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屋上
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しおりを挟む腰を高く上げて司郎を受け入れると、その圧倒的な存在感を感じてフェンスにすがり付く。
「あっあぁっ!…いっぱ…いっ…」
「いっ…ハナトっ締めんな!」
額に汗を浮かべた司郎が、葉人の腰を掴んでいた手を前にやり、先走りを滴らせる葉人のモノを扱き上げる。
「やぁっ……ぁ、あっイっちゃうっ!そ…なにした、ら…だめぇっ!!」
声を上げ、葉人は体内の司郎を更に締め上げながら白濁した液を撒き散らす。
同時に達したらしい司郎の熱で、体の奥に熱い感覚が残る。
「ぁ…ふぅ……ぅ…」
「きっつい……おい。まだ満足してねぇのか?」
「ぅ…?」
悦楽を浮かべた蕩けた顔で振り返り、舌を差し出すようにして唇を舐める葉人を見て、司郎の眉間に皺が寄る。
「とんだインランだなっ!おらっもっとしっかり踏ん張れっ」
「はぁっ……ぅん…」
葉人の腰を掴み直し、2、3回腰を打ち付ける内に硬度を取り戻した逸物で攻め立てるように突き上げる。
「ぁっ!!…あぁんっ」
曇天から落ちてくる鈍い光を見ながら、葉人の意識は司郎の攻め立てによって暗転していった。
煙草の臭いが鼻をついた。
「ん…」
「やっと起きたか?」
司郎の声に顔を上げると、投げ出された司郎の足の間で、すがるように寝かされていた事に気がついた。
フェンスにもたれながら、気だるげに紫煙を燻らせている司郎がにやりと笑う。
「オレ…寝て……?」
「ヤってる相手がキゼツしたのって初めてなんだけど?お前、どんなけ感度いいんだ?」
「そ…そんなこと……」
きゅっと煙草を消すと、葉人の体を押し退ける。
「おい、俺のシャツ返せ」
「え?あっ!?」
自分とコンクリートの間で皺を作っているシャツに気がつき、慌てて立ち上がる。
「すみませんっ下敷きにしちゃってて…、皺が…」
「気にすんな」
そう言いながら体を起こすと、司郎は皺だらけのシャツを着てベルトを締め直す。
「…」
葉人の視線が、名残惜しそうにそれを追った。
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