々井駅に戻り一旦佐倉まで引き返すと、今度は成田線の時刻表と睨み
あいしてある考えからやはり十二橋駅を目指した。
快速成田空港・鹿島神宮行に乗った。
本来は鹿島神宮への東京からのアクセスの花形は特急あやめ号のはずだが、
近年衰退して数年前は一日五往復走っていたはずが現在は朝夜の通勤型の
一往復のみになっている状況で鹿島線はローカル色がいよいよ強くなっている。
香取を過ぎると成田線と分岐して左側にカーブした鹿島線は上昇していき、
高架線になって利根川を渡る。
実は鹿島線は香取を出てすぐの踏切除けば一切踏切がない高架線で終点の
鹿島神宮まで行く。
そして十二橋はぎりぎり千葉県内で一線棒型の待ち合わせ不可の無人駅で
あった。
さっきの南酒々井とは対照的に効果で周囲は田んぼなどの平坦で遮るもの
が何もない開放的な光景であった。
遠く鹿島臨海工業地域の煙突や工場群が見えて、西側には筑波山も見える。
南側には先程渡った常陸利根川も見える。
景色としてはとてもいい。
中国地方にある三江線の何とかと言う駅が「天空の駅」と言われてるらしい
が、この十二橋も十分「天空の駅」に見える。
ホームに併設された南酒々井にもあった乗車証明書を出す機械と簡易な待合
室以外に何もなく、駅を出るには10数メートルは下ることになる長い階段を
降りなくてはならない。
駅前ロータリーなんてものは一切なく、こんな田舎にしてはまあまあな幅
の道路が直線的に線路に並走していて、駅のそばに商店の類など一切なかった。
どんな人がこの駅を利用するのかな?やはり学生などに支えられる?
「来年めでたく学生になってアルバイトもして自分蟻にお小遣い稼げたら
もっといろんなこういう寂しいけど趣のある駅に行って写真も撮ろう」
と思いながら鹿島線上りの成田行き、そして成田から横浜直通する快速
エアポート成田・久里浜行に乗車して横浜に帰っていった。
<完>
大学受験を控えている自分には自由にそれがまだできない。
だが気分転換に小旅行的なものはしたい、と高3の部活も引退して、予備校の
夏期講習やらもある合間を縫って近場に青春18きっぷを利用しての、
「特急はおろか、快速すら止まらない、いや快速すら走っていないローカル単線
の秘境や寂しい駅に降り立って、人生を悟るw」
みたいなものを楽しみたいと思った。
時刻表で自分の住んでいる地域から100キロ圏内位で行けそうなそういう駅を
探ってみる。
横浜起点で考えると意外にない。
自分の神奈川県内は東海道線・横須賀線・相模線・横浜線などは知っているが
とてもじゃないが秘境駅だの情緒ある無人駅などはなさそうだ。
神奈川県って全国的に見れば都会過ぎるわw
東海道線で見れば根府川駅とか、相模線や横浜線の相模原以遠なら絵になる
駅はありそうだが、平凡すぎる気はした。
隣の東京都。
神奈川県以上にない・・・と思いきや、青梅線とか五日市線とか八高線とか
色々ありそうではないかw。
なんだけど横浜からのアクセスは八高線以外よくないし、この八高線、八王子
から先はよほど時刻表見ておかないと人違いで「二時間は余計にかかる」という
のがある。
それに八高線はしばらく進むと心惹かれそうなとこはあるのだが、高麗川を
過ぎたところにあり、そこは埼玉県であり、アクセスはいよいよ悪く時間が
読みにくい。
じゃあ数年前に分岐駅調査で行った香取駅のある千葉はどうだ?
