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鉄と蒸気の国、マキナガルド
オモイカネ
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翌朝、フカフカのベッドの上で目が覚めた。寝ぼけ眼で小学生の頃から使っている漫画雑誌付録の置き時計を探す程の心地よさだ。
そして丁度良く部屋のドアがノックされ、ルームサービスが朝食を運んでくる。今日は糸状の海藻に添えられた一口サイズの小さな鳥の丸焼きと、モチモチとしたナンのような無発酵パン。サンドイッチにして食べると…んー海藻と鳥の内臓が臭くて味は微妙。だがまぁ下層で廃液すするよりはマシだ。
部屋の隅に置いてある冷蔵庫はかなり原始的でただ鉄の箱に氷を詰めただけの代物だが、その粗さが水筒に詰められた水を余計に旨くさせる。ついでに一緒に冷やされていたマンゴーのような果物も齧れば、つい昨日までマキナ人の汚物を汗水垂らしながらモップがけをしていたのが嘘のように思える。
あまり豊かな文化が無い世界だが、流石に神が動かす組織の賓客ともなれば文句の出ようがない待遇をしてくれる。
俺の清掃員として働きながら情報を外国人資本家に売るという生活には限界があった。
一つは三日という臨時雇用の期限の限界。ロキから提示されたのは1週間だから四日ほど足りないし、同じ様にゴーレムを壊す事を繰り返すのはリスクが高過ぎた。
もう一つは収入の限界だ。清掃員の仕事では金は貰えない契約だし、外国人資本家から貰う情報料は貴金属か彼らが使う自国の通貨で支払われる。上層では貨幣の存在が無く、下層でも水を貨幣とするような実験段階だ。この国でまともな寝床や食料と交換できる価値はそれらにはない。
となれば、俺はどうにかしてこの情報と寝床や食糧を直接マキナガルド内で交換してくれる人物を見つける必要があった。だが、いくら金持ちでもビジネスの情報一つでそこまで面倒見てくれる人間は中々いない。そこで目をつけたのが神、デウス・エクス・マキナだ。
彼やその直属機関なら何に換えてもレジスタンスの情報を欲しがるはず。むしろ国内の通貨が存在しない以上は相手が要求する物をそのまま呑むしかないのだ。今の俺にとってこれほど好都合な買い手はいない。
かくして、ブリッツにロキとの約束の日までの住食を要求し、今に至るという事だ。
まぁ…KGBよろしく尋問とかされる可能性がない事も無かったから、上手くいって良かったと思っているんだけど。
ロキと別れてから六日目、ブリッツから部屋を提供されて三日目。
その日の外は慌ただしかった。居場所を突き止めたデウスの軍隊がレジスタンスのアジトに向かっているらしい。大通りを工場機械の様に一糸乱れぬ足取りで重厚な装備を纏ったマキナ人が行進している。
これから下層では俺が提供した情報のせいで多くのマキナ人が殺されるのだろう。彼らに恨みがあるわけではない。だが思い入れも無い。所詮俺は異世界人、数日後には別世界に行くんだからこの世界がどうなろうと関係の無い話だ。
俺は何かから隠れるようにカーテンを閉じた。
夕方、ブリッツが部屋に訪れて来た。彼はいつも通り男型のゴーレムを連れており、玄関に立つなり深々頭を下げた。
「貴公の協力、感謝する。貴公の提供してくれたレジスタンスのアジトと未知の奇術の情報、今宵の勝利に大に役にたった」
どうやら今朝方の行進から半日も経たずして殲滅作戦は終えたようだ。せめて俺がマキナガルドを出た後ぐらいまでは抵抗して欲しかったなぁ…。
「この貢献に礼を言いたいとデウス様がお呼びになられている。神域までご同行願いたい」
ほぉ、神様直々に呼び出しか。コレは光栄なこった。このままこの国の官職につかないか?とか提案されたりして。
「分かった、向かうよ」
二つ返事で俺は爪先を外へと向けた。
これまでのイメージだと、デウスは神というより世界を統治する最高権力を持ったAIという感じだ。人々が崇拝をしたり神託や福音を残したりと言った一般的な神のイメージとは程遠い存在だと思っていたわけだが、実際彼と会うとなると向かうのは『教会に』なるんだとか。
俺がブリッツと向かったのは歯車と鉄パイプが絡み付いた鉄製の高いビル。とても教会っぽくない外観な上に、中は中央に巨大なデウスの銅像が建っているものの天井まで吹き抜けになったただのオフィスビルのようですらあった。
ブリッツ曰く、ココにある神室という部屋の中でこの世界の国民は神から仕事やその報償を受け取るらしい。
俺もブリッツに案内され、その部屋の前までやってきた。
「中は必ず一人で入る事が義務付けられている。だからココで一通り作法を説明しよう。中には一つレバーがある。だがすぐには引かず、そこでレバーの方を向いて一回、振り向いてもう一回敬礼をしてからレバーを引け。さすればデウス様と交信する事ができる」
「分かった、レバーを引く前に前後に敬礼、ね」
ブリッツが終わった後はと言付けをしようとしたが、残念俺はもう部屋の中に入ってしまった。
部屋の中は十分広いようだがほぼ真っ暗で、レバーの柄に取り付けられたランプだけが光ってる。
なんか礼儀作法があったような気がするけど忘れたわ、すまんなブリッツ。そう思いつつ間髪入れずにレバーを引いた。
暗闇の中で歯車が擦れ合う音がする。やがて蒸気が吹き上がったかと思うと、その蒸気をスクリーンに暗闇の中から差す青い光で少女の姿が映し出された。
産業革命から一気に数段飛んだ映像技術に驚きを隠せない。
映し出された少女は旅人の様なボロマントを纏い、日本人のような彫りの浅い、だが目は大きく黒い髪を結えた可愛らしい容姿だった。教会のフロントにデカデカと屹立していた雄々しい銅像とは似ても似つかない。コイツがデウス…?
