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私に出来ること
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保護者気分で マーカスに同行したのに 怪我を負わせてしまった。
大急ぎで帰ってきたが、そのことを伝えられないでいた。
「ニャーウ?…………マーカス! マーカスのことだね」
(そう。そうだよ)
コクコクと頷く。通じた。これで大丈夫。すると、途端にご主人様の態度が一変する。
「マーカスが どうしたんだ?」
厳しい顔に、私が来たことの重要性が分かったようだ。
"草で怪我をしたの。早く助けに行って"と 言いたいが、そこまでは無理だ。とにかく 連れて行こう。
ご主人様の袖を咥えて引っ張る。
「分かった。ついて行くよ。案内してくれ」
しかし、サッと立ち上って出て行こうとするご主人様をニックさんが引き止めた。
「ご主人様」
「リサが一人で帰って来たんだ。マーカスに何かあったに違ない」
その言葉にニックさんもハッとしたように立ち上がる。
***
ご主人様が執務室を出ると、
「準備して来るから玄関で待ってて」と言い残して何処かへ行ってしまった。
早く、早く。何をしているのよ。
今は一刻も争うのに。脳裏に別れたときのマーカスの姿が浮かぶ。
(大丈夫。大丈夫。間に合う)
玄関をウロウロしながら待っていると、服を着替えたご主人様が救急箱のような物を持ってやって来た。続いてニックさんが毛布のような物を背負ってやって来た。
ご主人様と同じく登山に行くみたいな格好だ。二人ともブーツに手袋をしている。
「リサ。案内してくれ」
分かったと頷くとマーカスの元へ向かって駆け出す。
マーカス今、助けに行くからね。
**
「マーカス!」
「お坊ちゃま!」
現場に戻るとマーカスが苦しそうに体を丸めている。まだ息がある。良かった。死んでなかった。体調が悪化しているのではと心配したが 大丈夫そうだ。
「やはり、セージ草にやられたようだ」
二人がマーカスの側に跪くと応急処置が始まった。転んで手をついた拍子に、草で擦ったらしく患部が酷く腫れていた。
(痛そうだ……)
何も出来ない私は治療されているマーカスの周りをグルグル回るこてしか出来ない。
擦れたところに水を掛けられ軟膏を塗らてれ包帯を巻かれた。
お父さんが来たというのに目も開けない。それだけ、苦しいんだ。顔色も悪いままで、何をされても反応がない。
(擦っただけなのに、こんなに酷い状態になるなんて……恐ろしい草だ)
最後に薬を飲まされた。それが終わると、ご主人様がマーカスを背負って走り出す。
「戻るぞ!」
「はい」
『にゃ』
その後ろをニックさんと私の二人でついて行く。
一緒に帰って来たが、汚れているからとアイリスさんに私だけ お風呂場に連れられて、別々になってしまった。 頭では分かっていてもなんだか 差別されたような気になる。
やっと、マーカスの部屋に行った時には、既に眠っていた。 顔色も元に戻ったし 呼吸がさっきよりは辛そうじゃない。
これで一安心かな。ホッとした。
頑張ったねとマーカスの頭を前肢で撫でる。
(早く元気になってね)
***
複数のバタバタと急いでいる足音に目を覚ました。辺りはまだ暗い。何事だろう?
ムクリと起き上がると耳を澄ます。今度は足音が帰ってくる。
音の方角からしてマーカスとの部屋を往復している。
マーカスに何かあったのかもしれない。隣を見るといつも一緒に寝ているご主人様の姿も無い。
(寝る前に見たときは大丈夫そうだったのに……)
様子を見に行こうとベッドを下りて外に出る。廊下に水の雫の痕が残っている。それとクスリの臭い。その事が不安を煽る。
行かなくちゃ!
タッ、タッ、タッとマーカスの部屋に向かっていると途中でアイリスさんとすれ違った。動揺しているのか 私に気づいてない。
何時もの余裕が無くなっている。これは一大事だ。
マーカスの部屋のドアが開いている。中を覗くと強張った顔で ご主人様がマーカスの額のタオルを交換していた。
付きっきりで看病していたんだ。包帯の巻かれたマーカスの手がパンパンに腫れ上っている。どうやら、毒のせいで熱を出しているみたいだ。
(解毒が上手く行かなかったんだろうか?)
