僕の日常はいつも彼女に邪魔をされる。 私の日常はいつも彼を邪魔することである。

帰宅部部長

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一日目午後 予想はしていたが俺の部屋に侵入者

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  …。
俺の部屋に人がいる。
おかしいな。
一人部屋だよな?
しかも女子だよなこいつ。
そしてこの後ろ姿見覚えあるんだよな。
『あの、すいません、舞ちゃん?』
「あーーーー、やっと私の事名前で呼んでくれた。嬉しくて泣いちゃう~。」
『あー、そうですか、すいません、何で居るんですか?』
「さっき言わなかったっけ?また後でねって。」
『夜食買いに行ったら人居るって怖くないですか?』
「舞は全然?むしろ舞の部屋に彩都いたら私は嬉しいよ?」
『そうですか。てか、男子の部屋って入っていいの?』
「別に~、私は気にしないよ?別にエロ漫画がそこら辺に落ちてる訳じゃ無いし。ベットの下も何も無かったし。」
『ある訳ないだろ。それにあるとしても一日目だぞ?他の部屋の奴も多分出してないだろ。』
「じゃあ出掛けよう❤」
『じゃあの意味もわからないし、なんでそんな嬉しそうにキュンキュンさせながら言うの?』
「出掛けないの?」
『出掛けるの?』
「まだ2時前だよ?可愛い女の子居るんだよ?本当に出掛けないの?」
『もう2時だよ?可愛いけど女の子いるんだよ?本当に出掛けるの?』
「いいから!着替え出してあるから速くそのボロボロジャージを脱いで!」
『なんで着替え準備されてんの?勝手に開けないで!ボロボロ言うな。』
「そりゃあそうとでもしないと出掛けてくれないでしょ、鍵はされてなかったし、事実ボロボロでしょ?」
『うるさい。もういい。出掛けるから、早く出て。』
「なんで?」
『なんで?舞は馬鹿なの?俺の着替え準備したのは誰?俺に着替えろって言ったの誰だ?」
「舞だよ?だから何?今更彩都の裸なんて、どうも思わないし。」
『俺が嫌なんだよ!早く出て!』
「ま、舞は彩都に嫌われてたんだ…。」
『本当に外でないと嫌いになるぞ。てか、もう出掛けないぞ?』
よし居なくなった。着替えよう。


二分後

『行くか。』
「うん。彩都のパンツ黄色なんだね。」
『見てたのか。舞は変態になったんだな。』
「彩都は舞のパンツとか興味無いの?」
『じゃあ、楽しんで来いよ。おみやげ待ってるから。』
「ごめんなさい。もう言いません。」
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