「あーあー、聞こえとるかの」
映し出されない所にある場所に手を伸ばし、音声確認をする。そしてオホンと咳払いを1つして喋り始めた。
「ワシはデウス、の知り合いじゃ。名をオモイカネと言う。今日はたまたま日本語を喋る異世界人がいるとデウスから聞いてな。翻訳がてら話をできるよう取り次いで貰ったんじゃ」
「日本人!?君も日本からの転生者なのか!」
「そうじゃ、名前もどこかで聞いた事ないかの?」
いやそんな変な名前は全然知らないけど、日本人の転生者か!ロキと出会えた時のような感動で再び胸が弾む。
そうか知らんか…と少し悲しそうにぼやくオモイカネ。
「俺はナガイ・ショート。日本の千葉県出身だ」
「…?チバケン…とは?」
と首を傾げる少女。千葉県を知らない…?いや、変な名前だしもしかしたらその地名の無い過去か未来から時間軸がズレた日本からやってきたとか、そんなパターンかもしれない。
「まぁよい、まぁよい。久し振りに同郷と出会えた事がなによりじゃ」
彼女は満面の笑みで手を叩く。なんかさー、ラノベ的には年も割りかし近い若くて可愛い女の子の登場に心沸かせたい所なんだけどさー。この子の口調や仕草が妙に年寄り臭くてなんか恋愛対象として見れないのよねー。
「ショートよ。お主何故このマキナガルドに?」
「いやぁ自分でもよく分からなくて。いきなりこの世界に飛ばされてきたんだよ。なんとか同じ転生者の人に助けられたんだけど、元いた世界は消えてて帰れないし無一文だしで大変だったよ、ホント」
「そうかそうか、それは苦労したじゃろうて。ワシも転生したての頃はいつも生活の糧をいかにして手にいられるかに苦しむから、よくわかるぞ」
彼女がうんうんと相槌を打つ、けど今なんて?転生したての頃はいつも?何言ってんだこの少女。
「じゃがなショートよ。旅の先達として一つ助言すると、旅のコツは人を大切にする事じゃ。人は独りじゃ生きて行けん。だからこそ助け合い、信頼し合う事が肝要なんじゃ。それが他種族であっても、生まれた世界が違えども、じゃ」
口調通りの説教臭さ。ヤバい酒に酔った田舎の爺ちゃんに付き合わされてる気分だ。帰りてぇ~。
「裏切るなんて、もっての他」
オモイカネが言葉を妙に区切って此方を見る。…?なんだ?何が言いたいんだ?
「まぁ、デウスの手前じゃ。これ以上は言うまいて」
そうして意味深に言い含めたまま咳払いをして、さて、と続けた。
「ここからはデウスからの言伝じゃ。此度のお主の活躍、大義であったと。じゃが、この出来事でしばらくは下層でも緊張が続いて異世界人の排斥が叫ばれる可能性があるでな。マキナガルドから離れた方が良いとの事じゃ」
「それに関しては大丈夫。元から明日までの滞在予定だったから」
その予定でなければ元からこんな誰かから恨まれるような情報は流したりしないさ。
「そうか、なら心配ないかの。ワシらは付き添ってやれんから、一人で出るんじゃぞ」
…?何を言ってるんだ?
「話はこれで全部じゃ。後は好きにせい、二人ともな」
青い少女の虚像がノイズと共に消える。途端に背後から口が押さえられ、首を締め上げられる。
「静かになショート。表の奴に聞かれたくないのもそうだが、フェンリルもうるさいのが嫌いなんだ」
その声は…ロキ!?なんだってこんな!?
