1 / 4
プロローグ
00
しおりを挟む
「…っ…」
「はやく、出せよ。」
相手に押されて倒れた拍子に後ろの壁にぶつかった。
痛い。
相手は3人。
力も技術もない僕には、到底喧嘩で勝てっこない。
「あ?聞いてんのか?」
ゴスっという鈍い音が聞こえ、それと同時に鈍い痛みが横っ腹にくる。その衝撃で僕は、咳き込みながら蹴られたところを守るように押さえる。
「はやく、金出せって言ってんだよ。」
「…無い…です。」
僕は縮こまりながら相手にそう伝えると、相手の顔が歪む。
「は?今日中に10万用意しろって言ってたよな?」
「ほ、本当に…無いんです。」
そう言ったのを合図に相手は僕の顔を力の限りに殴った。
そこで、僕は意識を手放した。
……………………………
「…龍くんはいい子だねぇ。」
「本当、そんだな。」
僕のことを育ててくれたおじいちゃんとおばあちゃんが僕のことを撫でてくれる。二人が撫でてくれている手の中にいるのは小さい頃の僕だ。
「本当に!じゃあ、ともだちもいっぱーいできるかな??」
「そうだねぇ。きっと出来るよ。」
おばあちゃん、ごめんなさい。
僕はいい子じゃないのかも知れません。
だって、1人も友達が出来ないもん。
それどころか、クラスでは腫れ物扱いです。何をしたわけじゃないのに。みんな、僕のことを避けてます。
僕と関わると相手までいじめられるから。
「…でもね、龍くん。よくお聞き…。」
おばあちゃんが何かを言いかけてるところでおばあちゃんの声が聞こえなくなっていく。
代わりに、誰かが僕のことを呼んでいる。
「…くん。…宮くん。一之宮くん!」
「…ぅっ…。先生?」
「良かった。大丈夫?」
目の前には、養護の先生である秋田七羽先生がいる。ということは、ここは保健室なのだろう。
「…大丈夫です。もう、そろそろ帰るんで大丈夫ですよ。」
ふと、時計を見るともう6時半だった。
「あら、そう…。」
明らかな先生のホッとした姿を目の前にすると少し嫌になる。
どうせ、先生が僕のことをクラスの人と同じ目で見ていることはわかっている。
僕は立ち上がり、保健室をあとにした。
なんとなく、家に帰る気になれず学校の最寄り駅の近くをうろちょろしていると目の前に何か落ちていることに気がついた。
スマホだ。
一瞬、無視しようかと思ったが誰かが困っていると思うと気が引けて拾ってしまった。
交番に届ければいいだろうと思い、歩き始めたと同時にスマホがブーブーという音を鳴らした。僕はびっくりして手が当たり、その電話を取ってしまった。
今更、切るわけにもいかずどうしようと考えているとスマホから声がした。
『あの、すみません…。』
男の人の声だが、とても綺麗な声をしている。
「……あ、はい。このスマホの持ち主の人ですか?」
『はい。良かったら今いる場所を教えてもらえますか、そちらに向かうので。』
綺麗な声の人にそう言われて、僕は今いる場所を教えた。
十分も経たないくらいに僕の元に男の人がやってきた。
綺麗な声が似合う、それまた綺麗な顔立ちの人だった。
「ありがとうございます。…あれ、君は…。」
「えっと…どこかで出会いましたか?」
僕のことを見て、少し目を細めた男の人に僕はスマホを渡す。
「…いえ、私は、神谷葵です。また、明日。会いましょう。」
それだけを言い残して男の人、もとい、神谷さんは去っていった。
「結局、誰だったんだろ…。」
よく分からない人だなと思いながら僕は家に帰った。
「今日から、教育実習生として神谷葵君がこの学校にやって来ました。神谷くん、自己紹介をお願いします。」
「はい、今日から一週間。皆さんと一緒に勉強することになりました。神谷葵です。担当教科は体育です。短い間ですが、よろしくお願いします。」
神谷さんがペコッと会釈をした。そして、僕を見つけるとふっと微笑み、手を振った。
それだけでクラスのみんなから注目を浴びる。そして、ザワザワと周りが騒ぎ始める。やめてくれ。やめてくれ。やめてくれ!
