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番外編
初夜?③*
しおりを挟む恋人とお風呂でラブラブイベントなんて、ゲームならおいしいシチュエーションだと思う。だがしかし、現実は恥ずかしくて軽く死ねる。安らかに某セントバーナードと空に召されかけるぞ、コンチクショウー!!
ああ、本日何度目かの現実逃避か…。数えるのは疲れるからやめました。
実況しますと只今狭い浴槽に野郎二人で入ってます。背後から吉良に抱きかかえられるようなかたちで俺は座っております。背中から伝わる体温と耳朶に感じる息遣いだけで悶え死にそうです。
「凪沙可愛い。首まで真っ赤」
「ひゃっ」
うなじに滑った何かが掠め、思わず体が竦み情けない声がでた。咄嗟に舐められた箇所に手を当てたが意味はない。
みっ、耳元でくすくす笑うなバカっ。ううっ(泣)
俺は健全?なギャルゲーの主人公であってR18指定の主人公じゃないんだよ。くそう、我ながら涙目だ。なんでお前は余裕そうなんだよ。さっきまでのヘタレはどうした!?
調子に乗った吉良の手が胸元や腰を撫で回し、その度に自分の体が意志に反してピクリと揺れてしまう。
「っ、んんっ、…あっ!?」
不埒な手から与えられる快感の波に唇を噛みしめ耐えていると、僅かに浮いた腰から下に指が入り込み、双丘の奥へと滑り込んだ。
「ちょ、吉良」
「ここほぐさないと、凪沙に負担がかかるから」
「まっ、て、ぅんん!!!」
自分で試した時の痛みを思い出し、制するため振り返ったが続きは吉良の唇に吸い取られた。その行為に気を取られた隙に指が根元まで秘所に突き入れられる。
痛みもさることながら異物感が半端ない。加えて隙間からお湯が中に入ってくるもんだから、たまったものじゃない。
「やっ、吉良そこやだっ、抜いて」
自分でも驚くほど弱々しい口調だったがそんな事に構っていられない。指一本でこれなら吉良のなんか入れられたら…。
恐怖に強張る身体を吉良が宥めるように撫でさするけど、指は一向に抜く気配はない。何かを探るように内壁をゆるゆるうごめかせる。
「玩具で慣らすことも考えたんだけど、やっぱり最初は全部オレ手でしたくて。風呂でなら少しは楽かと…」
「あァっ!」
「ここか」
吉良の指がある一点を掠め瞬間、あられのない高く甘い声が自分の口から出てしまった。自分が出したとは思えず驚きに固まる俺を余所に、吉良が嬉しそうに呟いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中途半端ですが、一端ここで切ります。
なんでだろう本番が遠い…。
そして前回から間を置きすぎて、スライディング土下座m(_ _)m
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