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持病
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クロエは 情報通のエマに会いに来ていた。そこで 伯母が母様に振る舞ったと言うお茶に興味を持つ。
「どんな、お茶だったの?」
「そうですねぇ~、普通の味でした」
(えっ? 飲んだの?)
何事もないように話すエマにギョッとする。こっちは、お茶の名前とか特徴を聞きたかったのに。
そういう事をするメイドが居ると聞いたけど……。知りたくない事実だった。歳はとりたくないものだ。
「それって、何時頃の話」
思い出そうとエマが空を見る。
「お昼前ですね。その後 昼食の用意をしましたから」
じゃあ、違うわね。
犯行時刻の半日も前の出来事だし。
(エマも空振りか……)
医者を訪ないと駄目だ。そうなるとエミリアに協力を頼まないといけなく
なる。結果、巻き込むことになるし、双子石についても説明しないといけなくなる。
(ああ、どうしよう)
困ったことになった。
***
クロエは頭を抱えながらネイサンの部屋の前を右往左往していた。
舌の根の乾かぬうちに、出来ませんでしたと言うのは、さすがにバツが悪い。でも、こうしてる間に母様が目覚めてしまうかもしれない。
( ……… )
自分のつまらないプライドに、こだわっている場合じゃない。それに、ガッカリされるなら早い方がいい。
コンコン!
覚悟を決めてネイサンの部屋のドアノックした。しかし、返事がない。
(また、留守?)
私の実家に来てからネイサンと すれ違いばかりだ。クレール領に居るときは、直ぐ会えたのに……。不満だと口を突き出してドアを見る。
ネイサンが どこへ行くのも、何をするにも、隣に私が居たのに……。私の知らないことが有ることが寂しい。
それとも私に内緒で調べに出掛けているのかも。
可能性としてはそっちの方が高い。
もしかすると、ただ眠ってるだけかも……。
「う~ん」
ドアの前で、あれこれ考えていたが、思い切ってドアを開けることにした。
置ければ分かる。
「ネイサン様?」
ドアから顔だけ出して、中を覗くとネイサンがベットに頭乗せて座り込んでいる。
「ネイサン様! 」
その姿に慌てて駆け寄って顔を覗き込む。顔がリンゴのように赤い。
「どうしたのですか?」
声をかけると、熱に浮かされたようにトロンとした目で見返された。
風邪のような、この症状。思い当たることがある。ネイサンも言っていた。
魔力が籠っているのだ。
何時もは医療用の魔法石を作って、魔力量を調整している。だけど、ここに来てからは何も対策をしてなかった。
忘れていた私のミスだ。
ネイサンの性格からして自分からは言い出さないことは知っていたのに……。ジェームズさんにも気を使うように言われていたのに……。
命にかかわる事なのに、忘れていたなんて使用人失格だ!
キリッと唇を噛む。自分の怠慢が招いたことだ。私がもっと気をつけていたら、私がもっと頼られる人間だったら、 こんなことにはならなかった。
「クロエ……」
名前を呼ばれて我に返る。具合が悪いのに、ネイサンが心配そうに私を見ている。 病人に気を遣わせるなんて……。反省するのは後回しだ。
そう気持ちを切り替えて、テキパキと受け答えする。
「今何とかしますから、安心してください」
( まずは余分な魔力をなくそう)
これ以上悪化 しないように 応急処置として、クロエは自分の魔力補給用のブレスレットを外すと、ネイサンを抱きしめた。しかし、ネイサンが苦しそうな声で何かを話そうとする。
「クッ、クロ……エ……こん……な」
「はい。はい。分かりましたから黙っていて下さい」
それを遮る。
話よりも治療が優先だ。何を言いたいかは察しがつく。こうやって抱き合っている姿を他の人に見たら 誤解するかもしれない。でも、魔力ゼロの私は常に魔力を欲している。だから、これが最善かつ簡単な解決方法だ。
スーっと魔力が自分の中に流れ込んでくるのがわかる。
(魔力が満タンだと、こんなに体が軽いのね……)
