CHAICER~チェイサー~

キシメソ

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Part5.天敵の電子プレアエレクトロ編

第三話「裏切り」

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ロット:・・・・・・アタシを疑っているの・・

アレス:初めて会った時から あんたはずっと怪しいんだよ

ロット:何を言っているの・・・そんな・・ひどい・・っ・・

アレス:その部屋・・見せてもらいますよ 潔白ならボクを訴訟するなり好きにすればいい

ロット:アレスくん・・・あなたまた・・

アレス:落ち着いていますよ ボクにはさっきの考察も 自分の悪事を必死に誤魔化しているようにしか聞こえなかった

ロット:・・・・いいわよ 見ればいいわ

アレス:あんたが開けろ

ロットが研究室奥の扉の鍵を開ける

ロット:好きに調べなさい

アレス:その隙にボクを攻撃しようとしても無駄だぞ

ロット:さすがにアタシも腹が立つわ・・・仲間だと思っていたのに・・

アレス:・・・・・。

ロット:ここで何を見つけようとしているの どうなればアタシの疑いは晴れるの?

アレス:・・・・さすがになかなかボロは出さないか こうして喋っている間も・・

ロット:・・・っ

アレス:だがますます疑いは深いな あんたの性格上 こんな事を言われてショックを受ければ泣きそうなもんだ・・・ずいぶんと強気ですね

ロット:そんな事が証拠だって言いたいの?

アレス:三姉妹そろってタフなメンタルなのか・・猫被ってるのか・・

ロット:・・・・・。

しばらくしてアレスが部屋から出てくる

アレス:何も疑わしいものはないようですね

ロット:ええ 悪いけどアレスくん 相応の覚悟をしてもらうわよ

アレス:ところで なぜあのプレアの名前を知っているんですか

ロット:え・・・?お姉様から聞いたって言ったじゃない

アレス:それは違う 博士には決してプレアの名前は出さずに報告して欲しいと伝えてる

ロット:何よそれ・・そんなのお姉様が律儀に守るとでも・・?ッあなたとアタシとどっちが関係が深いと思ってるのよ

アレス:言ったかどうかは本人に聞けばわかる事だ

ロット:・・・・っ!!!

ロットの形相が険しくなる

アレス:プレアソリッドも あんたが進化させたんだな

ロット:初めはアタシの話に共感して納得する程度の頭のフリして・・・悪い子ね・・・っ

アレス:あんたほどじゃない ボクをナメるな

ロット:・・・・その時から確信していたのね ヒーローなんて辞めて警察でもやればいいのに

アレス:もう少し探りを入れたかったがな プレアソリッドの言っていた 近いうちに分かるって意味が・・ようやく疑念から確信になった

ロット:あの出来損ない・・・そんな事まで口を滑らせたのね・・・っ

アレス:ボクが吐かせた

ロット:アタシもあなたが初めからずっと苦手だったわ その目が・・・っ

アレス:何故こんな事をする あんたのせいでどれだけの被害が出たと思っている・・!

ロット:妹さんの事は気の毒だと思っているわ アタシはその時まだ関係ないけど

アレス:・・・っ!!

アレス チェイサーに変身

アレス:目的はボクらを チェイサーを殺す事か 理由は何だ!言わなければ死なない程度に鎖を叩き込み 刺し続ける

ロット:そんな暇があるかな

アレス:何?

ロット:あの時あなたを調べさせてもらってずっと考えた チェイサーを確実に仕留めるプレアにするにはどう進化させればいいか そしてまずは大元を潰さなきゃってね

アレス:何を言っているんだ?

ロット:今その新しいプレアは もうお姉様の研究所に着いた頃かな

アレス:何だと・・っ!

ロット:アタシなんか放っておいてお姉様を助けに行った方がいいんじゃない?

アレス:っ!!・・・・あそこには今カインがいる

ロット:ふふふふふふ・・っ!



フィートの研究所 カインとプレアエレクトロの交戦

カイン:・・・・っ・・・こいつ!!・・・何しやがった!?

プレアエレクトロ:もうお前らは勝てねぇ 俺様に近づくことも出来ねぇ・・!!

カイン:んのやろ・・っ!!

フィート:・・・電流・・?直接触れる事無く・・・電流を流してきた・・

カイン:!?・・・・・な・・・そんなのありかよ・・!?

プレアエレクトロ:さすが博士ェ 恐るべき思考と洞察だぜ!!俺様はプレアエレクトロ !!チェイサーを確実に仕留めるために進化させてもらった最強のプレアだ・・!!!

カイン:セリフはいかにもな雑魚なのに間違ってねぇ・・・っ

プレアエレクトロ:死んでもらうぜ フィート博士ァ!!!

カイン:くそっ・・!!

フィートへ放たれるプレアエレクトロの電流にカインが間一髪割り込む

フィート:カイン!!

カイン:がぁあああ・・っ!

プレアエレクトロ:っちぃ・・!諦めの悪ぃやつだなァ・・!!

カイン:逃げるぜ・・・捕まってろ博士・・!!

フィート:!?

カイン フィートを抱き上げてプレアエレクトロの入ってきた窓から飛び降り 地上30mを落下

フィート:ちょ・・・いやぁあああああーーーーー・・!

カイン:はぁあっ・・!!

カイン 壁面と地面に鎖を放って 衝撃を抑える

カイン:どわぁあ・・!

しかし着地が上手くいかず転んで倒れる二人

フィート:っ・・・・あ・・あんた無茶苦茶やるわね・・・!あとそこはビシッと決めなさいよ・・・!アタシが重いみたいじゃない・・っ

カイン:っ・・じゃあ今度練習させてくれ 逃げてくれ博士・・!あいつが来るまでに早く!!オレがなんとか倒す・・!

フィート:・・・っ・・・・わかったわ いい!?いつも言ってるけど ヤバくなったら退くのよ!!

カイン:おう・・っ

プレアエレクトロが降りて来る

プレアエレクトロ:待てコラぁああ・・・!!!

カイン:待ってるぜ オレだけな・・!!
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