懐かしの鉄道旅

かき氷はイチゴ味が一番

文字の大きさ
14 / 20

上諏訪駅内露天風呂温泉

しおりを挟む
 念願の大学生になって早速アルバイトも始める。
 まあ国立大だし現役合格だから親にも孝行したであろうw。
 ちゃんと地に足付けて学業はそれなりにするとしていよいよ自分で好きな場
所にいく。
 とはいっても基本ば貧乏学生だから季節ごとの青春18きっぷは貴重だ。
 さて、前から気になっていた駅に行く。
 それは中央本線上諏訪駅だ。
 ここは全国のJR駅でも希少な、駅構内に露天風呂、しかも温泉に入れる駅
で知られていた(残念ながら現在は足湯のみ)。
 行きだけは面倒くさいから、特急あずさ「2号」・・・ではなく3号に乗る。
 こいつは新宿始発でなく千葉始発でやってくる珍しい列車で、新宿から乗った
私はそれでも自由席に乗車できたが下手すればずっと立ち乗りであった。
 立川・八王子・大月・石和・甲府・韮崎・小淵沢・・・と停車していく。
 特急あずさは新宿から立川までははっきり言ってのろい。
 東京近郊の中央快速や特別快速がひっきりなしに走るのですぐにつかえてしま
うから速度調整しているのだ。
 八王子を出て高尾を通過する前後から山岳地帯に急に入っていく感じになり、
高尾までは東京近郊圏内と言えたのが一気にローカル色が見えてくる。
 実際に高尾まで見られたオレンジの103系電車は見えなくなり、115系のスカ
色電車などの普通列車や特急あずさ同士の行き違いなどしか見られず、それも
複線ではあるものの列車と行違うのは10数分に一度くらいになる。
 標高的には500~1000mと少しと見るがなかなかの山間の中や時折川が平行
して走ったり向こう側には中央自動車道も見える中、所狭しと特急あずさは疾走
していく。
 大月に着くと富士急や河口湖方面に向かうと思しき観光客らが降りていく。
 大月を出て勝沼辺りまでは高尾過ぎてからとそんなに変わらない車窓が続く。
 勝沼辺りを出ると甲府盆地に入ったのか平坦な中を走るイメージに変わる。
 左手から身延線が並走し「金手(かなんて)駅」を過ぎると甲府に到着する。
 甲府を出て次の韮崎くらいまでも甲府盆地を走りイメージで平坦であるが、
韮崎を過ぎると段々登っていく感じがする。
 そして通過するが新府や穴山あたりからは前面に八ヶ岳が見えてくる。
 絶景であり、後でわかったがこの辺りは昔から中央線の絵になるスポットの
代表らしい。
 小淵沢に着くとここでもそれなりの数が小海線に乗り換えのため降りていく。
 次はいよいよ目的地の上諏訪だ。
 上諏訪について跨線橋をわたって上りホームに降りる。
 あった、あった!上諏訪駅温泉がww
 迷うことなく入り込み、男湯は入り口はいって左に曲がって、ロッカーが
あって、俺は念のため衣類以外の貴重品は袋に入れて濡れないようにして
持って入浴した。
 すげー!これって最安値入場切符140円?だけで入れるんじゃね?
 JR東日本太っ腹でしょ??
 ちゃんとした温泉で多少ぬるめだったが満足である。
 無知な私は知らなかったが、このあたりの上諏訪や次の下諏訪も温泉で有名
らしい。
 武田信玄にまつわる歴史と、明治維新前の赤報隊くらいしか知らなかったぜ。
 あ、あと諏訪湖の花火大会と2月の神渡のこともあったな。
 ちゃんとした露天風呂を楽しむと折角だから駅前も散策した。
 本当は駅弁にすればよかったと車内で後悔したが、ちょうど昼時でもあるので
長野県内ならば信州そばだろうと駅近くの蕎麦屋で盛りそばの大盛にして蕎麦湯
も後で頼む。
 食事を終えて再び駅に戻ると、今度は18きっぷで下りからあえて辰野に回り
昔の中央線をたどって特急あずさや急行アルプスやこまがねがひっきりなしに
通った在りし日をしのびながら今度は塩尻から塩嶺ルートで1983年に完成した
みどり湖経由の新線を走る。
 あとは18きっぷで各駅停車に乗り継ぎしながら、ゆっくり中央線の夕方の
光景を楽しみ、再び娑婆に戻ってきた感のある高尾駅に着いた時には19時を
とっくに回っていて薄暗くなっていた。
 

                        <完>
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...