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修学旅行⑤ 神谷side
「ハルヒくんが好きなんだ。僕と付き合おう。」
クラスの奴がハルヒにそう言っているのが聞こえた。告白されていること自体にはイライラしたが、ハルヒが付き合ってる人がいる、その人が好きだと言ってくれたことで少し安心していたのに、、、
目に入ったのはキスされている俺のΩ。
そこからの自分の行動は怒りに任せたもので、2人を無理やり引き剥がしハルヒの腕を引いてハルヒの部屋へ連れて行った。
「何キスされてんだよ!!」
「そんなに怒らなくっても、、だって、避ける暇もなくて、、」
「呼び出された時点で告白だってわかんだろ!!それに相手はαだぞ!無防備になんなよ!!」
「・・・そんな怒んないでよ。」
怯えたような顔をするハルヒが目に入ったが止めることができなかった。
「目の前で自分の恋人が別のやつとキスしてるの見せられたこっちの気持ちも考えろよ。」
「僕が全部悪いってこと?僕だって嫌だったよ!!」
完全に売り言葉に買い言葉な言い合いが続いた。お互い初めての恋人で、この喧嘩をどう収束すればいいのかが分からなかった。
「神谷くんなんて大っ嫌い!!!」
その言葉が聞こえた途端に周りから音が消えたかと思うくらい世界が変わった。
気づいた時には部屋を出て行ってしまっていた。シャワーを浴びても、一晩が経っても、朝食の時間になっても自分の気持ちがどうも落ち着かなくて増田に今日は2人で行動してもらうように頼んでホテルに籠った。
嫌で嫌で仕方なかったんだ。俺だってまだキスしてないのに。ハルヒとのキスを別のやつに奪われたことが許せなくて、ハルヒにイライラをぶつけてしまった。
仲直りをしたいけど、また言い合いになることが怖くて、また嫌いと言われるのが怖くて怖くてホテルの部屋に籠ることしかできない。
どうしようかと悩んでいると部屋のチャイムがなり、ハルヒを連れた増田が訪ねて来ていた。
増田の前でもまた言い合いになってしまったが、
「2人ともいいの?このままだと一緒にいられなくなるよ?ハルヒ、神谷くんは別の人に好きって言うことになるんだよ?神谷くんも、ハルヒが別の人と手を繋いだりキスしたりするんだよ?」
そう言われた途端ハルヒの目から涙が流れた。その顔を見た瞬間体はソファから離れていて泣いているハルヒをら抱きしめていた。
「ごめん、昨日は言いすぎた。」
「僕こそごめん。大嫌いなんて嘘、大好き、、、キスされてごめん。」
「うん、嫌だった。俺だってまだハルヒにキスしてないのに、別のやつに先越されたのが嫌だった。」
「神谷くん、お願い、今キスして?」
そう言ったハルヒは世界中の誰よりも可愛くて綺麗で俺を欲情させる。
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