邪魔にならないようにベッドに飛び乗ってマーカスの顔を覘き込む。顔が赤い。熱のせいか息苦しそうだ。
ああ、可哀想に……。こんな小さな体で病気になるなんて。
私に気付いたご主人様が私を下ろそうと身を乗り出した。
「大丈夫だから、心配ない」
しかし、その前にマーカスが目を覚ました。熱で目が潤んでいる。
その目が私を捉える。
「……来てく……れたん……だ……」
こっちは心配しているのに、嬉しそうにマーカスが口を緩める。
熱に浮かされている?
驚いて前肢を額に押し付けた。
夏の日のアスファルト並に熱い。
四十度はある。
「はぁ~」
マーカスが気持ち良さそうに溜め息をつくと目を閉じだ。
……肉球が冷たかったらしい。
「う……れし……い……よ……」
喋るな、おとなしくしてろと、マーカスの肩に前肢を置く。
すると、更に嬉しそうにする。
そんな顔するの反則だよ。胸が苦しくなる。私は 何もしてないのに……。
「リ……サ……」
まったく、喋るんじゃない。首を振って止める。無駄に体力を使って欲しくない。
こんな状態なのに病院に行かなくて大丈夫なんだろうか?
不安になって耳が倒れる。
すると、ひょいっと抱き上げられた。見上げるとご主人様だった。いつもと違ってご主人様も元気がない。私だって自分の事以上に心配なんだから、ご主人様からしたらそれ以上に心配で辛いだろう。
私の体を撫でながら笑みを浮かべるが どこか硬い。
「心配しなくて良い。明日の朝には元気になってる」
そう言う割には眉間に皺が寄っている。私じゃ無く自分に言い聞かせているみたいだ。
たった一人の子供だもの。
心配なのは当たり前だ。
ひょいと二本足で立ち上がると、
ご主人様の頭を撫でる。
すると、驚いたように一瞬止まったが、強請るように私に頭を向けて来た。少しでも、それで気が紛れるならと何度も撫でると、
「後は私がしますので、お二人とも部屋に戻って下さい」
アイリスさんに、看病の邪魔だとやんわりと追い出された。
ご主人様と寝室に戻りながらマーカスが心配で何度も振り返る。
本当に大丈夫? あんな状態のマーカスを見た後では落ち着かない。
「熱が下がらなかったら、医者を呼ぶから」
その言葉にコクリと頷く。いつも元気にしているから、ああいう姿を見ると不安になる。まだ子供だもの。
(私も何か役に立てればいいんだけど……)
**
余り眠らないうちに夜が明けて医者が来た。同席したかったが、ペットは面会禁止だと言われて私だけ外に追い出された。
(私だってマーカスが心配なのに……)
ザブマギウムだと言っても猫にしか見えないし、悔しいが仕方なく引き下がるしかない。マーカスの部屋の前でウロウロと診断が終わるのを待っていたが、アイリスさんに時間が掛かるからと執務室で待つように言われた。何だか体良く追い払われた気がする。
(長いなー。いつ終わるんだろう)
待ちきれずにマーカスの所へ行った。でも……。自分の両手を見る。猫の手だ。この手では何一つままならない。タオル交換さえ出来ない。マーカスが、苦しんでいるのに何も出来ない。私は役立たずだ。邪魔者だ。こんな私では部屋を追い出されても仕方ない。
私が人間だったら看病出来たのに。傍について水を飲ませたり、手を握ってあげたり、出来るのに……。
どうして私は猫なんだろう。
どうしてニャーニャーしか言えないんだろう。どうして私は人間の姿で召喚されなかったんだろう。
トボトボと引き返した。
玄関のドアの閉まる音に続いて人の話し声が聞こえる。終わった。マーカスは大丈夫なの?