こんな体になるまで、何も言わずに協力していれくれてたのに、気づかなかったなんて、私は薄情者だ。自分の事で 精一杯でネイサンの事は考えて無かった。自分で自分が嫌になる。
こからは、もっとネイサンのことを考えて、ネイサンが少しでも快適を生活が送れるように優先しないと駄目だ。
暫くすると熱っぽかったネイサンの体が私に魔力を吸い取られて冷えて来た。するとネイサンが、私を押しやる
ように身を離す。
顔を見るといつも通り。赤くも無いし、しっかりと私を見ている。
「もう、大丈夫ですか?」
「済まなかった」
「えっ?」
悪いのは私なのに、ネイサンが そう言って 頭を下げる。
本人は自己管理ができていなかったと思っているようだ。 この分だと 同じことがあっても自分で何とかしようとするだろう。
そんなネイサンを見て、これからどうしたものかと腕組みする。何か魔力を使う方法を考えないと。今日の二の舞いになる。クレール領に帰ってもらうのが一番だけど……。今いなくなられると 正直困る。私一人で解決するのは無理だ。どうしてもネイサン
の協力が必要だ。しかし、だからと言ってこのままと言う訳にも行かない。
( ……… )
***
自室でクロエは、三杯目のお茶をネイサンに出すと、自分の分も注ぐ。
エミリアを巻き込むことには、ネイサンも反対と、言うことで、医者巡りは
なった。これで 手がかりが全くなくなってしまった。調査が行き詰まってしまい、そのことに悩んでいた。
(どうしたら いいんだろう……)
すると、パラパラと手帳をめくっていたネイサンが手帳を開いて私に差し出す。
「この黒い馬車とは何だ?」
「ああ、それは家紋がない馬車のことです」
犯人が使用した確率は高い。
しかし、目撃者は一人だけ。門番に誰か来訪者が来たか聞いたが、こちらも居ないとのことだった。
やはり外部犯人説はないようだ。
「ですが、そっちらも 手がかりがなくて探しさだせていません」
内部犯行ということで考えた方がいいんだろうか?
しかし、動機らしい動機も見つからない。真夜中の犯行だからアリバイにある人物は少ない。凶器もない。
「ネイサン様、どうやって犯人を探し出したらいいんですか?」
ネイサンがカップを置くと私と向き合う。
「犯人探しに必要なのは、動機とアリバイ。そして殺害方法だ」
「動機とアリバイは分かりますけど、殺害方法は何故ですか?」
お茶を飲みながら話に耳を傾ける。
「そうだな~」
疑問を口にするとネイサンが 指で顎を当てて考えていた。ところが、急に身を乗り出すと
「クロエが私を絞殺する」
ネイサンが 私の両手を掴んで自分の首をつかませる。
「なっ、 何するんですか!」
突然のことに驚いて手を離そうとするが、びくともしない。
「大柄の男が犯人だと思っても、首
に残っていた手の大きさが 小さければ、犯人じゃない」
成る程……。押し当てたままの自分の手の大きさに注目する。いきなりの再現に驚いたが、理解できた。
ネイサンが、ゆっくりと手を離す。
「確実に犯人を見つけるなら、総合的に判断した方がいい」
話を聞きながら自分の分は無しで、新しくネイサンにだけお茶を注ぐ。お茶を飲み過ぎてお腹いっぱいだ。
(先入観より、証拠を重視したほうがいいということね)
だけど……お母様の事件は、証拠はあっても役に立たない。馬車も、薬草も……。 待って!一つだけある。
モノは消えてしまったけど、双子石がある。
高いと言うけど、どれぐらいなんだろう……。その金額次第では、犯人につながるかも。
「ネイサン様、双子石っていくらで売られているんですか?」
「 一番安くて大金貨10枚」
「っ」
あまりの大金に絶句する。流通している一番小さい硬貨が「錫」。その100倍が「銅貨」。それの100倍が「銀貨」。その100倍が「金貨」。 そして、それの100倍が「大金貨」錫が1円なら大金貨は1億円。つまり10億円!
しかもそれを払っても平気な人物。
「ははっ……」
笑うしかない金額だ。
そう言うことなら、調べる価値はある。 双子石を買えるだけの財力がある女性は、都と違い。ここでは金持ちの家はそう多くない。
次回予告
*リストの名前
「どんな、お茶だったの?」
「そうですねぇ~、普通の味でした」
(えっ? 飲んだの?)
