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共同捜査
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クロエは、母様が眠り続ける原因を探そうと 使用人たちや 主治医に色々と話を聞いた。
調べた結果、母様が目を覚まさないのは誰かによるものだと分かった。
どうして、そう思ったかと言うと、それは特別な睡眠薬が使われていたからだ。トントンと手帳の『睡眠薬』のところを指で叩く。
「やっぱり、これが事件を解決する鍵ね」
「何が鍵ですって?」
声と共に誰かに肩を叩かれた。
「ひゃっ」
ギョッとして心臓が飛び出る。驚いて手の主を見るとエミリアだった。
(なぜここに?)
昔から神出鬼没。私の行く先々に現れて……。いや、ストーカーだったけど、なんでまた会いに来たのか。
「びっくりした。エミリア。脅かさないでよ」
飛び出した心臓を手で押し込む。
ほっとしたのも束の間、めんどくさい人に 会ってしまった。
当分来ないと思っていたから、完全に気を抜いていた 。
「何か用?」
「別に何でもないわ」
首を左右に振って髪を揺らすが、信じられない。
(……怪しい)
昨日来たばかりなのに 、どうして今日も来るの? 幼馴染同士。 そう言う勘は働くものだ。理由を探そうと顔を見つめていると、エミリアの視線が下を向く。
(あっ)
不味いと手帳を背に隠す。
(気づかれてないよのね)
素知らぬ顔で髪をかきあげながら様子をうかがう 。見られた?
「何かあったの?」
「ええ、クロエを街で見かけたって教えてくれた人がいたの」
(余計なことを)
きっと主治医の所へ行ったとき見られたのね。
「どこへも出かけてないわ」
誤魔化そうと、エミリアの視線を避けるように、そっぽを向いてしまった。これでは、そうだと言ってるようなものじゃない。
(何やってるのよ)
するとエミリアが回り込んで私と視線
を合わせようとする。それを、さっと避けて横を通り過ぎようとしたが、エミリアに腕を掴まれた。
「おばさまの世話もしないで、どこに行ってたの?」
核心を突いた質問に、ぎくりとして身を強張らせる。
エミリアの言うとおり。優先すべきは母様の看病だ。そう言われると後ろめたい。俯いて自分の靴を見る。
だけど 私がやろうとしてることは、母様の為だ。看病より今は、それより先にやらなくてはいけない大事なことだ。しかし、それを言うのは躊躇われる。事件だと、確かな証拠があるわけじゃない。 それなのに犯人捜しをしてるんだから。
エミリアは私が危険なことをするのを、母様以上に心配する。だから秘密にしないと。
(エミリアが納得するようなことを言わないと……)
そう考えていると後ろ手に隠してあった手帳をパッと取られた。
「あっ」
「この手帳は何?」
「あっ、ちょっと返して」
奪い返そうとすると、手帳を高く掲げてクルクルと逃げ回る。
「エミリア」
「何が書いてあるの」
「 ……… 」
(子供みたいなことをして楽しいの?)
「返しなさい!」
いい加減にしろと大きな声を出して手を出す。しかし、エミリアが返さないとばかりにクルリと背を向けた。
( 全く、さっさと回収しよう)
そのエミリアの首が下を向くのを見て慌てる。まずい。中身を見られる。
慌てて奪い取ると二度と見られないように大事に胸に抱えた。
しかし、 時すでに遅し。
私を見るエミリアの目が突き刺さる。あの表情……。遅かった。見られた。こうなったら開き直るしかない。
「あなた、犯人探ししてるのね」
「そうよ」
反対しても無駄だと顎を上げる。母様を救う為だ。
いくらエミリアンに言われても、こればかりは やめない。そう思っても、厳しい顔でエミリアがずんずん迫ってくるのを見ると、その迫力に負けて仰け反る。すると、さらに覆いかぶさるようにエミリアが私を見下ろす。
(これは……すごく怒ってる?)