窓から外を見ると、丁度 医者が馬車に乗り込むところだった。
ニックさんが見送っている。
これでマーカスの所へ行ける。
自分で様子を見ないと気が済まない。マーカスの部屋に向かった。
ドアを開けて中に入るとアイリスさんが看病している。ベッドに乗り上ると、マーカスは昨日の夜と同じで苦しそうにしている。
昨日は私を見つめてくれたのに、今日は目を開いてくれない。
(マーカス……)
大急ぎで帰ってきたが、そのことを伝えられないでいた。
「ニャーウ?…………マーカス! マーカスのことだね」
(そう。そうだよ)
コクコクと頷く。通じた。これで大丈夫。すると、途端にご主人様の態度が一変する。
「マーカスが どうしたんだ?」
厳しい顔に、私が来たことの重要性が分かったようだ。
"草で怪我をしたの。早く助けに行って"と 言いたいが、そこまでは無理だ。とにかく 連れて行こう。
ご主人様の袖を咥えて引っ張る。
「分かった。ついて行くよ。案内してくれ」
しかし、サッと立ち上って出て行こうとするご主人様をニックさんが引き止めた。
「ご主人様」
「リサが一人で帰って来たんだ。マーカスに何かあったに違ない」
その言葉にニックさんもハッとしたように立ち上がる。
***
ご主人様が執務室を出ると、
「準備して来るから玄関で待ってて」と言い残して何処かへ行ってしまった。
早く、早く。何をしているのよ。
今は一刻も争うのに。脳裏に別れたときのマーカスの姿が浮かぶ。
(大丈夫。大丈夫。間に合う)
玄関をウロウロしながら待っていると、服を着替えたご主人様が救急箱のような物を持ってやって来た。続いてニックさんが毛布のような物を背負ってやって来た。
ご主人様と同じく登山に行くみたいな格好だ。二人ともブーツに手袋をしている。
「リサ。案内してくれ」
分かったと頷くとマーカスの元へ向かって駆け出す。
マーカス今、助けに行くからね。
**
「マーカス!」
「お坊ちゃま!」
現場に戻るとマーカスが苦しそうに体を丸めている。まだ息がある。良かった。死んでなかった。体調が悪化しているのではと心配したが 大丈夫そうだ。
「やはり、セージ草にやられたようだ」
二人がマーカスの側に跪くと応急処置が始まった。転んで手をついた拍子に、草で擦ったらしく患部が酷く腫れていた。
(痛そうだ……)
何も出来ない私は治療されているマーカスの周りをグルグル回るこてしか出来ない。
擦れたところに水を掛けられ軟膏を塗らてれ包帯を巻かれた。
お父さんが来たというのに目も開けない。それだけ、苦しいんだ。顔色も悪いままで、何をされても反応がない。
(擦っただけなのに、こんなに酷い状態になるなんて……恐ろしい草だ)
最後に薬を飲まされた。それが終わると、ご主人様がマーカスを背負って走り出す。
「戻るぞ!」
「はい」
『にゃ』
その後ろをニックさんと私の二人でついて行く。
一緒に帰って来たが、汚れているからとアイリスさんに私だけ お風呂場に連れられて、別々になってしまった。 頭では分かっていてもなんだか 差別されたような気になる。
やっと、マーカスの部屋に行った時には、既に眠っていた。 顔色も元に戻ったし 呼吸がさっきよりは辛そうじゃない。
これで一安心かな。ホッとした。
頑張ったねとマーカスの頭を前肢で撫でる。
(早く元気になってね)
***
複数のバタバタと急いでいる足音に目を覚ました。辺りはまだ暗い。何事だろう?
ムクリと起き上がると耳を澄ます。今度は足音が帰ってくる。
音の方角からしてマーカスとの部屋を往復している。
マーカスに何かあったのかもしれない。隣を見るといつも一緒に寝ているご主人様の姿も無い。
(寝る前に見たときは大丈夫そうだったのに……)
様子を見に行こうとベッドを下りて外に出る。廊下に水の雫の痕が残っている。それとクスリの臭い。その事が不安を煽る。
行かなくちゃ!
タッ、タッ、タッとマーカスの部屋に向かっていると途中でアイリスさんとすれ違った。動揺しているのか 私に気づいてない。
何時もの余裕が無くなっている。これは一大事だ。
マーカスの部屋のドアが開いている。中を覗くと強張った顔で ご主人様がマーカスの額のタオルを交換していた。
付きっきりで看病していたんだ。包帯の巻かれたマーカスの手がパンパンに腫れ上っている。どうやら、毒のせいで熱を出しているみたいだ。
(解毒が上手く行かなかったんだろうか?)