あった、あったw
「南酒々井駅」やら「香取の一つ先の十二橋駅」やら。
元々生まれ自体は千葉であった私はこいつらを実地検分しよう、アクセスは
横浜駅から総武線直通で鹿島神宮行などに乗ればアクセスはいいので目的は
千葉県になった。
まずは「南酒々井駅」を目指す。
過去何度か一つ前の佐倉駅までは通り過ぎたり降りて駅弁を購入したりして
いる。
快速エアポート成田「成田空港行」に乗車して横浜から乗って佐倉駅まで行く。
降りて乗り換えて総武本線「成東行」を待つ。
快速は佐倉駅でずっと停車していたら、空港アクセス特急「成田エクスプレス」
253系が警笛音を鳴らしながら高速で佐倉駅を通過していった。
快速は佐倉で特急待避で長時間停車であったのだ。
15両編成が佐倉を出発する直前に千葉駅を後発で出発した総武線の成東行と
の乗り換えアクセスも行う。
快速が先に出発して成東行6両編成も出発する。
総武本線自体はずっと昔に特急しおさい3号乗車以来だがそのときに南酒々井
駅を通過したことも風景も記憶にない。
今度は先頭車両から興味深く眺める。
佐倉を出ると総武本線は渡線を右に入って、左側に成田線の複線と並走して、
しばらく行く。
どっちが本線で支線だかわかりゃしない。
やがて2㎞ほど進むと成田線が左側にカーブして単線の総武線が寂しい丘陵
地帯に入り込んだ、と思ったらすぐに南酒々井駅に到着する車内放送が流れる。
島式ホームに降り立つ。
降りた人は私以外に二人ほど。
セミのうるさい山間の中にある感じの駅であった。
跨線橋を渡り簡単な作りの駅舎にたどり着く。
もちろんほとんど何もない。
駅員もおらず、乗車照明を出す機会が一台あるだけだ。
駅前は一応ロータリーになっているがタクシーなんて止まってはいないw
駅前商店とかバス停すらない。
個人宅と思しきものが数軒建っているだけで人気もない。
いや、良く見入ると商店らしきものがあったが閉まっている。
寂しいところである。
でもなんだか趣もある。
近くを歩いてみる。
佐倉とは逆の方向に向かう道を行くと踏切があった。
その先は上る感じになっていてどこに向かうのかわからない、トトロの世界
のような場所だった。
人気もない中急に警報機が鳴ったからびっくりした。
そしたら上りの特急しおさい6号と思しき183系の特急が通り過ぎて南酒々井
も通過していったが遮断機は鳴りやまない。
そしたら南酒々井で特急待ち合わせしていた、下りの普通列車銚子行が通り
過ぎていった。
無人の秘境駅ながら、南酒々井は意外に通り過ぎる列車の数は多くて、待ち
合わせ可能な駅としても活用されているのだ。
南酒々井駅に戻り一旦佐倉まで引き返すと、今度は成田線の時刻表と睨み
あいしてある考えからやはり十二橋駅を目指した。
快速成田空港・鹿島神宮行に乗った。
本来は鹿島神宮への東京からのアクセスの花形は特急あやめ号のはずだが、
近年衰退して数年前は一日五往復走っていたはずが現在は朝夜の通勤型の
一往復のみになっている状況で鹿島線はローカル色がいよいよ強くなっている。
香取を過ぎると成田線と分岐して左側にカーブした鹿島線は上昇していき、
高架線になって利根川を渡る。
実は鹿島線は香取を出てすぐの踏切除けば一切踏切がない高架線で終点の
鹿島神宮まで行く。
そして十二橋はぎりぎり千葉県内で一線棒型の待ち合わせ不可の無人駅で
あった。
さっきの南酒々井とは対照的に効果で周囲は田んぼなどの平坦で遮るもの
が何もない開放的な光景であった。
遠く鹿島臨海工業地域の煙突や工場群が見えて、西側には筑波山も見える。
南側には先程渡った常陸利根川も見える。
景色としてはとてもいい。
中国地方にある三江線の何とかと言う駅が「天空の駅」と言われてるらしい
が、この十二橋も十分「天空の駅」に見える。
ホームに併設された南酒々井にもあった乗車証明書を出す機械と簡易な待合
室以外に何もなく、駅を出るには10数メートルは下ることになる長い階段を
降りなくてはならない。
駅前ロータリーなんてものは一切なく、こんな田舎にしてはまあまあな幅
の道路が直線的に線路に並走していて、駅のそばに商店の類など一切なかった。
どんな人がこの駅を利用するのかな?やはり学生などに支えられる?
「来年めでたく学生になってアルバイトもして自分蟻にお小遣い稼げたら
もっといろんなこういう寂しいけど趣のある駅に行って写真も撮ろう」
と思いながら鹿島線上りの成田行き、そして成田から横浜直通する快速
エアポート成田・久里浜行に乗車して横浜に帰っていった。
<完>
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