僕はスっと目線を逸らした。
そして、何も考えないようにと目を閉じた。
その間も周りはザワザワとしていた。
「一之宮、来い。」
「…はい。」
昨日僕のことを呼び出したいじめっ子達が僕を教室から引きずり出した。
多分、金だろう。
金は無い。でも、結末はどうなろうと同じなら付いていったほうが楽だ。
「おい、10万。まだかよ。」
「…ご、めんなさい。本当に、無いんです。」
「……じゃあ、神谷から取ってこいよ。お前、知り合いなんだろ?」
いじめっ子達の顔が汚く歪む。
「知り合いじゃないです…。昨日、顔を合わしただけで…。本当に…。」
「は?じゃあ、お前みたいなクズ虫に手なんか振るか?」
髪を掴まれ、引っ張られる。
痛い。
「こいつ、身体でも売ってるんじゃん?それで、神谷に出会ったとか。」
「あー、こいつも神谷もホモってことか。」
「きっしょ。どうりで友達も彼女も出来ないクズ虫だわ。」
倒れた僕の横っ腹にリーダー格の男が椅子替わりと言わんばかりに座られる。そこは、昨日蹴られたところで激痛が走る。
痛い。
僕が、何をしただろうか。
そんなに、悪いことをしたのだろうか。
死にたい。
「…おい!そこで何をやってるんだ!」
突然、男の人の声が聞こえた。
「おい、お前ら!逃げるぞ!!」
いじめっ子達はそう言ってダッシュでその場から立ち去った。
「…大丈夫ですか?」
「…大丈夫です、いつもの事ですから。」
僕のことを助けてくれたのは神谷さん……神谷先生だった。
「…本当ですか?」
立ち去ろうとする僕の腕を掴み、神谷先生はそう言う。
「会った時から思っていました。傷だらけだし、制服は不自然に汚れているし。誰が見たって君はいじめられている。って言われますよ。」
そんなこと、僕自身が一番分かってる。
「…私は、君の味方ですよ。どうか、私を頼っていただけませんか。」
「…僕だって…僕だって!好きでこんな状態でいる訳じゃない!!友達だって欲しいし、いじめられずに学校生活を送りたい!家族だって…。」
ここまで言うと僕の意思とは関係なく涙がこぼれて出てきた。
「味方とか味方じゃないとかしらない。でも、僕は誰も信じられない。例え、先生が味方だって言ったとしても、どうせ、すぐみんな僕の周りからいなくなるんだ!」
そう言って僕は、走り去った。
「…私は、いつまでも君のそばにいますよ。龍心…。」
「…身体重たい…。」
家に帰ると体の重たさに耐えきれずベッドにダイブする。
風邪をひいてしまったかもしれない。
でも、僕のことを看病してくれる人なんていないのは分かりきったことだ。
すると、また涙が出てきた。
ダメだ。涙腺が緩んできた。
「…月くんに…会いたいな。」
今は亡き、双子の兄のことを思い出す。僕の家族であり、唯一の味方。
「本当に、会いたいですか?」
誰もいないはずの部屋から声が聞こえてびっくりして起き上がる。
「…こんばんわ。」
そこには、神谷先生がいた。
「な、な、なんで。」
びっくりしすぎて後ずさりをすると神谷先生はいつものようにニコッと微笑んだ。
「…君は、こんな世界から逃げたいと思ったことはありませんか?」
神谷先生は何も気にせず、話を続ける。
「……いつもですよ。どうせ、僕のことを愛してくれる人はいないし。」
僕は、はぁ。とため息をつき、返答した。
すると、神谷先生はもう一度ニコッと笑った。
「それじゃあ、逃げましょうか。」
あっけらかんなことを言う神谷先生をポカンとした顔で見ると神谷先生は僕の手を取った。
「私は、こちらの世界の住民ではないのです。でも、主を探しにこちらの世界へやって来たんです。…そこで、私はあなたを選びたい。信じてもらえますか?」
信じる、信じないといえば、信じないけど…
「…確かに、そういう世界。あったら楽しいよね。」
「それじゃあ、目をつぶってください。素敵な世界。連れて行ってあげますよ。」
言われた通りに目をつぶると体が引っ張られる感覚に陥り、その次に浮遊感を感じた。
「もう、目を開けて大丈夫ですよ。」
そーっと目を開けるとそこには大草原と青い空。でも、日本ではない風景。すごい、綺麗だ。
「龍心様。」
そう言われて、ふと神谷先生の方へ向くと衝撃を受ける。
真っ黒な髪から緑の髪に。
真っ黒な目から真っ赤な目に。
そして、とんがった耳。
「え、あ。…神谷先生?」
