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家に帰ろう
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心置きなくクレール領に帰るためにも、やっておかなくてはならない事がある。クロエは小さく頷いた。今がその時だ!
手を引いて母様を 自室の椅子に座らせるとお茶の用意をする。
これからの話す内容は、同じ女だからこそ言えることだ。恥ずかしがっている場合じゃない。我が家の存続の危機を回避するために必要なことだ。
お茶を飲んで、ひと息ついたところで 行き成り切り出した。
(エミリアが出来たんだ。私だって出来る)
「母様、弟か、妹を産んで欲しいの」
「えっ?」
カチンと固まった母様の手からカプが滑り落ちる。予め予想してた反応だけに、なんなくカップをキャッチした。
「なっ、なっ、なっ、なっ」
顔を真っ赤にして慌てふためく母様を見て、口角が思い切り上がる。三十近いのに初心なものだ。
カップを戻すと澄まし顔で母様を見る。
「子供のくせに 何を言ってるの!」
娘と閨の話などしたくないと、怒ってごまかしたいのか 口を引き結ぶ。だけど、これで終わらせるつもりはない。これはジョークじゃないから。
「大事な事よ。伯爵夫人の一番の仕事は何んだか、母様なら知ってるでしょ?」
「っ」
そう言うと言葉を詰まらせた。
男尊女卑のこの世界では男しか 爵位を継げない。家を存続させるためには 男児が必要だ。
(伯母のように 女伯爵になるのは、それなりに大金が必要になる)
だから、お金の無い我が家は 父様が死んだ時点で爵位を失ってしまう。そうなれば、この家の使用人、強いては この土地の人びとの暮らしさえ危うくなってしまう。
領主が変わることは、それくらい重大な問題だ。
「それは、跡継ぎを産むことでしょ」
「 ……… 」
キュッと唇を噛み締めている母様に視線を向ける。本来なら、他に子供がいてもおかしくない。
二人には子供を作るチャンスかあった。それでも作らなかったのは、また生まれる子供が私のような子だったらと、恐れたからた。
クロエが、どうして人形のように生まれたか、その原因が分かったから言い出せることだ。出なかったら母様も、こんな風に真剣には受け止めてはくれない。
しかし、その顔には不安と戸惑い
が浮かぶ。
クロエは新しくお茶を注ぐ。
「母様。駄目だったら、駄目だったでも構わないと思うの。でも、歳だからと言う理由で逃げるのは間違いだと思うわ」
「だけど……」
母様がそう言うと、もじもじと指を動かす。何気ない仕草に気持ちが出るものだ。幾ら夫婦といえ、女から誘うのは恥ずかしい。
「大丈夫。ネイサン様に頼んで父様にも言ってあるから」
「っ」
驚いて顔を上げる母様に向かって、そうだと頷く。
すると、
「えっ、えっ、えっ、どうしましょう」
母様が 首まで真っ赤にして おろおろする。無意識に髪を撫でつけたり、ドレスの襟を直したりしている。まるで今すぐにでも父様が来るかのようだ。
まるで、結婚前の少女みたい。
私の視線に気付いた母様が、バツが悪そうに自分の顔を手で扇ぎだした。だからつい笑ってしまう。
「ふふっ」
私と目が合うと誤魔化すようにお茶をがぶ飲みする。本当に私の母愛らしい。
***
コンコン
ノックの音に続いてドアが開くと
ネイサンが顔を覗かせた。
「クロエ、準備は終わったか?」
「そっ、それじゃあ」
これ幸いにと母様が部屋を出て行く。戸惑ったように自分の横を通り過ぎる母様をネイサンが目で追う。
「何かあったのか?」
母様と入れ替わりにネイサンが部屋に入って来た。
「いいえ、別に気にしないで下さい。それよりグッドタイミングです」
クロエはそう言って、カップを置くと、これですと荷物を手で示す。ネイサンは何も言わずにポケットから魔法石を 取り出すと、荷物の山にポイッと投げる。
すると、しゅるしゅると荷物が魔法石に消えて行く。
魔法石を拾うとネイサンが私に渡す。これで出発準備は整った。
「ありがとうございます」
魔法石をカバンに仕舞うと父様に伝えたか確認した。母様に言ったてまえ、まだだったら今夜母様が恥をかいてしまう。それだけは、避けたい。
「そうだ。父様に言ってくれましたか?」
「言ったけど……そう言うのは秘め事だろう」
ネイサンが言いにくそうに言う。
さぞ切り出すのに苦労した事だろう。しどろもどろになっているネイサンの姿が思い浮かぶ。
それでも、私との約束を守ってくれて嬉しい。
2人が どんなやり取りをしたのか想像がつく。
(まあ 、父様のことだ理由を言えば納得しただろう)
「いいえ、この家にとっても、両親にとっても大事な事です」
この体質でなかったとしても、私が 家を継ぐのは違う気がする。
