懐かしの鉄道旅

かき氷はイチゴ味が一番

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懐かしの「急行はまなす」

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 北海道新幹線開通で惜しくも廃止された寝台特急「北斗星」「カシオペア」、
そして「トワイライトエクスプレス」。
 しかし皆さんは「急行はまなす」を覚えておいでか?
 実は私、あの列車に上下合わせて五回乗車しています。
 全て青森⇔札幌全区間です。

 北海道旅行の帰り、あれは2014年だったかな~?
 そろそろ北の夜行列車も廃止されるかも?と言う噂が流れていたころです。
 私は廃止になる前に一度また北海道に夜行で行こうと考えて、行きは北斗星
、帰りははまなすで新青森からははやぶさで帰りましたね。
  
 上りのはまなす、札幌駅をまあまあの深夜に出ます。
 札幌は大都会で中心駅。
 まだ近郊の岩見沢とか北広島などには通勤客もいるのか、はまなすに乗車する
旅行客のなかにもホームには普通の地元の利用客もいます。
 そんな中で青の客車のはまなすの姿は旅情を誘いましたね。
 席は満席でした。
 私は普通の座席の指定席。
 しかし周りには早速ビールで乾杯する者達やおつまみのするめなどの匂いで
充満。
 通常ならしかめ面するでしょうが、不思議と夜行列車内ではおおらかな気持ち
になります。
 列車が動き出すと車内放送が流れますが、深夜時間帯だからくれぐれも静かに、
休みたいお客さんの迷惑にならないようにと再三注意が入ります。
 時刻表によれば急行のせいか昼間の特級すら止まらない新札幌にすぐ停車。
 次はこれまた昼の特急は通過する千歳。
 次いで千歳空港最寄りの南千歳ですが、当然夜間で飛行停止時間帯なので、
千歳よりも乗降客はいない。
 昼間も夜間も全列車停車駅ですが夜中は閑散としてました。
 次は苫小牧。
 この辺でもう既に在来線の普通列車は当日営業全て終了、当然日高本線乗り
換え案内なんてありません。
 苫小牧で降りる客が数名、次いで登別、東室蘭とそれぞれ少数ですが降りる
客がいたのはこの列車が道内では近距離移動用の普通の急行列車で利用されて
いる率が多いことを示しています。
 24時はとっくに過ぎてますが、なんと道内最後の停車駅伊達紋別でも結構
な降車が見られました。
 伊達紋別の駅には伊達政宗と思われる人物を描いた看板がありますが、
ここは政宗直系の伊達の本家でなく、分家の亘理伊達家が入植した地だった
から政宗は違和感あるけどな・・・と思いながら伊達紋別を発射すると車内
は完全に消灯になり、朝までは最後の放送で
「次は翌朝、蟹田駅まで止まりません。車内放送はこれを持ちまして朝まで
終了と致します」
 と流れた。
 伊達紋別は止まるが、3つ先の観光地で有名な洞爺も、長万部も函館(五稜
郭)も時刻表の上では停車しない。
 仮に運転停車はしても切符をもって正規に降りることは出来ない。
 伊達紋別を過ぎると暫くして小さい「有珠」という駅を通過する。
 名前の通り有珠山や昭和新山に近い駅だが暗闇の中で有珠山は見えない。
 青いライトが照らす薄暗くなった洞爺駅を静かに減速することもなく通過
する。
 洞爺駅は「トワイライトエクスプレス」なら道内最後の停車駅で次は何と
新潟県の直江津駅まで停車しないという結構とんでもない位置づけの駅だが
急行はまなすは通過していく。
 その後は眠ってしまって記憶にないが目覚めたら蟹田駅に停車していて
すっかり朝であった。
 蟹田は特急北斗星は時刻表では停車しないが、実際は運転停車するので
高速通過はしない駅だ。
 海に近いので終点青森に近づくまで津軽湾のすぐそばを走ることがある。
 私が起きた時は周囲の客はまだ大半寝ていたが夜行列車と言うのは、という
か夜行列車に乗るほど旅慣れている人は不思議だ。
 青森まであと駅の数にして三つか四つ先まで来るとみんな起き出していた。
 目覚ましなんかしてないはずなのにね。
 そして青森に着くと、大半の人はそこが終着でないらしく、私と同じように
奥羽本線の特急つがる号に乗り換えて新青森で新幹線乗り継ぎ目指す人も
少なからず慌ただしく下車していくのである。

                        <完>
 
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