王様とただのおっさん。 入れ替ったら断頭台でした。異世界はキャットGPTとともに。

PYON

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第4章 ミシディア共和国

ミシディア共和国科学大臣フェルマン03

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 宣戦布告は終わった。
 いよいよ開戦だ。
 まずあいさつ代わりにすごいのをお見舞いしてやる。
 
「主砲の準備をしろ!」
 巨大戦艦バルカンの主砲を一発放ってやろう。
 主砲に魔導エネルギーを充填する。
 その間に兵は照準を合わせる。
 
「エネルギー充填しました」
 魔導エネルギーが砲弾の後ろに貯まる。
 このエネルギーを放出することで砲弾を発射する。

「撃て!」
 わたしの合図で砲は火を吹く。
 砲弾は200メートル先の壁を直撃。
 10メートルにわたって壁が崩壊する。
 もちろん、その壁は軍の施設の壁だ。

 他の軍艦の大砲も火を吹く。
 ニャール王国の海軍基地を集中攻撃する。
 面白いほど攻撃は当たる。
 しかし、何の抵抗もしてこない。
 向こうにも大砲はあるはずだ。
 こっちの大砲に比べたらおもちゃみたいなものだろうがな。
 戦車とかいうのも現れない。
 そういえば、やつらの軍艦や巡洋艦が見当たらない。
 ここは海軍基地と聞いている。
 それなのに、船の数が異常に少ない。
 ニャールの海軍はそれほど強くない。
 だが、海軍がないわけではない。
 それより、大きな船はないが、小さな小回りのきく船を使うと聞いている。
 相手の船につけて兵士が乗り込み、相手の船をのっとるというやり方を得意とする。
 そのため、海賊と呼ばれている。

 あの大砲の威力を見て臆したのか。
 それもわからないではないが、手ごたえがなさすぎる。
 望遠鏡で壊した壁のあたりを見てみるが、人の気配はない。
 もしかして、逃げたのか。
 たしかに、バルカンの大砲に対抗する術はないかもしれない。
 それに、海からの攻撃は予想していなかったかもしれない。
 やつらは国境付近に戦力を集めているのだろう。
 だから、ここには大した兵はいない。
 完全に作戦勝ちだな。
 わたしは艦隊を港につけるように命令する。
 そう、できるだけ岸の方につけて、主砲によりこの町を破壊する。
 その上で、上陸しここを拠点として王都を攻めるのだ。
 とにかく、スピード勝負だ。
 わたしたちは戦艦バルカンを中心に港町に向かう。
 その行くてをふさぐものはなにもないのだった。
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