それを聞く間も無く、俺は部屋の暗闇の中へと引き摺り込まれた。
そして丁度良く部屋のドアがノックされ、ルームサービスが朝食を運んでくる。今日は糸状の海藻に添えられた一口サイズの小さな鳥の丸焼きと、モチモチとしたナンのような無発酵パン。サンドイッチにして食べると…んー海藻と鳥の内臓が臭くて味は微妙。だがまぁ下層で廃液すするよりはマシだ。
部屋の隅に置いてある冷蔵庫はかなり原始的でただ鉄の箱に氷を詰めただけの代物だが、その粗さが水筒に詰められた水を余計に旨くさせる。ついでに一緒に冷やされていたマンゴーのような果物も齧れば、つい昨日までマキナ人の汚物を汗水垂らしながらモップがけをしていたのが嘘のように思える。
あまり豊かな文化が無い世界だが、流石に神が動かす組織の賓客ともなれば文句の出ようがない待遇をしてくれる。
俺の清掃員として働きながら情報を外国人資本家に売るという生活には限界があった。
一つは三日という臨時雇用の期限の限界。ロキから提示されたのは1週間だから四日ほど足りないし、同じ様にゴーレムを壊す事を繰り返すのはリスクが高過ぎた。
もう一つは収入の限界だ。清掃員の仕事では金は貰えない契約だし、外国人資本家から貰う情報料は貴金属か彼らが使う自国の通貨で支払われる。上層では貨幣の存在が無く、下層でも水を貨幣とするような実験段階だ。この国でまともな寝床や食料と交換できる価値はそれらにはない。
となれば、俺はどうにかしてこの情報と寝床や食糧を直接マキナガルド内で交換してくれる人物を見つける必要があった。だが、いくら金持ちでもビジネスの情報一つでそこまで面倒見てくれる人間は中々いない。そこで目をつけたのが神、デウス・エクス・マキナだ。
彼やその直属機関なら何に換えてもレジスタンスの情報を欲しがるはず。むしろ国内の通貨が存在しない以上は相手が要求する物をそのまま呑むしかないのだ。今の俺にとってこれほど好都合な買い手はいない。
かくして、ブリッツにロキとの約束の日までの住食を要求し、今に至るという事だ。
まぁ…KGBよろしく尋問とかされる可能性がない事も無かったから、上手くいって良かったと思っているんだけど。
ロキと別れてから六日目、ブリッツから部屋を提供されて三日目。
その日の外は慌ただしかった。居場所を突き止めたデウスの軍隊がレジスタンスのアジトに向かっているらしい。大通りを工場機械の様に一糸乱れぬ足取りで重厚な装備を纏ったマキナ人が行進している。
これから下層では俺が提供した情報のせいで多くのマキナ人が殺されるのだろう。彼らに恨みがあるわけではない。だが思い入れも無い。所詮俺は異世界人、数日後には別世界に行くんだからこの世界がどうなろうと関係の無い話だ。
俺は何かから隠れるようにカーテンを閉じた。
夕方、ブリッツが部屋に訪れて来た。彼はいつも通り男型のゴーレムを連れており、玄関に立つなり深々頭を下げた。
「貴公の協力、感謝する。貴公の提供してくれたレジスタンスのアジトと未知の奇術の情報、今宵の勝利に大に役にたった」
どうやら今朝方の行進から半日も経たずして殲滅作戦は終えたようだ。せめて俺がマキナガルドを出た後ぐらいまでは抵抗して欲しかったなぁ…。
「この貢献に礼を言いたいとデウス様がお呼びになられている。神域までご同行願いたい」
ほぉ、神様直々に呼び出しか。コレは光栄なこった。このままこの国の官職につかないか?とか提案されたりして。
「分かった、向かうよ」
二つ返事で俺は爪先を外へと向けた。
これまでのイメージだと、デウスは神というより世界を統治する最高権力を持ったAIという感じだ。人々が崇拝をしたり神託や福音を残したりと言った一般的な神のイメージとは程遠い存在だと思っていたわけだが、実際彼と会うとなると向かうのは『教会に』なるんだとか。
俺がブリッツと向かったのは歯車と鉄パイプが絡み付いた鉄製の高いビル。とても教会っぽくない外観な上に、中は中央に巨大なデウスの銅像が建っているものの天井まで吹き抜けになったただのオフィスビルのようですらあった。
ブリッツ曰く、ココにある神室という部屋の中でこの世界の国民は神から仕事やその報償を受け取るらしい。
俺もブリッツに案内され、その部屋の前までやってきた。
「中は必ず一人で入る事が義務付けられている。だからココで一通り作法を説明しよう。中には一つレバーがある。だがすぐには引かず、そこでレバーの方を向いて一回、振り向いてもう一回敬礼をしてからレバーを引け。さすればデウス様と交信する事ができる」
「分かった、レバーを引く前に前後に敬礼、ね」
ブリッツが終わった後はと言付けをしようとしたが、残念俺はもう部屋の中に入ってしまった。
部屋の中は十分広いようだがほぼ真っ暗で、レバーの柄に取り付けられたランプだけが光ってる。
なんか礼儀作法があったような気がするけど忘れたわ、すまんなブリッツ。そう思いつつ間髪入れずにレバーを引いた。
暗闇の中で歯車が擦れ合う音がする。やがて蒸気が吹き上がったかと思うと、その蒸気をスクリーンに暗闇の中から差す青い光で少女の姿が映し出された。
産業革命から一気に数段飛んだ映像技術に驚きを隠せない。
映し出された少女は旅人の様なボロマントを纏い、日本人のような彫りの浅い、だが目は大きく黒い髪を結えた可愛らしい容姿だった。教会のフロントにデカデカと屹立していた雄々しい銅像とは似ても似つかない。コイツがデウス…?