「ええ。私はエルフ。敬語ではなくてよろしいのですよ。そして、葵と呼んでください。主様。」
「あ、えーっと…うん。よろしく。葵。」
「はい、よろしくお願いします。龍心様。」
ニコッと微笑まれて、もう何も言い返せなくなる。葵の微笑みには何か不思議な力があるのではないかと思うくらい綺麗だった。
そして、ここから僕の第2の人生が始まった。
「はやく、出せよ。」
相手に押されて倒れた拍子に後ろの壁にぶつかった。
痛い。
相手は3人。
力も技術もない僕には、到底喧嘩で勝てっこない。
「あ?聞いてんのか?」
ゴスっという鈍い音が聞こえ、それと同時に鈍い痛みが横っ腹にくる。その衝撃で僕は、咳き込みながら蹴られたところを守るように押さえる。
「はやく、金出せって言ってんだよ。」
「…無い…です。」
僕は縮こまりながら相手にそう伝えると、相手の顔が歪む。
「は?今日中に10万用意しろって言ってたよな?」
「ほ、本当に…無いんです。」
そう言ったのを合図に相手は僕の顔を力の限りに殴った。
そこで、僕は意識を手放した。
……………………………
「…龍くんはいい子だねぇ。」
「本当、そんだな。」
僕のことを育ててくれたおじいちゃんとおばあちゃんが僕のことを撫でてくれる。二人が撫でてくれている手の中にいるのは小さい頃の僕だ。
「本当に!じゃあ、ともだちもいっぱーいできるかな??」
「そうだねぇ。きっと出来るよ。」
おばあちゃん、ごめんなさい。
僕はいい子じゃないのかも知れません。
だって、1人も友達が出来ないもん。
それどころか、クラスでは腫れ物扱いです。何をしたわけじゃないのに。みんな、僕のことを避けてます。
僕と関わると相手までいじめられるから。
「…でもね、龍くん。よくお聞き…。」
おばあちゃんが何かを言いかけてるところでおばあちゃんの声が聞こえなくなっていく。
代わりに、誰かが僕のことを呼んでいる。
「…くん。…宮くん。一之宮くん!」
「…ぅっ…。先生?」
「良かった。大丈夫?」
目の前には、養護の先生である秋田七羽先生がいる。ということは、ここは保健室なのだろう。
「…大丈夫です。もう、そろそろ帰るんで大丈夫ですよ。」
ふと、時計を見るともう6時半だった。
「あら、そう…。」
明らかな先生のホッとした姿を目の前にすると少し嫌になる。
どうせ、先生が僕のことをクラスの人と同じ目で見ていることはわかっている。
僕は立ち上がり、保健室をあとにした。
なんとなく、家に帰る気になれず学校の最寄り駅の近くをうろちょろしていると目の前に何か落ちていることに気がついた。
スマホだ。
一瞬、無視しようかと思ったが誰かが困っていると思うと気が引けて拾ってしまった。
交番に届ければいいだろうと思い、歩き始めたと同時にスマホがブーブーという音を鳴らした。僕はびっくりして手が当たり、その電話を取ってしまった。
今更、切るわけにもいかずどうしようと考えているとスマホから声がした。
『あの、すみません…。』
男の人の声だが、とても綺麗な声をしている。
「……あ、はい。このスマホの持ち主の人ですか?」
『はい。良かったら今いる場所を教えてもらえますか、そちらに向かうので。』
綺麗な声の人にそう言われて、僕は今いる場所を教えた。
十分も経たないくらいに僕の元に男の人がやってきた。
綺麗な声が似合う、それまた綺麗な顔立ちの人だった。
「ありがとうございます。…あれ、君は…。」
「えっと…どこかで出会いましたか?」
僕のことを見て、少し目を細めた男の人に僕はスマホを渡す。
「…いえ、私は、神谷葵です。また、明日。会いましょう。」
それだけを言い残して男の人、もとい、神谷さんは去っていった。
「結局、誰だったんだろ…。」
よく分からない人だなと思いながら僕は家に帰った。
「今日から、教育実習生として神谷葵君がこの学校にやって来ました。神谷くん、自己紹介をお願いします。」
「はい、今日から一週間。皆さんと一緒に勉強することになりました。神谷葵です。担当教科は体育です。短い間ですが、よろしくお願いします。」
神谷さんがペコッと会釈をした。そして、僕を見つけるとふっと微笑み、手を振った。
それだけでクラスのみんなから注目を浴びる。そして、ザワザワと周りが騒ぎ始める。やめてくれ。やめてくれ。やめてくれ!
