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二人
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しおりを挟む司郎が母親が寝ていると言ったので起き出す事も憚られ、葉人は司郎のベッドの上でごろりと寝返りを打った。
「先輩…遅い……な」
すぐに帰ると言っていたが、あれから随分と時間が経っていた。
ただ寝るしかできない葉人にとって、時計の針はなかなか進むものではなく…退屈でしかたがなかった。
ベッドから手を伸ばし、辺りの雑誌を摘まみ上げる。
「わっ」
たぷんと揺れる大きな乳も露な女性の姿に、葉人は驚いてそれを放り出す。
ぱさりと落ちて開いたその雑誌には、女性の裸体が艶めかしく写っていた。
「…先輩、こんなの…読むの?」
ぺらぺらと捲るも、ドキドキはするがそれは性的な鼓動ではなく、こんな雑誌もあるのかと言った好奇心に近いそれだった。
大きな胸の女性達が大胆なポーズをとり、誘うような目で見つめている。
「……胸、ある方がいいのかな?」
表紙を見ると爆乳特集とあり、当然ながらぺったりとした自分の胸と見比べていると、自然と眉が八の字になる。
摘まんでみようとするも、肉のついていないその胸は摘まめるところ等なく…
執拗とも言えるほどにそこを責められた時の事を思い出してかぁっと顔に血が上った。
「あれって…大きくしようとしてたのかな…」
素養から言ってそんな事は有り得ないのに、なんとなく葉人はむきになって胸を摘まみ上げてみる。
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