何事もないように話すエマにギョッとする。こっちは、お茶の名前とか特徴を聞きたかったのに。
そういう事をするメイドが居ると聞いたけど……。知りたくない事実だった。歳はとりたくないものだ。
「それって、何時頃の話」
思い出そうとエマが空を見る。
「お昼前ですね。その後 昼食の用意をしましたから」
じゃあ、違うわね。
犯行時刻の半日も前の出来事だし。
(エマも空振りか……)
医者を訪ないと駄目だ。そうなるとエミリアに協力を頼まないといけなく
なる。結果、巻き込むことになるし、双子石についても説明しないといけなくなる。
(ああ、どうしよう)
困ったことになった。
***
クロエは頭を抱えながらネイサンの部屋の前を右往左往していた。
舌の根の乾かぬうちに、出来ませんでしたと言うのは、さすがにバツが悪い。でも、こうしてる間に母様が目覚めてしまうかもしれない。
( ……… )
自分のつまらないプライドに、こだわっている場合じゃない。それに、ガッカリされるなら早い方がいい。
コンコン!
覚悟を決めてネイサンの部屋のドアノックした。しかし、返事がない。
(また、留守?)
私の実家に来てからネイサンと すれ違いばかりだ。クレール領に居るときは、直ぐ会えたのに……。不満だと口を突き出してドアを見る。
ネイサンが どこへ行くのも、何をするにも、隣に私が居たのに……。私の知らないことが有ることが寂しい。
それとも私に内緒で調べに出掛けているのかも。
可能性としてはそっちの方が高い。
もしかすると、ただ眠ってるだけかも……。
「う~ん」
ドアの前で、あれこれ考えていたが、思い切ってドアを開けることにした。
置ければ分かる。
「ネイサン様?」
ドアから顔だけ出して、中を覗くとネイサンがベットに頭乗せて座り込んでいる。
「ネイサン様! 」
その姿に慌てて駆け寄って顔を覗き込む。顔がリンゴのように赤い。
「どうしたのですか?」
声をかけると、熱に浮かされたようにトロンとした目で見返された。
風邪のような、この症状。思い当たることがある。ネイサンも言っていた。
魔力が籠っているのだ。
何時もは医療用の魔法石を作って、魔力量を調整している。だけど、ここに来てからは何も対策をしてなかった。
忘れていた私のミスだ。
ネイサンの性格からして自分からは言い出さないことは知っていたのに……。ジェームズさんにも気を使うように言われていたのに……。
命にかかわる事なのに、忘れていたなんて使用人失格だ!
キリッと唇を噛む。自分の怠慢が招いたことだ。私がもっと気をつけていたら、私がもっと頼られる人間だったら、 こんなことにはならなかった。
「クロエ……」
名前を呼ばれて我に返る。具合が悪いのに、ネイサンが心配そうに私を見ている。 病人に気を遣わせるなんて……。反省するのは後回しだ。
そう気持ちを切り替えて、テキパキと受け答えする。
「今何とかしますから、安心してください」
( まずは余分な魔力をなくそう)
これ以上悪化 しないように 応急処置として、クロエは自分の魔力補給用のブレスレットを外すと、ネイサンを抱きしめた。しかし、ネイサンが苦しそうな声で何かを話そうとする。
「クッ、クロ……エ……こん……な」
「はい。はい。分かりましたから黙っていて下さい」
それを遮る。
話よりも治療が優先だ。何を言いたいかは察しがつく。こうやって抱き合っている姿を他の人に見たら 誤解するかもしれない。でも、魔力ゼロの私は常に魔力を欲している。だから、これが最善かつ簡単な解決方法だ。
スーっと魔力が自分の中に流れ込んでくるのがわかる。
(魔力が満タンだと、こんなに体が軽いのね……)
こんな体になるまで、何も言わずに協力していれくれてたのに、気づかなかったなんて、私は薄情者だ。自分の事で 精一杯でネイサンの事は考えて無かった。自分で自分が嫌になる。
こからは、もっとネイサンのことを考えて、ネイサンが少しでも快適を生活が送れるように優先しないと駄目だ。