「エッ、エミリア……あの……だから」両手を出して、まあまあと宥めながら、そろりそろりと横に避ける。
しかし、エミリアも横にずれる。
もう1度横に動く。エミリアも横に動く。
説教されるのを覚悟で、無言で見下ろすエミリアを、引きつった顔で 見つめ返す。
(とりあえず調子合わせて、この場をやり過ごそう)
すると、エミリアが腰に手を当てて、やれやれと首を振る。
「まったく、帰ってきたと思ったら、無茶ばかりして」
「いや、ただの聞き込みだし……」
唾を飛ばす勢いで 小言が始まった。無茶などしてない、オーバーだ。
(話を聞いただけなのに……)
「自分で足を運ぶなんて、伯爵令嬢としての自覚はないの?」
「だって……」
そう言われても、仕方のないことだ。一年のほとんどをクレール領で生活してるから、私専属のメイドは居ない。
だから自分で何とかするしかない。
「クレール領と違って、ここは小さな街なのよ。あなたをドクターゲイツで見かけた人がいて、また倒れたのかと心配して」
クロエは文句を言い続けているエミリアの両手を掴むと持ち上げる。
「このことは黙っててほしいの」
「はっ?」
「だって父様にバレたら不味いもの」
パッと手を離すと エミリアが呆れたように こめかみを指で押さえた。
「ばれないはずないでしょ」
「 ……… 」
(……まあ使用人たちが報告するかも)
口止めしたわけじゃないし。
でも、みんな私の気持ちに賛同してくれてる。嫌な顔してなかった。
「だけどエミリア、母様がひどい目にあったのに、泣き寝入りなんて絶対できないわ」
貴族としてのプライドよりも、母様を早く目を覚ませたいという気持ちが強い。エミリアだったら、私の気持ちを分かるはずだ。
「まあ、それは……」
モゴモゴと言葉を濁す。エミリアは母様とも親しい。
犯罪としての証拠がないから、役人は動いてくれない。私の代わりに調査を頼めるような人もいない。だから、私がするしかない。
「エミリア、無茶しないから。ねっ、いいでしょ」
エミリアがポリポリとこめかみを指で掻きながら溜息をつく。
「はぁ~、だったら、私も協力するわ」
「えっ? でも……」
「おば様の看病があるのに、娘であるあなたが外を出歩いてたら、みんな不審に思うでしょ」
確かに、犯人探しをしているとバレるのはまずい。まだ使用人達と主治医からしか話を聞いてないから、問題ないけど……。他の人から、聞くとなると目立つ。
「……分かった。頼むわ。よろしね」
巻き込むのは申し訳ないけど、地元で生活しているエミリアの方が色々と情報を掴んでくれそうだ。
(もっと堂々と調査できれば楽なんだろうけど……)
父様の耳に入るのは避けたい。それでなくても、母様のことで 神経をすり減らしているんだから。
「それで、何を調べたらいいの?」
「母様に使われた睡眠薬が、どんな種類かを調べて欲しいの。後、事件があった日 近所で何か不審なことがなかったかも調べて欲しいわ」
エミリアは既にやる気になっているようで、考えを切りかえてる。
「了解」
エミリア任せになってしまいそうで申し訳ないけど、今回はエミリアの家の力に頼ろう。
*****
ネイサンは行きなり訪ねてきたエミリアを前に、気まずさを誤魔化すようにお茶を飲む。この前、クロエの件で注意されたばかりだ。機嫌を伺うようにカップ越しに視線を動かす。
まだなんか言い足りないことがあるんだろうか?
「殿下、クロエが隠れて何をしているか 気付いてますか?」
次回予告
*助っ人登場
調べた結果、母様が目を覚まさないのは誰かによるものだと分かった。
どうして、そう思ったかと言うと、それは特別な睡眠薬が使われていたからだ。トントンと手帳の『睡眠薬』のところを指で叩く。
「やっぱり、これが事件を解決する鍵ね」
「何が鍵ですって?」
声と共に誰かに肩を叩かれた。
「ひゃっ」
ギョッとして心臓が飛び出る。驚いて手の主を見るとエミリアだった。
(なぜここに?)
昔から神出鬼没。私の行く先々に現れて……。いや、ストーカーだったけど、なんでまた会いに来たのか。
「びっくりした。エミリア。脅かさないでよ」
飛び出した心臓を手で押し込む。
ほっとしたのも束の間、めんどくさい人に 会ってしまった。
当分来ないと思っていたから、完全に気を抜いていた 。
「何か用?」
「別に何でもないわ」
首を左右に振って髪を揺らすが、信じられない。
(……怪しい)
昨日来たばかりなのに 、どうして今日も来るの? 幼馴染同士。 そう言う勘は働くものだ。理由を探そうと顔を見つめていると、エミリアの視線が下を向く。
(あっ)
不味いと手帳を背に隠す。
(気づかれてないよのね)
素知らぬ顔で髪をかきあげながら様子をうかがう 。見られた?
「何かあったの?」
「ええ、クロエを街で見かけたって教えてくれた人がいたの」
(余計なことを)
きっと主治医の所へ行ったとき見られたのね。
「どこへも出かけてないわ」
誤魔化そうと、エミリアの視線を避けるように、そっぽを向いてしまった。これでは、そうだと言ってるようなものじゃない。
(何やってるのよ)
するとエミリアが回り込んで私と視線
を合わせようとする。それを、さっと避けて横を通り過ぎようとしたが、エミリアに腕を掴まれた。
「おばさまの世話もしないで、どこに行ってたの?」
核心を突いた質問に、ぎくりとして身を強張らせる。
エミリアの言うとおり。優先すべきは母様の看病だ。そう言われると後ろめたい。俯いて自分の靴を見る。
だけど 私がやろうとしてることは、母様の為だ。看病より今は、それより先にやらなくてはいけない大事なことだ。しかし、それを言うのは躊躇われる。事件だと、確かな証拠があるわけじゃない。 それなのに犯人捜しをしてるんだから。
エミリアは私が危険なことをするのを、母様以上に心配する。だから秘密にしないと。
(エミリアが納得するようなことを言わないと……)
そう考えていると後ろ手に隠してあった手帳をパッと取られた。
「あっ」
「この手帳は何?」
「あっ、ちょっと返して」
奪い返そうとすると、手帳を高く掲げてクルクルと逃げ回る。
「エミリア」
「何が書いてあるの」
「 ……… 」
(子供みたいなことをして楽しいの?)