「あーあー、聞こえとるかの」
映し出されない所にある場所に手を伸ばし、音声確認をする。そしてオホンと咳払いを1つして喋り始めた。
「ワシはデウス、の知り合いじゃ。名をオモイカネと言う。今日はたまたま日本語を喋る異世界人がいるとデウスから聞いてな。翻訳がてら話をできるよう取り次いで貰ったんじゃ」
「日本人!?君も日本からの転生者なのか!」
「そうじゃ、名前もどこかで聞いた事ないかの?」
いやそんな変な名前は全然知らないけど、日本人の転生者か!ロキと出会えた時のような感動で再び胸が弾む。
そうか知らんか…と少し悲しそうにぼやくオモイカネ。
「俺はナガイ・ショート。日本の千葉県出身だ」
「…?チバケン…とは?」
と首を傾げる少女。千葉県を知らない…?いや、変な名前だしもしかしたらその地名の無い過去か未来から時間軸がズレた日本からやってきたとか、そんなパターンかもしれない。
「まぁよい、まぁよい。久し振りに同郷と出会えた事がなによりじゃ」
彼女は満面の笑みで手を叩く。なんかさー、ラノベ的には年も割りかし近い若くて可愛い女の子の登場に心沸かせたい所なんだけどさー。この子の口調や仕草が妙に年寄り臭くてなんか恋愛対象として見れないのよねー。
「ショートよ。お主何故このマキナガルドに?」
「いやぁ自分でもよく分からなくて。いきなりこの世界に飛ばされてきたんだよ。なんとか同じ転生者の人に助けられたんだけど、元いた世界は消えてて帰れないし無一文だしで大変だったよ、ホント」
「そうかそうか、それは苦労したじゃろうて。ワシも転生したての頃はいつも生活の糧をいかにして手にいられるかに苦しむから、よくわかるぞ」
彼女がうんうんと相槌を打つ、けど今なんて?転生したての頃はいつも?何言ってんだこの少女。
「じゃがなショートよ。旅の先達として一つ助言すると、旅のコツは人を大切にする事じゃ。人は独りじゃ生きて行けん。だからこそ助け合い、信頼し合う事が肝要なんじゃ。それが他種族であっても、生まれた世界が違えども、じゃ」
口調通りの説教臭さ。ヤバい酒に酔った田舎の爺ちゃんに付き合わされてる気分だ。帰りてぇ~。
「裏切るなんて、もっての他」
オモイカネが言葉を妙に区切って此方を見る。…?なんだ?何が言いたいんだ?
「まぁ、デウスの手前じゃ。これ以上は言うまいて」
そうして意味深に言い含めたまま咳払いをして、さて、と続けた。
「ここからはデウスからの言伝じゃ。此度のお主の活躍、大義であったと。じゃが、この出来事でしばらくは下層でも緊張が続いて異世界人の排斥が叫ばれる可能性があるでな。マキナガルドから離れた方が良いとの事じゃ」
「それに関しては大丈夫。元から明日までの滞在予定だったから」
その予定でなければ元からこんな誰かから恨まれるような情報は流したりしないさ。
「そうか、なら心配ないかの。ワシらは付き添ってやれんから、一人で出るんじゃぞ」
…?何を言ってるんだ?
「話はこれで全部じゃ。後は好きにせい、二人ともな」
青い少女の虚像がノイズと共に消える。途端に背後から口が押さえられ、首を締め上げられる。
「静かになショート。表の奴に聞かれたくないのもそうだが、フェンリルもうるさいのが嫌いなんだ」
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