暫くすると熱っぽかったネイサンの体が私に魔力を吸い取られて冷えて来た。するとネイサンが、私を押しやる
ように身を離す。
顔を見るといつも通り。赤くも無いし、しっかりと私を見ている。
「もう、大丈夫ですか?」
「済まなかった」
「えっ?」
悪いのは私なのに、ネイサンが そう言って 頭を下げる。
本人は自己管理ができていなかったと思っているようだ。 この分だと 同じことがあっても自分で何とかしようとするだろう。
そんなネイサンを見て、これからどうしたものかと腕組みする。何か魔力を使う方法を考えないと。今日の二の舞いになる。クレール領に帰ってもらうのが一番だけど……。今いなくなられると 正直困る。私一人で解決するのは無理だ。どうしてもネイサン
の協力が必要だ。しかし、だからと言ってこのままと言う訳にも行かない。
( ……… )
***
自室でクロエは、三杯目のお茶をネイサンに出すと、自分の分も注ぐ。
エミリアを巻き込むことには、ネイサンも反対と、言うことで、医者巡りは
なった。これで 手がかりが全くなくなってしまった。調査が行き詰まってしまい、そのことに悩んでいた。
(どうしたら いいんだろう……)
すると、パラパラと手帳をめくっていたネイサンが手帳を開いて私に差し出す。
「この黒い馬車とは何だ?」
「ああ、それは家紋がない馬車のことです」
犯人が使用した確率は高い。
しかし、目撃者は一人だけ。門番に誰か来訪者が来たか聞いたが、こちらも居ないとのことだった。
やはり外部犯人説はないようだ。
「ですが、そっちらも 手がかりがなくて探しさだせていません」
内部犯行ということで考えた方がいいんだろうか?
しかし、動機らしい動機も見つからない。真夜中の犯行だからアリバイにある人物は少ない。凶器もない。
「ネイサン様、どうやって犯人を探し出したらいいんですか?」
ネイサンがカップを置くと私と向き合う。
「犯人探しに必要なのは、動機とアリバイ。そして殺害方法だ」
「動機とアリバイは分かりますけど、殺害方法は何故ですか?」
お茶を飲みながら話に耳を傾ける。
「そうだな~」
疑問を口にするとネイサンが 指で顎を当てて考えていた。ところが、急に身を乗り出すと
「クロエが私を絞殺する」
ネイサンが 私の両手を掴んで自分の首をつかませる。
「なっ、 何するんですか!」
突然のことに驚いて手を離そうとするが、びくともしない。
「大柄の男が犯人だと思っても、首
に残っていた手の大きさが 小さければ、犯人じゃない」
成る程……。押し当てたままの自分の手の大きさに注目する。いきなりの再現に驚いたが、理解できた。
ネイサンが、ゆっくりと手を離す。
「確実に犯人を見つけるなら、総合的に判断した方がいい」
話を聞きながら自分の分は無しで、新しくネイサンにだけお茶を注ぐ。お茶を飲み過ぎてお腹いっぱいだ。
(先入観より、証拠を重視したほうがいいということね)
だけど……お母様の事件は、証拠はあっても役に立たない。馬車も、薬草も……。 待って!一つだけある。
モノは消えてしまったけど、双子石がある。
高いと言うけど、どれぐらいなんだろう……。その金額次第では、犯人につながるかも。
「ネイサン様、双子石っていくらで売られているんですか?」
「 一番安くて大金貨10枚」
「っ」
あまりの大金に絶句する。流通している一番小さい硬貨が「錫」。その100倍が「銅貨」。それの100倍が「銀貨」。その100倍が「金貨」。 そして、それの100倍が「大金貨」錫が1円なら大金貨は1億円。つまり10億円!
しかもそれを払っても平気な人物。
「ははっ……」
笑うしかない金額だ。
そう言うことなら、調べる価値はある。 双子石を買えるだけの財力がある女性は、都と違い。ここでは金持ちの家はそう多くない。
次回予告
*リストの名前
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