「返しなさい!」
いい加減にしろと大きな声を出して手を出す。しかし、エミリアが返さないとばかりにクルリと背を向けた。
( 全く、さっさと回収しよう)
そのエミリアの首が下を向くのを見て慌てる。まずい。中身を見られる。
慌てて奪い取ると二度と見られないように大事に胸に抱えた。
しかし、 時すでに遅し。
私を見るエミリアの目が突き刺さる。あの表情……。遅かった。見られた。こうなったら開き直るしかない。
「あなた、犯人探ししてるのね」
「そうよ」
反対しても無駄だと顎を上げる。母様を救う為だ。
いくらエミリアンに言われても、こればかりは やめない。そう思っても、厳しい顔でエミリアがずんずん迫ってくるのを見ると、その迫力に負けて仰け反る。すると、さらに覆いかぶさるようにエミリアが私を見下ろす。
(これは……すごく怒ってる?)
「エッ、エミリア……あの……だから」両手を出して、まあまあと宥めながら、そろりそろりと横に避ける。
しかし、エミリアも横にずれる。
もう1度横に動く。エミリアも横に動く。
説教されるのを覚悟で、無言で見下ろすエミリアを、引きつった顔で 見つめ返す。
(とりあえず調子合わせて、この場をやり過ごそう)
すると、エミリアが腰に手を当てて、やれやれと首を振る。
「まったく、帰ってきたと思ったら、無茶ばかりして」
「いや、ただの聞き込みだし……」
唾を飛ばす勢いで 小言が始まった。無茶などしてない、オーバーだ。
(話を聞いただけなのに……)
「自分で足を運ぶなんて、伯爵令嬢としての自覚はないの?」
「だって……」
そう言われても、仕方のないことだ。一年のほとんどをクレール領で生活してるから、私専属のメイドは居ない。
だから自分で何とかするしかない。
「クレール領と違って、ここは小さな街なのよ。あなたをドクターゲイツで見かけた人がいて、また倒れたのかと心配して」
クロエは文句を言い続けているエミリアの両手を掴むと持ち上げる。
「このことは黙っててほしいの」
「はっ?」
「だって父様にバレたら不味いもの」
パッと手を離すと エミリアが呆れたように こめかみを指で押さえた。
「ばれないはずないでしょ」
「 ……… 」
(……まあ使用人たちが報告するかも)
口止めしたわけじゃないし。
でも、みんな私の気持ちに賛同してくれてる。嫌な顔してなかった。
「だけどエミリア、母様がひどい目にあったのに、泣き寝入りなんて絶対できないわ」
貴族としてのプライドよりも、母様を早く目を覚ませたいという気持ちが強い。エミリアだったら、私の気持ちを分かるはずだ。
「まあ、それは……」
モゴモゴと言葉を濁す。エミリアは母様とも親しい。
犯罪としての証拠がないから、役人は動いてくれない。私の代わりに調査を頼めるような人もいない。だから、私がするしかない。
「エミリア、無茶しないから。ねっ、いいでしょ」
エミリアがポリポリとこめかみを指で掻きながら溜息をつく。
「はぁ~、だったら、私も協力するわ」
「えっ? でも……」
「おば様の看病があるのに、娘であるあなたが外を出歩いてたら、みんな不審に思うでしょ」
確かに、犯人探しをしているとバレるのはまずい。まだ使用人達と主治医からしか話を聞いてないから、問題ないけど……。他の人から、聞くとなると目立つ。
「……分かった。頼むわ。よろしね」
巻き込むのは申し訳ないけど、地元で生活しているエミリアの方が色々と情報を掴んでくれそうだ。
(もっと堂々と調査できれば楽なんだろうけど……)
父様の耳に入るのは避けたい。それでなくても、母様のことで 神経をすり減らしているんだから。
「それで、何を調べたらいいの?」
「母様に使われた睡眠薬が、どんな種類かを調べて欲しいの。後、事件があった日 近所で何か不審なことがなかったかも調べて欲しいわ」
エミリアは既にやる気になっているようで、考えを切りかえてる。
「了解」
エミリア任せになってしまいそうで申し訳ないけど、今回はエミリアの家の力に頼ろう。
*****
ネイサンは行きなり訪ねてきたエミリアを前に、気まずさを誤魔化すようにお茶を飲む。この前、クロエの件で注意されたばかりだ。機嫌を伺うようにカップ越しに視線を動かす。
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