王様とただのおっさん。 入れ替ったら断頭台でした。異世界はキャットGPTとともに。

PYON

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第3章 ビリジアンテ連邦国

ビリジアンテ連邦国 アバドン議長08

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 わたしは講和会議の会場に入る。
 戦場のちょうど中間に設営されたテントだ。
 こっちは中隊に守られているのに、王国側はまわりに誰もいない。
 約束では100メートル以内に2人の護衛以外入らせないとなっている。
 しかし、遠くに戦車や長い銃を持った者たちが待機している。
 あれは反則ではないか。
 戦争では300メートル先の隊長の頭を次々と撃ちぬいたという。
 こっちは中隊を用意するぐらい当たりまえのことだ、。
 
 とりあえず、テントの中に入る。
 やはり、キャルロッテ王は2人しか連れていない。
 そして難しい顔をしている。

「20分遅れですね」
 キャルロッテ王は重苦しい声でいう。
 時間か。こういう時は遅れてきて相手をイラつかせるのがセオリー。
 
「それが何か?」
 わたしは、相手をイラつかせるようにわざととぼけて見せる。

「これがどれだけ重要な会議なのかわかっておられますよね。
 それに外が騒がしい。
 100メートル以内に2人の護衛と決めたはずですが」
 なんだ、この威圧感は。
 この前の講和会議の時の温和な感じがまるでない。

「大国のほうがルールを決めるのが普通です。
 そのルールはあなた方が一方的に決めたものです」
 わたしは反論する。
 怒れ、机でも叩いてくれたら、外の部隊を呼び込める。

「キャルロッテ王、どうしますか?
 わたしが外のやつらをかたずけてきますが」
 横にいる大きな護衛がキャルロッテ王の耳元で言う。
 ってこいつ見たことあるぞ。
 ダオウルフだ。
 
「いい。
 いざとなれば、戦車で吹っ飛ばす」
 落ち着いた様子で答えるキャルロッテ王。 
 
「それで、大国であるビリジアンテ連邦はこの講和にどれだけもの用意しているのですか?」
 キャルロッテ王はこっちを向く。
 凄い威圧感だ。
 思わず目を反らしてしまう。

「これで戦争をやめさせる。
 それと不可侵条約を結ばせていただく」
 そう、まだ戦争に負けたわけではない。
 兵を引くことを条件にこの戦争を終わらせる。
 これは双方にとって良い条件だ。
 わたしはキャルロッテ王を見る。
 
「話になりませんね。
 無駄な時間を使いました」
 キャルロッテ王はそう言って立ち上がるのだった。
 
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