邪魔にならないようにベッドに飛び乗ってマーカスの顔を覘き込む。顔が赤い。熱のせいか息苦しそうだ。
ああ、可哀想に……。こんな小さな体で病気になるなんて。
私に気付いたご主人様が私を下ろそうと身を乗り出した。
「大丈夫だから、心配ない」
しかし、その前にマーカスが目を覚ました。熱で目が潤んでいる。
その目が私を捉える。
「……来てく……れたん……だ……」
こっちは心配しているのに、嬉しそうにマーカスが口を緩める。
熱に浮かされている?
驚いて前肢を額に押し付けた。
夏の日のアスファルト並に熱い。
四十度はある。
「はぁ~」
マーカスが気持ち良さそうに溜め息をつくと目を閉じだ。
……肉球が冷たかったらしい。
「う……れし……い……よ……」
喋るな、おとなしくしてろと、マーカスの肩に前肢を置く。
すると、更に嬉しそうにする。
そんな顔するの反則だよ。胸が苦しくなる。私は 何もしてないのに……。
「リ……サ……」
まったく、喋るんじゃない。首を振って止める。無駄に体力を使って欲しくない。
こんな状態なのに病院に行かなくて大丈夫なんだろうか?
不安になって耳が倒れる。
すると、ひょいっと抱き上げられた。見上げるとご主人様だった。いつもと違ってご主人様も元気がない。私だって自分の事以上に心配なんだから、ご主人様からしたらそれ以上に心配で辛いだろう。
私の体を撫でながら笑みを浮かべるが どこか硬い。
「心配しなくて良い。明日の朝には元気になってる」
そう言う割には眉間に皺が寄っている。私じゃ無く自分に言い聞かせているみたいだ。
たった一人の子供だもの。
心配なのは当たり前だ。
ひょいと二本足で立ち上がると、
ご主人様の頭を撫でる。
すると、驚いたように一瞬止まったが、強請るように私に頭を向けて来た。少しでも、それで気が紛れるならと何度も撫でると、
「後は私がしますので、お二人とも部屋に戻って下さい」
アイリスさんに、看病の邪魔だとやんわりと追い出された。
ご主人様と寝室に戻りながらマーカスが心配で何度も振り返る。
本当に大丈夫? あんな状態のマーカスを見た後では落ち着かない。
「熱が下がらなかったら、医者を呼ぶから」
その言葉にコクリと頷く。いつも元気にしているから、ああいう姿を見ると不安になる。まだ子供だもの。
(私も何か役に立てればいいんだけど……)
**
余り眠らないうちに夜が明けて医者が来た。同席したかったが、ペットは面会禁止だと言われて私だけ外に追い出された。
(私だってマーカスが心配なのに……)
ザブマギウムだと言っても猫にしか見えないし、悔しいが仕方なく引き下がるしかない。マーカスの部屋の前でウロウロと診断が終わるのを待っていたが、アイリスさんに時間が掛かるからと執務室で待つように言われた。何だか体良く追い払われた気がする。
(長いなー。いつ終わるんだろう)
待ちきれずにマーカスの所へ行った。でも……。自分の両手を見る。猫の手だ。この手では何一つままならない。タオル交換さえ出来ない。マーカスが、苦しんでいるのに何も出来ない。私は役立たずだ。邪魔者だ。こんな私では部屋を追い出されても仕方ない。
私が人間だったら看病出来たのに。傍について水を飲ませたり、手を握ってあげたり、出来るのに……。
どうして私は猫なんだろう。
どうしてニャーニャーしか言えないんだろう。どうして私は人間の姿で召喚されなかったんだろう。
トボトボと引き返した。
玄関のドアの閉まる音に続いて人の話し声が聞こえる。終わった。マーカスは大丈夫なの?
窓から外を見ると、丁度 医者が馬車に乗り込むところだった。
ニックさんが見送っている。
これでマーカスの所へ行ける。
自分で様子を見ないと気が済まない。マーカスの部屋に向かった。
ドアを開けて中に入るとアイリスさんが看病している。ベッドに乗り上ると、マーカスは昨日の夜と同じで苦しそうにしている。
昨日は私を見つめてくれたのに、今日は目を開いてくれない。
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