この家を継ぐのは母様が産む、父様の子供なくてはイケない。
無事に子供が産まれれば、父様も母様も過去を乗り越えて、周りの態度も変わるだろう。 そうなれば 一石二鳥だ。
「母様が生むことが無いより重要なんです。そうすれば、晴れて堂々と伯爵夫人として、この地で生きていけるんです」
ネイサンの医療魔法石を使えば、健康な体になって、子供が出来る確率かぐ~んと、高くなる。
もし、弟が出来れば私の将来はぐんと安泰だ。
前世では弟と喧嘩ばかりしていたけれど、十も年が離れれば何をされても可愛いと思える。
「クロエの考えは理解出来るけど、わざわざ言う必要があったのか?」
お互いにそう思っても実際に行動に移すのは別だ。
誰かが後押ししないと、夫婦になって十年以上、不安を抱えて愛し合いたくても愛せなかった。多分老夫婦の様にお互いの温もりだけを求めていたはず。そんな二人に情熱を取り戻させるには着火剤が必要だ。
「二人がその気になるのを待っていたら母様は三十を超えてからの 出産になる
から命と引き換えに子供を産むかもしれません」
前世の世界でも出産で命を落とすことは稀でなない。いくら医療魔法があると言っても、年を取ってからの出産はリスクがある。
三十歳が無事に産めるかどうかのボーダーラインだ。
私にも兄弟が出来る。そう考えると今から楽しみだ。
「そう言えばネイサン様は何人兄弟ですか?」
第2王子と言うからには上に兄が居ることは分かるけど、 一度も話を聞いたことがない。
(う~ん。どんな人たちなんだろう)
誰も訪ねて来た事が無い。ご両親からしか手紙も来ない。ネイサンが私の鞄を持つと 歩き出した。
追いかけるように隣に並ぶ。
( ……聞こえなかった? )
「下に弟が居る」
「じゃあ、3兄弟。妹とかいないんですか?」
「ああ、男だけの兄弟で全員同腹だ」
そうだと頷く。 それだけだ 他のことは何も言わない。普通なら歳とか、こんな性格の兄弟とか言うのに……。そう言えばネイサンの口から兄弟の話を聞いた事が無い。
何となく聞いてみたが、どうやらデリケートな部分らしい。帰ったらジェームズさんに聞いてみよう。
「帰ろう。クロエ」
立ち止まるとそう言ってネイサンが手を差しだす。その顔はいつものネイサンた。
その手に自分の手を乗せるとぎゅっと力を込める。
「はい。帰りましょう」
第二部 完
第三部に続く
最後まで読んでくださり ありがとうございました。
一週お休みして 8月9日より
「 人間になりたければ俺に抱かれろ 」
新作を発表します。
手を引いて母様を 自室の椅子に座らせるとお茶の用意をする。
これからの話す内容は、同じ女だからこそ言えることだ。恥ずかしがっている場合じゃない。我が家の存続の危機を回避するために必要なことだ。
お茶を飲んで、ひと息ついたところで 行き成り切り出した。
(エミリアが出来たんだ。私だって出来る)
「母様、弟か、妹を産んで欲しいの」
「えっ?」
カチンと固まった母様の手からカプが滑り落ちる。予め予想してた反応だけに、なんなくカップをキャッチした。
「なっ、なっ、なっ、なっ」
顔を真っ赤にして慌てふためく母様を見て、口角が思い切り上がる。三十近いのに初心なものだ。
カップを戻すと澄まし顔で母様を見る。
「子供のくせに 何を言ってるの!」
娘と閨の話などしたくないと、怒ってごまかしたいのか 口を引き結ぶ。だけど、これで終わらせるつもりはない。これはジョークじゃないから。
「大事な事よ。伯爵夫人の一番の仕事は何んだか、母様なら知ってるでしょ?」
「っ」
そう言うと言葉を詰まらせた。
男尊女卑のこの世界では男しか 爵位を継げない。家を存続させるためには 男児が必要だ。
(伯母のように 女伯爵になるのは、それなりに大金が必要になる)
だから、お金の無い我が家は 父様が死んだ時点で爵位を失ってしまう。そうなれば、この家の使用人、強いては この土地の人びとの暮らしさえ危うくなってしまう。
領主が変わることは、それくらい重大な問題だ。
「それは、跡継ぎを産むことでしょ」
「 ……… 」
キュッと唇を噛み締めている母様に視線を向ける。本来なら、他に子供がいてもおかしくない。
二人には子供を作るチャンスかあった。それでも作らなかったのは、また生まれる子供が私のような子だったらと、恐れたからた。
クロエが、どうして人形のように生まれたか、その原因が分かったから言い出せることだ。出なかったら母様も、こんな風に真剣には受け止めてはくれない。
しかし、その顔には不安と戸惑い
が浮かぶ。
クロエは新しくお茶を注ぐ。
「母様。駄目だったら、駄目だったでも構わないと思うの。でも、歳だからと言う理由で逃げるのは間違いだと思うわ」
「だけど……」