僕はスっと目線を逸らした。
そして、何も考えないようにと目を閉じた。
その間も周りはザワザワとしていた。
「一之宮、来い。」
「…はい。」
昨日僕のことを呼び出したいじめっ子達が僕を教室から引きずり出した。
多分、金だろう。
金は無い。でも、結末はどうなろうと同じなら付いていったほうが楽だ。
「おい、10万。まだかよ。」
「…ご、めんなさい。本当に、無いんです。」
「……じゃあ、神谷から取ってこいよ。お前、知り合いなんだろ?」
いじめっ子達の顔が汚く歪む。
「知り合いじゃないです…。昨日、顔を合わしただけで…。本当に…。」
「は?じゃあ、お前みたいなクズ虫に手なんか振るか?」
髪を掴まれ、引っ張られる。
痛い。
「こいつ、身体でも売ってるんじゃん?それで、神谷に出会ったとか。」
「あー、こいつも神谷もホモってことか。」
「きっしょ。どうりで友達も彼女も出来ないクズ虫だわ。」
倒れた僕の横っ腹にリーダー格の男が椅子替わりと言わんばかりに座られる。そこは、昨日蹴られたところで激痛が走る。
痛い。
僕が、何をしただろうか。
そんなに、悪いことをしたのだろうか。
死にたい。
「…おい!そこで何をやってるんだ!」
突然、男の人の声が聞こえた。
「おい、お前ら!逃げるぞ!!」
いじめっ子達はそう言ってダッシュでその場から立ち去った。
「…大丈夫ですか?」
「…大丈夫です、いつもの事ですから。」
僕のことを助けてくれたのは神谷さん……神谷先生だった。
「…本当ですか?」
立ち去ろうとする僕の腕を掴み、神谷先生はそう言う。
「会った時から思っていました。傷だらけだし、制服は不自然に汚れているし。誰が見たって君はいじめられている。って言われますよ。」
そんなこと、僕自身が一番分かってる。
「…私は、君の味方ですよ。どうか、私を頼っていただけませんか。」
「…僕だって…僕だって!好きでこんな状態でいる訳じゃない!!友達だって欲しいし、いじめられずに学校生活を送りたい!家族だって…。」
ここまで言うと僕の意思とは関係なく涙がこぼれて出てきた。
「味方とか味方じゃないとかしらない。でも、僕は誰も信じられない。例え、先生が味方だって言ったとしても、どうせ、すぐみんな僕の周りからいなくなるんだ!」
そう言って僕は、走り去った。
「…私は、いつまでも君のそばにいますよ。龍心…。」
「…身体重たい…。」
家に帰ると体の重たさに耐えきれずベッドにダイブする。
風邪をひいてしまったかもしれない。
でも、僕のことを看病してくれる人なんていないのは分かりきったことだ。
すると、また涙が出てきた。
ダメだ。涙腺が緩んできた。
「…月くんに…会いたいな。」
今は亡き、双子の兄のことを思い出す。僕の家族であり、唯一の味方。
「本当に、会いたいですか?」
誰もいないはずの部屋から声が聞こえてびっくりして起き上がる。
「…こんばんわ。」
そこには、神谷先生がいた。
「な、な、なんで。」
びっくりしすぎて後ずさりをすると神谷先生はいつものようにニコッと微笑んだ。
「…君は、こんな世界から逃げたいと思ったことはありませんか?」
神谷先生は何も気にせず、話を続ける。
「……いつもですよ。どうせ、僕のことを愛してくれる人はいないし。」
僕は、はぁ。とため息をつき、返答した。
すると、神谷先生はもう一度ニコッと笑った。
「それじゃあ、逃げましょうか。」
あっけらかんなことを言う神谷先生をポカンとした顔で見ると神谷先生は僕の手を取った。
「私は、こちらの世界の住民ではないのです。でも、主を探しにこちらの世界へやって来たんです。…そこで、私はあなたを選びたい。信じてもらえますか?」
信じる、信じないといえば、信じないけど…
「…確かに、そういう世界。あったら楽しいよね。」
「それじゃあ、目をつぶってください。素敵な世界。連れて行ってあげますよ。」
言われた通りに目をつぶると体が引っ張られる感覚に陥り、その次に浮遊感を感じた。
「もう、目を開けて大丈夫ですよ。」
そーっと目を開けるとそこには大草原と青い空。でも、日本ではない風景。すごい、綺麗だ。
「龍心様。」
そう言われて、ふと神谷先生の方へ向くと衝撃を受ける。
真っ黒な髪から緑の髪に。
真っ黒な目から真っ赤な目に。
そして、とんがった耳。
「え、あ。…神谷先生?」
「ええ。私はエルフ。敬語ではなくてよろしいのですよ。そして、葵と呼んでください。主様。」
「あ、えーっと…うん。よろしく。葵。」
「はい、よろしくお願いします。龍心様。」
ニコッと微笑まれて、もう何も言い返せなくなる。葵の微笑みには何か不思議な力があるのではないかと思うくらい綺麗だった。
そして、ここから僕の第2の人生が始まった。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうぞ添い遂げてください
あんど もあ
ファンタジー
スカーレット・クリムゾン侯爵令嬢は、王立学園の卒業パーティーで婚約もしていない王子から婚約破棄を宣言される。さらには、火山の噴火の生贄になるように命じられ……。
ちょっと残酷な要素があるのでR 15です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる