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ストレプトカーパスの花
59.ハナキリン*
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初めて会った時みたいに俯いて、肩を小さくして独白を続ける主税がいじらしくて、たまらなくなってキスをした。
一度そうしてしまうと我慢できなくて、角度を変えて何度も口付ける。乾いていた唇が湿ってくるまで貪ってからゆっくり唇を離すと、主税が泣きそうな顔で俺を見ていた。
「…これは、どういう意味…?」
上擦った声で問いかけられる。不安げに揺れて、その奥にほんの少しだけ期待がちらつく瞳が俺の目を見つめる。
緩めたネクタイから覗く首筋と乱れて少しだけ額に掛かった前髪。それがどうしようもなく色っぽい。
そういう意味に決まってるだろ。
焦れてもう一度キスすると主税の手が俺の頬に添えられた。酒が入ってるせいだろう、すごく熱い。
名残惜し気に唇を離すと、ちゅ、と濡れた音がした。
「…そういう意味」
いや、駄目だな。こんなんじゃちゃんと伝えられない。ちゃんと伝えなきゃ。
添えられた熱い手に自分の手を重ねて、頬を摺り付ける。
「俺も、主税が好きだ」
見つめた主税は苦しそうに顔を歪めて、きゅっと唇を引き結んだ。
「…いろいろ、聞きたいことはある。けど、今は」
その唇が少し緩んで、遠慮がちに、ほんの少し触れるだけのキスをされた。
「もっと、キスしたい」
どちらからともなく、口付けて、貪った。
「ん、ふ、はふ…」
濡れた音と声が漏れる。混ざり合った唾液が口の端から零れた。
主税をソファの背もたれに押し付けて膝の上に跨ってジャケットを脱ぐ。ソファに掛けてネクタイを外す。
その様子を戸惑ったように見上げながら主税は少しだけ唇を離した。
「…いいの?」
ここまで来て、いいのもくそもあるかよ。
もうこっちはその気になってるんだ。
答えるようにもう一度キスすると、ぎゅっと抱きしめられて首筋を優しく吸われる。
主税は少し立ち上がるようにして俺を膝から降ろして、そのまま位置を変えるように俺をソファに座らせた。
「酔ってるから、上手くできるかわからない」
それでも構わない。
アンタがどうやら童貞じゃなさそうなのも薄々勘付いてる。それにもうそんな事どうでもいい。身体を繋げたい。肌の温もりを直接感じたい。
「いいから、はやく…」
首に腕を回して強請ると、主税はまた俺にキスをした。
遠慮がちに唇を舐められて、招き入れるように口を開けると熱い舌が入り込んでくる。
舌と舌を絡めて、時折優しく甘噛みされて背筋がぞくんと粟立った。
とろとろと溢れる唾液が妙に甘く感じて、ずっと味わっていたいと思う。ちゅう、と吸うと主税の舌が少し強張った。
「薫くん、可愛い…」
ほんの少しだけ離れた唇が小さく囁く。
それから、ちゅ、ちゅ、と軽いキスを繰り返しながら、主税は俺のシャツのボタンに手を掛けた。少し震える手で苦戦しながら小さなボタンを外していく。
自分だけ乱されていくのが恥ずかしくて、肩に手を滑らせて促すと、主税は身体を起こしてもどかし気にジャケットとベストを脱いだ。ソファに掛けて、緩めていたネクタイも解いてしまう。
その間も俺を見つめる目は逸らされなくて、熱っぽい視線に体温が上がっていくのを感じた。
一度そうしてしまうと我慢できなくて、角度を変えて何度も口付ける。乾いていた唇が湿ってくるまで貪ってからゆっくり唇を離すと、主税が泣きそうな顔で俺を見ていた。
「…これは、どういう意味…?」
上擦った声で問いかけられる。不安げに揺れて、その奥にほんの少しだけ期待がちらつく瞳が俺の目を見つめる。
緩めたネクタイから覗く首筋と乱れて少しだけ額に掛かった前髪。それがどうしようもなく色っぽい。
そういう意味に決まってるだろ。
焦れてもう一度キスすると主税の手が俺の頬に添えられた。酒が入ってるせいだろう、すごく熱い。
名残惜し気に唇を離すと、ちゅ、と濡れた音がした。
「…そういう意味」
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添えられた熱い手に自分の手を重ねて、頬を摺り付ける。
「俺も、主税が好きだ」
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「…いろいろ、聞きたいことはある。けど、今は」
その唇が少し緩んで、遠慮がちに、ほんの少し触れるだけのキスをされた。
「もっと、キスしたい」
どちらからともなく、口付けて、貪った。
「ん、ふ、はふ…」
濡れた音と声が漏れる。混ざり合った唾液が口の端から零れた。
主税をソファの背もたれに押し付けて膝の上に跨ってジャケットを脱ぐ。ソファに掛けてネクタイを外す。
その様子を戸惑ったように見上げながら主税は少しだけ唇を離した。
「…いいの?」
ここまで来て、いいのもくそもあるかよ。
もうこっちはその気になってるんだ。
答えるようにもう一度キスすると、ぎゅっと抱きしめられて首筋を優しく吸われる。
主税は少し立ち上がるようにして俺を膝から降ろして、そのまま位置を変えるように俺をソファに座らせた。
「酔ってるから、上手くできるかわからない」
それでも構わない。
アンタがどうやら童貞じゃなさそうなのも薄々勘付いてる。それにもうそんな事どうでもいい。身体を繋げたい。肌の温もりを直接感じたい。
「いいから、はやく…」
首に腕を回して強請ると、主税はまた俺にキスをした。
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それから、ちゅ、ちゅ、と軽いキスを繰り返しながら、主税は俺のシャツのボタンに手を掛けた。少し震える手で苦戦しながら小さなボタンを外していく。
自分だけ乱されていくのが恥ずかしくて、肩に手を滑らせて促すと、主税は身体を起こしてもどかし気にジャケットとベストを脱いだ。ソファに掛けて、緩めていたネクタイも解いてしまう。
その間も俺を見つめる目は逸らされなくて、熱っぽい視線に体温が上がっていくのを感じた。
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