母様がそう言うと、もじもじと指を動かす。何気ない仕草に気持ちが出るものだ。幾ら夫婦といえ、女から誘うのは恥ずかしい。
「大丈夫。ネイサン様に頼んで父様にも言ってあるから」
「っ」
驚いて顔を上げる母様に向かって、そうだと頷く。
すると、
「えっ、えっ、えっ、どうしましょう」
母様が 首まで真っ赤にして おろおろする。無意識に髪を撫でつけたり、ドレスの襟を直したりしている。まるで今すぐにでも父様が来るかのようだ。
まるで、結婚前の少女みたい。
私の視線に気付いた母様が、バツが悪そうに自分の顔を手で扇ぎだした。だからつい笑ってしまう。
「ふふっ」
私と目が合うと誤魔化すようにお茶をがぶ飲みする。本当に私の母愛らしい。
***
コンコン
ノックの音に続いてドアが開くと
ネイサンが顔を覗かせた。
「クロエ、準備は終わったか?」
「そっ、それじゃあ」
これ幸いにと母様が部屋を出て行く。戸惑ったように自分の横を通り過ぎる母様をネイサンが目で追う。
「何かあったのか?」
母様と入れ替わりにネイサンが部屋に入って来た。
「いいえ、別に気にしないで下さい。それよりグッドタイミングです」
クロエはそう言って、カップを置くと、これですと荷物を手で示す。ネイサンは何も言わずにポケットから魔法石を 取り出すと、荷物の山にポイッと投げる。
すると、しゅるしゅると荷物が魔法石に消えて行く。
魔法石を拾うとネイサンが私に渡す。これで出発準備は整った。
「ありがとうございます」
魔法石をカバンに仕舞うと父様に伝えたか確認した。母様に言ったてまえ、まだだったら今夜母様が恥をかいてしまう。それだけは、避けたい。
「そうだ。父様に言ってくれましたか?」
「言ったけど……そう言うのは秘め事だろう」
ネイサンが言いにくそうに言う。
さぞ切り出すのに苦労した事だろう。しどろもどろになっているネイサンの姿が思い浮かぶ。
それでも、私との約束を守ってくれて嬉しい。
2人が どんなやり取りをしたのか想像がつく。
(まあ 、父様のことだ理由を言えば納得しただろう)
「いいえ、この家にとっても、両親にとっても大事な事です」
この体質でなかったとしても、私が 家を継ぐのは違う気がする。
この家を継ぐのは母様が産む、父様の子供なくてはイケない。
無事に子供が産まれれば、父様も母様も過去を乗り越えて、周りの態度も変わるだろう。 そうなれば 一石二鳥だ。
「母様が生むことが無いより重要なんです。そうすれば、晴れて堂々と伯爵夫人として、この地で生きていけるんです」
ネイサンの医療魔法石を使えば、健康な体になって、子供が出来る確率かぐ~んと、高くなる。
もし、弟が出来れば私の将来はぐんと安泰だ。
前世では弟と喧嘩ばかりしていたけれど、十も年が離れれば何をされても可愛いと思える。
「クロエの考えは理解出来るけど、わざわざ言う必要があったのか?」
お互いにそう思っても実際に行動に移すのは別だ。
誰かが後押ししないと、夫婦になって十年以上、不安を抱えて愛し合いたくても愛せなかった。多分老夫婦の様にお互いの温もりだけを求めていたはず。そんな二人に情熱を取り戻させるには着火剤が必要だ。
「二人がその気になるのを待っていたら母様は三十を超えてからの 出産になる
から命と引き換えに子供を産むかもしれません」
前世の世界でも出産で命を落とすことは稀でなない。いくら医療魔法があると言っても、年を取ってからの出産はリスクがある。
三十歳が無事に産めるかどうかのボーダーラインだ。
私にも兄弟が出来る。そう考えると今から楽しみだ。
「そう言えばネイサン様は何人兄弟ですか?」
第2王子と言うからには上に兄が居ることは分かるけど、 一度も話を聞いたことがない。
(う~ん。どんな人たちなんだろう)
誰も訪ねて来た事が無い。ご両親からしか手紙も来ない。ネイサンが私の鞄を持つと 歩き出した。
追いかけるように隣に並ぶ。
( ……聞こえなかった? )
「下に弟が居る」
「じゃあ、3兄弟。妹とかいないんですか?」
「ああ、男だけの兄弟で全員同腹だ」
そうだと頷く。 それだけだ 他のことは何も言わない。普通なら歳とか、こんな性格の兄弟とか言うのに……。そう言えばネイサンの口から兄弟の話を聞いた事が無い。
何となく聞いてみたが、どうやらデリケートな部分らしい。帰ったらジェームズさんに聞いてみよう。
「帰ろう。クロエ」
立ち止まるとそう言ってネイサンが手を差しだす。その顔はいつものネイサンた。
その手に自分の手を乗せるとぎゅっと力を込める。
「はい。帰りましょう」
第二部 完
第三部に続く
最後まで読んでくださり ありがとうございました。
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